北野誠が所属するのは松竹芸能。そこには数々の伝説を持つ師匠たちがいます。
6/26の『北野誠のズバリ』では冒頭、その情けないような、かわいいような、味のあるエピソードの数々が語られました。
先日大阪で松竹芸能60周年記念の特別番組が撮影された際の話題です。
バイキングを食べ続ける師匠
この番組には若手芸人も出演しますが、横山たかし・ひろし、海原はるか・かなた、酒井くにお・とおるなど、ベテラン勢の見事なレジェンドぶりを見るという番組。
例えば、海原はるか・かなたのかなたさんは、めちゃくちゃエコな芸人。
泊まりの仕事でホテルでバイキングだったら、朝7時から入って10時まで食べ続けるとか。
「片岡鶴太郎さんと真逆ですね」
ITジャーナリストの井上トシユキが言います。
ヨガをして一日一食という鶴太郎さんとは対照的ですが、ひたすら食べ続けるのもある意味すごいです。
北野の唇を奪った師匠
酒井くにお・とおるのご両人は、現在70歳前。
「とおるちゃん!」でおなじみのくにおさんが、司会、ますだおかだの岡田さんに対して爆弾発言。
「そんなこと言うけどあんたさぁ、岡田くん、まだ若い頃、私の部屋に来てキスをしたじゃない」と爆弾発言。
すかさず北野が「すいません!」と、割り込みます。
「岡田の前に、俺も飲みに連れていってもらった時、いきなり唇を奪われましたけど。岡田より俺の方が早いです!松竹芸能に入って1年目くらいの時に、大阪の新歌舞伎座の裏のスナックに連れていかれて」
そこで、70人くらいいた松竹の芸人に「くにお師匠に唇を奪われた芸人は?」と聞くと、けっこうな人数がいると判明。
「耳、かじられたんですよ」、「昔よく乳首ひねられてたで」と、出るわ、出るわ、レジェンド話。
ゲスト審査員のデヴィ夫人が「くにおさんって、初期のゲイだったんですね」
周囲は「ゲイ能人ですからねー」とフォロー。
くにおさんのゲイっぽさが、キャラなのかマジなのかはグレーということで。
本番中は寝ないでください
収録が夜に及ぶと、正司敏江・玲児の敏江さんが、本番中、どセンターでグーグー眠りはじめたそう。
岡田さんが「師匠、寝るのやめてください!」
敏江さん「ええ゛っ!」
周囲は「師匠、寝起き機嫌悪いから…」と諦めムードになったそうです。
「さんまさんが今、62歳やけど、僕が松竹芸能入った時の六代目(笑福亭)松鶴師匠が58歳くらいで、めっちゃ貫禄あったからね。
今の師匠方はあんまり貫禄ない。こどもに戻ってる感が高い。おもろいけどなー」と、北野。
江頭2:50は平成の〇〇王?
「昭和の芸人さん、平成の芸人さん、変わらざるを得んかったからね」と井上。
そこで、北野が昭和の喜劇王の伝説を語ります。
藤山寛美師匠のところに借金取りが来て、「これ、返してもらわんと困るんや!」と怒鳴りました。
寛美さんは泣きながらしゃべっているうちに、なんとさらに200万円を借りたのです。
「お前の芸に貸したるわ」
「ありがとうございます」
泣きながら200万円を持った寛美さんは、そのままタクシーに乗って「祇園まで!」と告げたそうです。
北野は「この話、江頭を思い出すなぁ」。
大川興業の江頭2:50さんは「家賃が払えないんです」と言って大川総裁に5万円借りて、借りた瞬間タクシーに乗って「吉原へ!」。
「やることが喜劇王じゃないですか!」と、月曜アシスタントの松岡亜矢子。
北野がさらに付け加えます。
「おまけに江頭は家賃払えないで、大家さんが何回も取りにくるから、床下開けて穴掘って、そこから外に出られるようにしてました」
井上「脱獄王みたいになってるやん」
江頭2:50さんは平成の喜劇王で脱獄王、なのでしょうか。
「しかし、師匠たちの話はおもろかったけど、多分テレビで流せるところが少ないなー」と、しきりに残念がる北野でした。
(みず)
北野誠のズバリ
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2017年06月26日13時00分~抜粋