自らの脳でアルコールとの関係を調査
実験は、愛知県岡崎市にある自然科学研究機構 生理学研究所のとある実験室で行われました。
この生理学研究所は、ヒトのからだと脳の働きを大学と共同して研究し、そのための研究者を育成している唯一の研究所です。
窓からは岡崎城の天守閣や桜も望めるという風光明媚な実験室。
しかし、これから清水が体験するのは、そんなのどかな感じではなさそうです。
まず頭には脳波を測定する端子を、頭をぐるっと1周するように10ヶ所貼り付けられます。
その端子からはカラフルな細いコードが伸び、脳波を測定する機械に繋がっています。
あくまで仕事ですから
いったいどんな実験なんでしょう。
准教授の木田哲夫さんいわく「酔っ払いの典型的な脳波を観測します」とのこと。
この状況でアルコールを摂取する清水。
すると気分がハイになり、リラックス時に増えると言われる「アルファ波」がよく出てきます。
さらに飲み続けると、大きく緩やかな「徐波成分」が出てきて眠くなりやすくなるのことですが、清水自身もこの現象をしっかり観測できました。
朝早くからアルコールを摂取するという羨ま…もとい貴重な体験をした清水。
帰りのレインボーカーの運転は、この春から34期レポートドライバーとして加入した石坂窓花が担当しましたのでご安心下さい。
なお、この今回の特集「脳とアルコール~東海地方の人たちは人類進化のひとつの頂点~」については、明日4/10公開の記事で詳しく触れる予定です。
お楽しみに!
●取材先
自然科学研究機構 生理学研究所
岡崎市明大寺町字西郷中38