以前、11月19日に放送された『つボイノリオの聞けば聞くほど』では、「ヘクソカズラ」や「オオイヌノフグリ」など、「こんな名前をつけなくても…」と思わず言いたくなるような植物の名前を取りあげました。
そして12月3日の放送でも再び、珍しい名前の植物について、パーソナリティーのつボイノリオと小高直子アナウンサーがぞくぞくと紹介しました。
見た目がアレに似た植物
まずは前回の続きとなるようなおたよりから紹介します。
「私は長い間、全く別の植物をオオイヌノフグリだと思っていました。
それはフウセントウワタです。
別名、『キン○マ袋草』と呼ばれているそうで、ネットで調べたら、こともあろうにこの花を断ち割って、中身を見せてる画像までありました。
まさに『金太、マスカット切る』状態で、確かに2つあるところは本家にそっくりですが、『キ○タマ袋草』は、1つでもその存在感は他を圧倒するものがあります。『聞けば』でも流行らせてくださいね」(Aさん)
アレに似ているということですが、小高が調べてみると、ハリセンボンに似ていると紹介されていたらしく、人によって見方が変わるということでしょうか。
つボイ「シモネタ植物じゃないぞと。シモネタ植物って、植物学者も分類しなかった、そういう私の分類やわ」
観葉植物や種子植物は聞いたことがありますが、シモネタ植物は新しい区分。
今のところ、オオイヌノフグリとフウセントウワタ、そして番組でよく話題にのぼるクリトリアぐらいしか仲間はいません。
発見した場所が悪すぎる
シモネタ以外でも、「こんな名前をつけなくても…」という植物があります。
「奇妙な名前の植物名が話題となっていますが、『ハキダメギク』というのがあります。
キク科のコゴメギク属のかわいらしいお花なのに、植物学者の牧野富太郎先生が世田谷の掃き溜めで発見したために、ハキダメギクと名付けたそうです」(Bさん)
不運な場所で見つかったために、あまりきれいではないイメージになってしまいました。
つボイ「どういうところで発見したら良かったんやろう?きれいなところ…美保の松原とかで発見したら三保の松原菊とか…松が付いてて菊やとか、ようわかりませんけど」
「今の季節になくてはならないお花ですが、『ブタノマンジュウ』。
花屋さんにこの名前で売られていたら、買わないかもわかりません」(Cさん)
実際には違う名前の方が有名です。
「真綿色したブタノマンジュウほど」では、布施明さんもきっと歌われなかったことでしょう。
物騒な名前の植物も
まだまだあります。
「『オニシバリ』というのもありますが、団鬼六に縛られてるイメージの植物でしょうか」(Dさん)
語源は何なのかといいますと、強靭な樹皮を持つ植物で、これで鬼を縛ったとしても切ることができないという例えで付けられた名前のようです。
「変な名前といえば、『ママコノシリヌグイ』。
名前の由来は、この草にはトゲトゲの茎があり、それで継子の尻を拭いたとか」(Eさん)
昔の物語では、シンデレラなど継子をいじめる話がよくありましたが、殺伐としたネーミングです。
この他にも弟切草など、物騒な名前の植物も紹介しました。
(岡本)
つボイノリオの聞けば聞くほど
この記事をで聴く
2021年12月03日10時05分~抜粋