北野誠のズバリ

1000年以上続く安倍晴明直系「陰陽道」が断絶の危機!

野村萬斎さん主演の映画『陰陽師』や、フィギュアスケートの羽生結弦さんが曲を使用していることなどで世間に広まった安倍晴明(あべのせいめい)。

陰陽道は現在も脈々と1,000年以上受け継がれているのですが、断絶の危機に直面しています。

2月28日放送『北野誠のズバリ』では、この話題を元にパーソナリティーの北野誠、片山淳子と、京都が地元のITジャーナリスト・井上トシユキの3人でトークを展開しました。

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断絶で全国の神社も困ることに

中日新聞の記事によりますと、断絶の可能性が出てきたのは、これまでは安倍氏直系の土御門(つちみかど)家と、土御門家と関係が深い藤田家が継承してきましたが、両家の子孫とも継承の意思がないため。

現在の陰陽道の主な仕事は暦を作ることで、全国の神社から買い求めるものですが、中国から伝わった天文表を読み解きながら運勢を書き記す作業は難しく、星によって吉凶を表す暦づくりが途絶える可能性が出ているのです。

ちなみに京都には晴明神社があり、羽生さんのファンなどが多数訪れていますが、平安時代に生まれた陰陽道は賀茂家と安倍家があり、有名な上賀茂神社と下鴨神社は、賀茂家の神様を祀っています。

また、2000年代の初頭に起きた安倍晴明ブームですが、安倍晴明はあまり歴史的に記録されていないために謎の部分が多く、ファンタジー色が強いイメージが先行してしまっています。

それだけに偽の歴史が広まる一方で、正統の後継者が断絶してしまうという危険性も指摘されています。
 

セイメイの危機?

このニュースを踏まえて、ここからダジャレ好きの井上が、続々とダジャレを差しはさんできます。

井上「安倍さん絡みで"生命の危機"が。新型コロナウイルスに続いてダブルですけど」

北野「ダジャレ言うてる場合やないねん」

片山「……。うちのお母さんたちも困ってはるのよ。神社から毎年もらってきて、使ってる。暦(こよみ)」

井上「耳にちょっと入れて、水抜くやつ」

片山「こより。…松岡ちゃん(井上と毎週共演している松岡亜矢子)来てー!どうしたらいいんですかね」

北野「カプセル怪獣松岡をいつもしのばせとかなアカン」

井上と共演することが少ない片山は、リアクションに困った様子を見せていました。
 

陰陽道を継いでもらいたい人は

晴明神社に限らず、今は全国で多くの神社やお寺で後継者がいないという課題に直面していて、中日新聞の記事では、現在受け継がれている藤田義仁さんが、「私どもとつながりのある人や、土地になじめる人で、誰か担ってくれたら」と語られています。

北野「ここはトシユキ。京都やがな。今から神社庁に行って『修行させてもらいます』と」

井上「僕が世話になっている人が國學院大學の出身で、今後継者に困ってる神社に國學院出の人を派遣するって聞きましたよ。中継ぎみたいな感じで」

ただ、安倍晴明直系の陰陽道を受け継ぐのであれば、正統な後継者が必要ですが、ここで北野が考えたアイデアは……。

北野「(お笑い的な発想でいえば)羽生くんが"神職"に就いて晴明神社を継いでくれたら」

片山「それだったら大盛りあがり」

井上「"寝食"を忘れて勉強してもらって」

とうとう最後に片山は、「神職の姿がきれいで似合いそうやなって言おうと思ってたのに、邪魔せんといて!」とクレームを入れていました。
(岡本)
 
北野誠のズバリ
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2020年02月28日13時23分~抜粋

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