『北野誠のズバリサタデー』、お笑い芸人の工作太朗が気になる場所や人に取材を行う「工作員潜入レポート」のコーナー。
1月9日の放送では、エロ本収集家のteeさんが開催した「珍奇本展覧会」の様子をレポートしました。
「中学生がそのまま大人になったような」というほど、エロへの造詣が深いteeさんのコレクションの数々を、工作が解説します。
あぶり出しヌードに飛び出すヌード?「珍奇本展覧会」で昭和のエロ本を堪能!
エログロナンセンス満載「カストリ雑誌」
teeさんの「珍奇本展覧会」が開催されていたのは、栄の特殊書店「Bibliomania(ビブリオマニア)」。
2畳ほどのペースに昭和の古本がずらりと並べられています。
まずは昭和26年発刊の『愛情生活 臨時増刊』。
これは戦後の出版自由化によって出された“カストリ雑誌”、いわゆる大衆的娯楽雑誌です。
性的な事件や残虐な事件の写真や四コマ漫画などが掲載されているなど、エログロナンセンスが満載だった時代を垣間見ることができたと工作。
2畳ほどのペースに昭和の古本がずらりと並べられています。
まずは昭和26年発刊の『愛情生活 臨時増刊』。
これは戦後の出版自由化によって出された“カストリ雑誌”、いわゆる大衆的娯楽雑誌です。
性的な事件や残虐な事件の写真や四コマ漫画などが掲載されているなど、エログロナンセンスが満載だった時代を垣間見ることができたと工作。
乗馬ヌードにレンガ咥えヌード?
昭和34年発刊の『ユーモアグラフ』。
このころになると、ローラースケートヌード、乗馬ヌード、レンガを咥えたヌードなど、エロにエンタメ性が強く現れるようになります。
「おもしろいんだけど、よくわからない。これがエロ本なのかな?」と不思議がる工作に、「ただ単に全裸を撮るんじゃなくて、そこにワンクッションおくことに終始した時代ですね」と北野誠。
昭和41年発刊の『立体グラフ』は、付録の赤と青の3Dメガネを装着することで「裸が浮かびあがる」というもの。
ところがこれは「安っぽいんですよ。目は疲れるし」と工作。「ただただ『想像力次第』という安っぽさ」と苦笑いです。
このころになると、ローラースケートヌード、乗馬ヌード、レンガを咥えたヌードなど、エロにエンタメ性が強く現れるようになります。
「おもしろいんだけど、よくわからない。これがエロ本なのかな?」と不思議がる工作に、「ただ単に全裸を撮るんじゃなくて、そこにワンクッションおくことに終始した時代ですね」と北野誠。
昭和41年発刊の『立体グラフ』は、付録の赤と青の3Dメガネを装着することで「裸が浮かびあがる」というもの。
ところがこれは「安っぽいんですよ。目は疲れるし」と工作。「ただただ『想像力次第』という安っぽさ」と苦笑いです。
行為時に化学調味料を?
