大正4年(1915年)、開拓民として北海道に移住してきた人々をヒグマが襲い、開拓民8名が死亡、3人が負傷したという凄惨な事件がありました。
10月6日放送の『北野誠のズバリ』では、事件現場だった場所に当時の様子を復元した「三毛別羆(ひぐま)事件復元地」を訪れた松原タニシが、事件の詳細と現場の現在の様子について語りました。
松原タニシ、「三毛別羆(ひぐま)事件」の現場で謎の力を得る?
冬眠に失敗した「穴持たず」
クマの獣害としては日本最悪の被害となった「三毛別羆事件」が起こったのは、北海道苫前郡苫前町、当時の苫前村三毛別。
松原は札幌から4時間ほど車を走らせ、まずは「苫前町郷土資料館」で事件について学びました。
北海道苫前郡苫前町、当時の苫前村三毛別では、開拓民として北海道に移住してきた人々が山奥に集落をつくり、林業などを営んでいました。
男性衆が木材の伐採に行っている時に、留守番をしていた女性とこどもがヒグマの被害に遭ってしまいます。
事件が起こったのは12月。
本来であれば熊は冬眠しているはずですが、このヒグマは「穴持たず」という、なんらかの理由で冬眠に失敗してしまったヒグマだと考えられています。
松原は札幌から4時間ほど車を走らせ、まずは「苫前町郷土資料館」で事件について学びました。
北海道苫前郡苫前町、当時の苫前村三毛別では、開拓民として北海道に移住してきた人々が山奥に集落をつくり、林業などを営んでいました。
男性衆が木材の伐採に行っている時に、留守番をしていた女性とこどもがヒグマの被害に遭ってしまいます。
事件が起こったのは12月。
本来であれば熊は冬眠しているはずですが、このヒグマは「穴持たず」という、なんらかの理由で冬眠に失敗してしまったヒグマだと考えられています。
胎児が引きずり出され…
留守を守っていた女性とこどもをヒグマが食い殺すという悲劇のあと、村の人たちがお通夜をしていた最中に再度ヒグマが襲ってきます。
なんとか追い返したものの、離れた場所にある別の家をヒグマが襲い、そこにいた女性とこどもたちを次々と襲いました。
その中には、こどもを身ごもって女性も…。女性はお腹を割かれ、胎児が引きずり出されていたといいます。
まさに惨劇です。
伝説のマタギと呼ばれる山本兵吉さんが、3メートルを越すこの大きなヒグマを見事猟銃で射殺。
しかしヒグマの遺体を運んでいる時に、突然猛吹雪に襲われてしまいます。
これが「神が起こした現象」といわれている「熊風」です。
ヒグマはアイヌの人たちにとっては神様といわれている存在ですが、人を食べるヒグマは悪い神様。
この「熊風」は、その悪い神様の祟りではないかといわれているそうです。
なんとか追い返したものの、離れた場所にある別の家をヒグマが襲い、そこにいた女性とこどもたちを次々と襲いました。
その中には、こどもを身ごもって女性も…。女性はお腹を割かれ、胎児が引きずり出されていたといいます。
まさに惨劇です。
伝説のマタギと呼ばれる山本兵吉さんが、3メートルを越すこの大きなヒグマを見事猟銃で射殺。
しかしヒグマの遺体を運んでいる時に、突然猛吹雪に襲われてしまいます。
これが「神が起こした現象」といわれている「熊風」です。
ヒグマはアイヌの人たちにとっては神様といわれている存在ですが、人を食べるヒグマは悪い神様。
この「熊風」は、その悪い神様の祟りではないかといわれているそうです。
なぜかほのぼの「ベア・ロード」
事件について学んだ松原は、実際に事件が起こった場所のほど近くにある「三毛別羆事件復元地」へ向かいました。
松原が気になったのは、現地へ向かう途中の道路「ベア・ロード」。
大惨劇があった場所へ誘うその道中には、かわいい親子熊のイラストや、クマのプーさんに似ているイラストなどなど、のどかな熊のイラストが満載だったというのです。
「さっき聞いた話との温度差がありすぎ!」と、戸惑う佐藤実絵子。
途中にある三渓神社には、この事件で犠牲となった方々の慰霊碑があります。
その近くには「はいって死んでもしらない」「はいったら100万円もらう」といった、恐怖を増長させるような看板も。
