『つボイノリオの聞けば聞くほど』は、世間で大きな注目を集める話題から、どうでも良い話題やシモネタまで幅広いテーマを扱い、放送期間が28年を超える人気長寿番組です。
11月19日の放送でも、大谷翔平選手がMVPに満票で選出されたというビッグニュースを取り上げつつも、いつも通り平常運転の放送でした。
なぜこんな変な名前?
植物の名前には「チューリップ」や「すみれ」など、かわいらしいものがある一方で、「なんでこんな変な名前を付けたんだろう」、「そんな名前を付けなくても」といったものが存在します。
「『オオイヌノフグリ』のネーミングは本当にかわいそうな気がいたします。
一方で『ヘクソカズラ』は、本当に的を射たようなネーミングだと思います」(Aさん)
悪臭のあることからそのように名付けられたようですが、おならにU.N.K.O.が加わるという、これ以上ないネガティブな名前です。
つボイ「落語でいうと、クソのこどもみたいなもんです」
小高直子アナウンサー「これは、屁とクソを2つ並べて二重なのか、『目くそ鼻くそを笑う』みたいな屁くそなのか、どっちなんでしょうね」
これに対し、つボイは「これは強調してるんです」と断定していました。
見たままなネーミング
ヘクソカズラもたいがいな名前ですが、やはりオオイヌノフグリのストレートなネーミングの前には、かすんでしまいます。
「オオイヌノフグリ、大好きなお花です。
犬のタマタマということで、変な名前を付けたとおっしゃられてますけど、オスの犬を飼ったことがある人はわかると思います。
オオイヌノフグリの花が咲き終わった後の丸く小さな種に、よく見ると小さな毛が生えていて、そのかわいらしさと、犬のふかふかな毛で覆われたタマタマが似ているから、名付けられたんだと思います。
だから物は感じ方、その人の知識や観察眼だと思うんですが、いかがでしょう」(Bさん)
これはシモネタではなく、純粋に見た目が似ていたから付けられた名前だということです。
この話題ある限り、番組は続く
このおたよりには、続きがあります。
「あとヘクソカズラは、草刈りの時とても強烈な臭いがします。白く中が赤紫の小さな花で、とても愛らしいです。
だから別名、サオトメカズラとも呼ばれています」
どちらが先に付いた名前かわかりませんが、それならわざわざヘクソカズラと呼ばなくてもという気がします。
フグリやらヘクソやら、これらのワードでリスナーと盛り上がる『聞けば聞くほど』ですが、これで良いのでしょうか。
「チンアナゴは犬の〇〇(に似てる)とか、犬のタマタマとかで盛り上がっていますが、本当にこの番組は品性のかけらも感じられませんね。(褒め言葉です)」(Cさん)
つボイ「これが私たちのエネルギー、テンションなんです。
だからこの番組が非常に上品になった時、終わる時です」
小高「(笑)そうなの?」
つボイ「『きれいな青空ですね。それでは今日もまたニュースから行きましょう』とか言ってたら、終わり」
3時間そのような形で行き切る放送も1度聴いてみたいですが……。
ちなみに、オオイヌノフグリにも別名があり、瑠璃唐草、天人唐草というそうで、やはりわざわざフグリと言わなくてもという気がしてしまいました。
(岡本)
つボイノリオの聞けば聞くほど
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2021年11月19日10時02分~抜粋