12月26日放送、今年最後の『北野誠のズバリサタデー』は年末スペシャル。
「明石家さんま大研究」と題して、書籍『明石家さんまヒストリー1 1955~1981 明石家さんまの誕生』の著者、フリーライターで明石家さんま研究家のエムカクさんを迎えてお話をうかがいました。
北野誠から“明石家さんまストーカー”と紹介されたエムカクさん。
さんまさんに関する本を出版するに至った軌跡について語ってくれました。
水道橋博士からのTwitterスカウト
エムカクさんがさんまさんについての連載を始めたのは、7年前。
「水道橋博士のメルマ旬報」というメールマガジンからでした。
10年ほど前から、Twitterでさんまさんの情報をツイートしていたエムカクさん。
そのツイートを発見した博士さんが、TwitterのDMでエムカクさんに声をかけたことがきっかけでした。
「Twitterスカウト!トランプ大統領みたいですね!」と驚く大川豊総裁。
エムカクさんがさんまさんに興味を抱いたのは、今から27年前のハタチのとき。
さんまさんのラジオで「活字では残さない」という発言を耳にしたとき、「自分でさんまさんのエピソードを記録していこう」と心に決めたといいます。
さんまさんが出演した番組をすべてチェック、ライブにも出向き、昔の雑誌をすべて集めるなどしてさまざまな情報を本にまとめています。
何千もの雑誌記事を取り寄せ
『MBSヤングタウン』『痛快!明石家電視台』など、出演番組はもちろんすべて保存。
『明石家さんまヒストリー1 1955~1981 明石家さんまの誕生』では、廃刊となった『週刊宝石』での対談にも触れています。
「多分、明石家さんまさん本人が忘れてるようなこともここに書かれてる」と北野。
これらの記事は、なんと国会図書館から集めたというエムカクさん。
雑誌専門図書館「大宅壮一文庫」の検索機能で「明石家さんま」と検索して情報を検索。
そのひとつひとつを国会図書館に申請して、郵送で取り寄せたそうです。
一度に申請できるのは30件までのため、何年も「届いたら申請」の繰り返し。
何千という雑誌記事を取り寄せ、情報と照合し、事実をまとめたといいます。
ノート130冊に及ぶ書き起こし
当初、エムカクさんはさんまさんのラジオ番組での発言はすべてノートに記録していました。
思わず「写経!?」と叫ぶ大川総裁。
ノートの数は130冊を超えていました。
さんまさん特有の引き笑い「ヒャーヒャー」の文字起こしが気になった北野でしたが、「それはさすがに(笑)で」とエムカクさん。
早口なさんまさんの言葉を残すのはとても大変で、巻き戻しては再生を繰り返したため、何台ものテープレコーダーを壊してしまったんだそう。
さんまさんに手渡し!
エムカクさんの存在をさんまさんに知ってもらったのは、10年ほど前。
まとまってきたさんまさんの年表を見てもらいたいという気持ちから、「さんまさんの1年間の活動記録」を直接渡し始めたといいます。
『痛快!明石家電視台』の収録日をねらい、新大阪駅からさんまさんと一緒に新幹線に乗り込んで、直接渡していたというエムカクさん。
エムカクさんは大阪在住のため、京都で下車。その間わずか十数分です。
これ以降、さんまさんにエムカクさんの存在が知られるようになったのでした。
(minto)
北野誠のズバリ
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2020年12月26日10時23分~抜粋