10月から放送開始されたテレビドラマ『日本沈没-希望のひと-』(TBS系)が話題となっています。
無料見逃し配信の再生回数が261万回を記録し、初回視聴率は世帯平均15.8%、個人平均9.7%(ビデオリサーチ調べ・関東地区)と好スタート。
『日本沈没』は小松左京さん原作のSF小説で、何度も映画やドラマでリメイクされていますが、時代を超えて関心の高い題材であることがわかります。
10月22日放送『つボイノリオの聞けば聞くほど』では、今回のドラマの感想だけではなく、「過去の作品を思い出した」というおたよりも紹介しました。
過去に何度もリメイク
1番最初に映像化されたのは、1973年(昭和48年)公開の映画(監督:森谷司郎)で、丹波哲郎さんなどが出演。
その後、2006年(平成18年)にも草なぎ剛さん主演で映画化(監督:樋口真嗣)されています。
またドラマについては、1974年(昭和49年)に今回と同じく、TBS系で放送されています。
ただ、作品によってエンディングが異なっているため、過去の作品のあらすじを知ったからといって、今回のドラマがネタバレになるとは限りません。
番組宛てには、過去の作品に関するおたよりが届きました。
「中学生ぐらいだったかな。ビルの窓ガラスが割れて、破片が雨のように降ってきて、逃げ惑う人に突き刺さり血だらけになっていたのが、衝撃的でした。
しばらく名古屋などの都会に行きたくなかった覚えがあります」(Aさん)
1973年映画版の印象
「中学生の時に、名駅の地下にあったアスター劇場で観ました。
現在はDVDを持っていますが、当時各方面の専門家が寄ってたかって考証して作り上げたSF作品ですが、こだま・ひびきさんなら『そんな奴おらんやろ~』とツッコミを入れたくなるような件がありました。
藤岡弘さんといしだあゆみさんが恋人どうしなんですが、すでに日本中が地震でえらいことになってるのに、いしださんが公衆電話から『今、大変なことが…』と藤岡さんと話しているんです。
…あの、すみませんが、確かに公衆電話は非常事態に強いといわれてますが、そこら中がひっくり返って大パニックになってる状況で、公衆電話使えるんかなと思ったりしました」(Bさん)
そして、リアルな災害のシーンとは関係のないところが印象に残ったという意見も。
「ベッドシーンしか覚えてないです」(Cさん)
小高直子アナウンサー「そこ、パニック映画とはなんにも関係ありません?」
つボイ「サービスカットです」
寅さんの映画にも影響が!?
さらに、最初の映画版については、こんなエピソードも。
「田所博士を演じていた小林桂樹さんは次の年、『男はつらいよ 葛飾立志篇』でも田所博士という名前で出ていました。
理由は主役の渥美清さんの本名が田所で、山田洋次監督が遊び心で『日本沈没』のヒットと相まって、田所博士として出演されたそうです」(Dさん)
最後につボイは、「何回でもリメイクされてますから、みなさん過去の話やら現在の話やら(感想などのおたよりがたくさん来ていて)、いっぱい観てます」とまとめました。
今のドラマを観つつ、過去の映画と見比べてみるのも面白そうですね。
(岡本)
つボイノリオの聞けば聞くほど
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2021年10月22日09時38分~抜粋