昭和46年に発刊されたのは『あぶり出しエロ本』。
本に水を付けると、絵のヌードが浮かび上がってきます。
昭和48年発刊の『週刊実話旋風』の頃から、「今の週刊誌に近い。胡散臭い話がたくさん出てくる」と工作。
「男女が行為をするときに某化学調味料を塗り込むと、ひと味もふた味も違っていい」という謎の情報も掲載されていたんだとか。
昭和56年の『大阪ノーパン喫茶』は、ノーパン喫茶情報が満載。
北野は「あー時代感じるね」と懐かしがります。
「歴史が学べるな。昭和レトロな感じも味があっていい」と、teeさんのコレクションに大満足の工作。
本に水を付けると、絵のヌードが浮かび上がってきます。
昭和48年発刊の『週刊実話旋風』の頃から、「今の週刊誌に近い。胡散臭い話がたくさん出てくる」と工作。
「男女が行為をするときに某化学調味料を塗り込むと、ひと味もふた味も違っていい」という謎の情報も掲載されていたんだとか。
昭和56年の『大阪ノーパン喫茶』は、ノーパン喫茶情報が満載。
北野は「あー時代感じるね」と懐かしがります。
「歴史が学べるな。昭和レトロな感じも味があっていい」と、teeさんのコレクションに大満足の工作。
「実は4股中。(内緒)」
teeさんが20年かけて集めた珍奇本は、昭和のものを中心に約2500冊。
カストリ雑誌に出会い、そのデザイン性と内容のすごさに圧倒されたことが収集を始めたきっかけなんだそう。
「最近のものはありますか?」と尋ねた工作にteeさんが紹介してくれたのは、『夜の落書き帳』。
これは徳島のタウン誌にある人気コーナー。ラブホテルに置いてある自由帳をまとめたものです。
「彼女は3股していました。1遠距離の彼、これが本命。2不倫。3セフレ。ちなみに僕は3だったんですが、現在は本命になりました!心身共に相性バッチシ!」
喜びに満ちたこの書き込みの下に、「ちなみに彼は自分が勝ち取ったと思っていますが、私は今、実は4股中。(内緒)」という女性の小さな文字。
カストリ雑誌に出会い、そのデザイン性と内容のすごさに圧倒されたことが収集を始めたきっかけなんだそう。
「最近のものはありますか?」と尋ねた工作にteeさんが紹介してくれたのは、『夜の落書き帳』。
これは徳島のタウン誌にある人気コーナー。ラブホテルに置いてある自由帳をまとめたものです。
「彼女は3股していました。1遠距離の彼、これが本命。2不倫。3セフレ。ちなみに僕は3だったんですが、現在は本命になりました!心身共に相性バッチシ!」
喜びに満ちたこの書き込みの下に、「ちなみに彼は自分が勝ち取ったと思っていますが、私は今、実は4股中。(内緒)」という女性の小さな文字。
夫婦最後の夜に
「骨を折ったときに関係を結びました。もちろん病室です。今日はホテルですが、彼女はナース服でお医者さんごっこしてます」という書き込みの下には、「病室で私から誘っちゃいました。あのスリルたまらない。もう1回入院してくれないかな」と、恐らく現役ナースであろうの女性の書き込み。
「実は夫婦として一緒にいるのは今日が最後なんです。いろいろあって離婚することになりました。けど離婚した後でもずっと付き合っていくつもりで、また始めからやり直し、もう1回旦那と再婚したいと思います。夫婦最後の日に夜の落書き帳に会えてよかったです」
こういった、複雑な事情がありそうな書き込みも。
「実は夫婦として一緒にいるのは今日が最後なんです。いろいろあって離婚することになりました。けど離婚した後でもずっと付き合っていくつもりで、また始めからやり直し、もう1回旦那と再婚したいと思います。夫婦最後の日に夜の落書き帳に会えてよかったです」
こういった、複雑な事情がありそうな書き込みも。
「最近のエロ本はおもしろくないでしょう。ただヌード写真が載っていればいいというものではない。僕が集めている昭和のエロ本にはユーモアがたくさん。ただエロいだけじゃなく楽しませてくれる」とteeさん。
「今のエロ本はエロ本の活路を見いだせていない感じがするから、紙媒体はもうすぐ終わってしまうのでは」と危惧しているそうです。
次の予定のため展覧会をあとにしようとした工作に「まだ見せたかった本があったんですけど、残念ですね」とteeさん。
その手に握りしめられていたのは『山でウンコをする方法』だったんだとか…
エロ本のみならず、さまざまな珍奇本を集めているteeさん。
そんなteeさんの著書『tee氏の昭和エロ本伝説』はビブリオマニアでも購入できます。
昭和のディープなエロを堪能したい方、必見です。
(minto/撮影:工作太朗)
「今のエロ本はエロ本の活路を見いだせていない感じがするから、紙媒体はもうすぐ終わってしまうのでは」と危惧しているそうです。
次の予定のため展覧会をあとにしようとした工作に「まだ見せたかった本があったんですけど、残念ですね」とteeさん。
その手に握りしめられていたのは『山でウンコをする方法』だったんだとか…
エロ本のみならず、さまざまな珍奇本を集めているteeさん。
そんなteeさんの著書『tee氏の昭和エロ本伝説』はビブリオマニアでも購入できます。
昭和のディープなエロを堪能したい方、必見です。
(minto/撮影:工作太朗)
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