北野誠のズバリ

大友康平が語る「デビュー3年で実現した武道館公演は失敗だった」!?

7月15日放送『北野誠のズバリ』は海の日の特別企画で、ゲストにミュージシャンで俳優の大友康平さんが登場しました。
北野とはかつて、関西で放送されたHOUND DOGのドキュメンタリー番組で共演して以来の旧知の仲です。

今回は大友さんが音楽を志したきっかけや、HOUND DOGのデビュー秘話などについて、3時間の放送の中で語りました。
数多くのエピソードから、ここではHOUND DOGが初めて武道館でライブを行った時の回想について取りあげます。

わずか3年で武道館公演を実現!

HOUND DOGは大友さんが大学在学中の1976年に結成。1980年に『嵐の金曜日』でデビューを果たし、有線ではランクインするものの、意外にもレコードのヒットチャートにはランクインしませんでした。

その後のシングルも大ヒットとはならず、代表曲の1つと言える『ff (フォルティシモ)』は1985年発売ですので、5年間はヒット曲がないという状態が続きます。

そんな状況の中で、HOUND DOGはレコードデビューからわずか3年後の1983年、なんと日本武道館でライブを行いました。

大友さん「レコードは全然売れねえんだけど、動員なら負けないんだから、なんかデカいことをやろうって話になって、武道館やろうぜっていう。

周りの音楽関係者からは『バカか?』って言われて。当時は渋谷公会堂を満杯にしたらロックバンドは超一流。武道館というのは外国人アーティストや超有名な方がなんとか人をいっぱいにできる一番動員が大きな小屋だと。

『それをロックバンドが、しかもヒット曲のないHOUND DOGがなんでいっぱいにできる?』っていろいろ言われたから、逆に燃えて。

例えば旭川で今度武道館やるから遊びに来いよ"って言って、旭川の人に『それ無理でしょう』って言われて。全国ツアーでコンサートのたんびにずーっと言ってて、『俺たちで奇跡を起こそうぜ』って。

実際、1983年11月2日、本当に満杯になってね。僕らが一番ビックリしました」
 

武道館公演でメンバー間に確執が

こうして、前代未聞の武道館公演を成功させたにもかかわらず、バンドとしてはうまくいかなくなってしまったようです。

北野「ところがこの武道館の後、メンバーが仲悪くなるんですよね。

なんで知ってるかっていうと、昔、デビューの時は矢沢永吉さんの『成りあがり―矢沢永吉激論集』(角川文庫)を読んで、ちょうど芸人として苦しい時期に大友さんの本『負け犬―ハウンド・ドッグの伝説』(角川文庫)真剣に読んでたんや。

武道館までは一生懸命やってたけど、武道館行っちゃうと目標を達成した感じが強くなるんですよね」

大友さん「武道館の翌日、京都の学園祭で100人も集まんないんですよ。前の日は夢だから。その後北海道ツアーやっても100人だったりとか。でも俺は割り切って、"あれは夢だったから、これは現実で頑張ろう"と。

ただ、メンバーの中には『なんでだよ!武道館俺ら満杯にしたじゃん、なんで人が集まんないんだよ!』『ヒット曲ねえし、そんな甘いもんじゃないだろ』っていろいろあってね」

10,000人に向けたライブの後、打ち上げしたり余韻に浸ったりすることもなく、いきなり翌日のお昼に100人の前でライブというのは、なかなかないスケールの差です。

北野「普通、武道館の次の日に学園祭のスケジュール入れないでしょ。もっぺんイチからやり直しやでって、普通1週間ぐらい冷却期間置くけど」
 

レコード会社をクビになる危機も

武道館は満杯にしたが、曲は思ったほど売れないという状況で、メンバー間の確執は広がっていきます。

大友さん「ますますヒット曲がないってことで、プレッシャーがかかってきますよね。レコード会社からは、次のアルバムで最後だろうと」

北野「ヒット曲が出ないと、ちょっとずつ疲弊していくんですかね」

大友さん「やっぱり武道館のインパクトが大きすぎたっていうのがあって。渋谷公会堂で良かったんですよね。俺たちも力が付いたかなみたいな。
ファンの人たちが作ってくれた奇跡ですよ。1人で100枚ぐらいチケット売ってくれた子とかいるんですよ」

ここで、デビューシングル「嵐の金曜日」がかかった後、大友さんはこの曲についての思いを語ります。

北野「僕は大好きやったんですけど、なんで売れへんかったのかがちょっとわかんないですね」

大友さん「詞に深みがなかったからですかね(笑)」

北野「そんなことはないでしょう。そうやねとは言われへん(笑)」

大友さん「"It's so Friday"っていう英語は成立しないとか言われて。いいじゃん!別に。日本に住んでるんだからみたいな」

北野「自分で詞の解説するの止めて(笑)」

前のコーナーで、昔のヒット曲はイントロ部分が短いという話をしていたことに対して、大友さんは「『嵐の金曜日』はイントロが長いからシングル曲向きではない」と自虐を交えつつ、「この楽曲でデビューできたっていうのが、自分にとって本当に誇りではありますね」と語りました。
(岡本)
 
北野誠のズバリ
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2019年07月15日15時15分~抜粋

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