松原が気になったのは、現地へ向かう途中の道路「ベア・ロード」。
大惨劇があった場所へ誘うその道中には、かわいい親子熊のイラストや、クマのプーさんに似ているイラストなどなど、のどかな熊のイラストが満載だったというのです。
「さっき聞いた話との温度差がありすぎ!」と、戸惑う佐藤実絵子。
途中にある三渓神社には、この事件で犠牲となった方々の慰霊碑があります。
その近くには「はいって死んでもしらない」「はいったら100万円もらう」といった、恐怖を増長させるような看板も。
「うわっ!クマ出たー!」
松原が「三毛別羆事件復元地」に到着したのは夕刻、あたりはすでに暗闇に包まれていました。
そんな中、「この付近でヒグマの目撃情報が寄せられております。見学される方は、十分注意されるようお願いします」という最も恐ろしい看板を見つけてしまう松原。
「クマまだ出るの?」と恐怖を感じた瞬間、松原は暗闇の中に黒い塊の存在を認識します。
「うわっ!クマ出たー!」と恐れおののいた松原でしたが、それはヒグマのレプリカでした。
そこでは、被害にあった開拓小屋の複製と、柵の向こう側から3メートル40センチものヒグマの模型が襲う様子が再現されています。
ヒグマの引っかき跡や足跡、熊穴もあり、「リアルに想像したら、めちゃくちゃこわいやろうな」と、当時の恐怖を感じとった松原。
そんな中、「この付近でヒグマの目撃情報が寄せられております。見学される方は、十分注意されるようお願いします」という最も恐ろしい看板を見つけてしまう松原。
「クマまだ出るの?」と恐怖を感じた瞬間、松原は暗闇の中に黒い塊の存在を認識します。
「うわっ!クマ出たー!」と恐れおののいた松原でしたが、それはヒグマのレプリカでした。
そこでは、被害にあった開拓小屋の複製と、柵の向こう側から3メートル40センチものヒグマの模型が襲う様子が再現されています。
ヒグマの引っかき跡や足跡、熊穴もあり、「リアルに想像したら、めちゃくちゃこわいやろうな」と、当時の恐怖を感じとった松原。
熊風を巻き起こす男
このあと松原が訪れたのは、少し離れた場所にある「大雪山ベアーセンター」。
ここには飼いならされたクマがたくさんいて、餌をあげることができます。
餌売り場のお姉さんから「あっ!松原タニシさんですか!」と言われたという松原。
その名は北海道のクマ牧場にも轟いているようです。
「ここのクマはなんでも食べるんで、好きなだけ餌をあげてください」と言われ、松原は早速餌やりに挑戦します。
餌をもらおうと立ち上がり、かわいらしく手拍子をするクマを見て、「こんなかわいいクマが惨劇を…」と、どうしても事件と結びつけてしまう松原。
そんな松原が餌を投げた瞬間、なんと大雨が振り出します。
「あっ!これは熊風だ!」と感じたという松原。
どうやら松原、クマに餌をあげるだけで熊風を巻き起こす力を得てしまったよう?
三毛別で「野生のクマの恐ろしさを体感してみてはいかがでしょうか」と提案する松原でした。
(minto)
ここには飼いならされたクマがたくさんいて、餌をあげることができます。
餌売り場のお姉さんから「あっ!松原タニシさんですか!」と言われたという松原。
その名は北海道のクマ牧場にも轟いているようです。
「ここのクマはなんでも食べるんで、好きなだけ餌をあげてください」と言われ、松原は早速餌やりに挑戦します。
餌をもらおうと立ち上がり、かわいらしく手拍子をするクマを見て、「こんなかわいいクマが惨劇を…」と、どうしても事件と結びつけてしまう松原。
そんな松原が餌を投げた瞬間、なんと大雨が振り出します。
「あっ!これは熊風だ!」と感じたという松原。
どうやら松原、クマに餌をあげるだけで熊風を巻き起こす力を得てしまったよう?
三毛別で「野生のクマの恐ろしさを体感してみてはいかがでしょうか」と提案する松原でした。
(minto)
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