「一般社団法人 日本唐揚協会」の創業者であり、会長兼理事長のやすひさてっぺいさん。
公開から半年間で1,000人以上の「カラアゲニスト(会員)」を集め、2020年9月現在で16万人という振興協会最大の組織「日本唐揚協会」を運営。さらに今年、新たに「協会協会」も立ち上げています。
9月21日放送の『北野誠のズバリ』では、各界から注目を集める、やすひささんにお話を伺いました。
唐揚げのポテンシャル
やすひささんによると「日本唐揚協会」は、「唐揚げを通じて世界平和を目指す団体」。
唐揚げを広めるため、各地で「からあげフェスティバル」や「からあげカーニバル」といったイベントや、今一番おいしい唐揚げを競う「からあげグランプリ」を開催。
さらには唐揚げを語れる人を増やす検定試験「唐揚検定」も実施しています。
唐揚協会立ち上げのきっかけは、「唐揚げが好きだった」ということがまずひとつ。
さらに、当時の取引先の社長を話をしている時に唐揚げで意気投合し、「人と人とを繋げる唐揚げって、すごいポテンシャルあるな」と思ったことでした。
唐揚げのファンクラブを探したものの見つからなかったため、自分で作ることにしたといいます。
その社長と2人で唐揚協会を立ち上げ、HPで検定試験を公開したところ、合格者が半年でなんと1,000人超え!
今現在、「唐揚検定」の合格者はなんと16万人。ものすごい勢いで、その人数を伸ばしています。
「唐揚げの聖地」が聖地たる理由
やすひささんは、多い時には10万人を集める唐揚げイベント「からあげカーニバル」と「からあげフェスティバル」を唐揚げの聖地・大分県中津市で開催しています。
「唐揚げの聖地」について疑問を持った北野誠に、「中津市やその隣の宇佐市では、お家で唐揚げを揚げないんですね」と、やすひささん。
「お寿司屋さんが寿司を握るのと同じように、唐揚げ屋さんが唐揚げを揚げる」のが普通で、家庭で唐揚げを揚げることはないんだそう。
中津には唐揚げ専門店が100店以上もあり、これはコンビニよりも多い数字。
「そういうところは聖地として認めざるをえないなということで、協会して認めさせていただきました」と教えてくれました。
唐揚協会では、ローソンの「からあげクン」や、ニチレイの「からあげチキン」といった商品のプロデュースも行っているそうです。
新団体「日本協会協会」って?
さまざまな唐揚げの啓蒙活動を行うかたわら、さまざまな協会と協会を結んだり、協会運営をサポートする協会を今年設立したと語るやすひささん。
その協会の名は「日本協会協会」。
やすひささんによると、「日本協会協会」とは協会同士が力を合わせられる世界を実現するための団体。
「協会はそもそも"想い"が詰まったものなので、それ同士が繋がることでさらに広がっていって、思いが詰まった世界平和が実現できるという風に考えている」とやすひささん。
協会運営をしている人はもちろん、これからコミュニティや協会を運営していきたい人たちがお互いの情報交換をして、自分の協会に活かしていくという交流会を毎月オンラインで実施しているそうです。
協会は「想い」のための組織
現在進んでいるのは、唐揚協会と「日本あんこ協会」とのコラボレーション。
「唐揚げとあんこで何か組めないか」と、トルコのアンカラで何かしようという話をしているところなんだそう。
アンカラ、つまり「あんこ&唐揚げ」!まさかのダジャレです。
日本あんこ協会は、8,000人を擁する大きな協会なんだとか。
やすひささんによると、株式会社は「株主のための組織」ですが、協会は「想いのための組織」。
会員ひとりひとりの想いが、ひとつの形になったもの。それが協会だということです。
「ガチ協会」と「ファン協会」
〇〇協会は、膨大な数があります。
有名なのは、日本放送協会や日本相撲協会といった「ガチ協会」ですが、唐揚げ、カレーパン、あんこなどの「ファン協会」も、まだ数は少ないものの増えてきているといいます。
やりたいことや好きなことのために集まってやっているものに関しては、人は一生懸命応援してくれるものの、最後にお金が出てくると「なんだ結局お金かよ」と心が離れてしまうことも。
お金を手に入れるような流れではなく、好きなもの、楽しいもの、やりたいことのために集まってきた仲間たちがコミュニティという小さな組織をつくり、そのコミュニティの最終形が「協会」だということです。
「言い出しっぺが頑張ってやっていけば、最終的には協会にはなる」と、やすひささん。
助け合いの世の中のために
協会をつくるポイントは3つ。
声高に名乗ること、名刺を配ること、HPをつくること。
この3つさえ押さえておけば、協会はつくれるということです。
ポイントは「好きだからやっちゃう」という、自然な気持ちだといいます。
協会協会としての今後の展望は、「全人類、なんかしらの協会に属している世界をつくる」ということ。
「唐揚げ好きで、あんこ好きで、両方入ってもいいですし。好きな遊びでもいいんですけど。さまざまな繋がりができてくることによって横の連帯が強まって、古きよき日本のような、"助け合いの世の中"にできるんじゃないか」と語るやすひささん。
「一度、自分の好きな趣味で協会があるか調べてみよう、皆さん!」と提案した北野でした。
アンカラでのイベントの成功をお祈りします!
(minto)
北野誠のズバリ
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2020年09月21日13時24分~抜粋