SDGs(持続可能な開発目標)が浸透している中で、海外のこどもたちを支援する試みも増えています。
おにぎりの写真を投稿することで、海外のこどもたちに給食を届けることができる「おにぎりアクション」という活動が日本国内の企業の協賛で行われているそうです。
10月6日に放送された『つボイノリオの聞けば聞くほど』の「SDGsのつボ」コーナーでは、小高直子アナウンサーがこの活動について紹介します。
おにぎりの写真を投稿?
小高「今日紹介するのはね、『おにぎりアクション』です」
つボイ「なんですか、それは?」
この放送の前日、10月5日から11月5日まで、特定非営利法人TABLE FOR TWOが行っている活動が「おにぎりアクション」。
日本にいる人が、おにぎりの写真を投稿することでアフリカ・アジアの子どもたちに給食を届けることができる取り組みだそうです。
つボイ「だから『おにぎりアクション』なんですね」
食の不均衡問題
小高「先進国と途上国の間には、食の不均衡の問題がありますよね。先進国では食べ物が余って捨てられていく食品ロスの問題が」
つボイ「東京オリンピックでどんだけ捨てた?ねぇ」
先進国では食べすぎによる健康被害も起こっています。
その一方で、途上国では食べ物が足りず、満足に栄養を摂ることができない人たちがいます。
小高「バランスが悪いですよね」
この不均衡をなくして、先進国・途上国両方の人たちが健康に暮らせるよう、様々な取り組みを行っているのがTABLE FOR TWOです。
この「おにぎりアクション」は、日産自動車をはじめ、さまざまな国内企業が支援しています。
撮影してアップするだけ
どうやって参加したらいいのか気になるつボイ。
参加方法はとっても簡単です。
まず、おにぎりを作ったり買ったりしたらスマホなどで写真を撮影。その後、おにぎりアクションのサイトのトップページからアップするか、自分のSNS(Facebook・Twitter・Instagramのどれか)にハッシュタグ「#OnigiriAction」を付けて投稿するだけ。
写真を1枚投稿すると、給食5食分に相当する金額を協賛企業が提供します。
これがTABLE FOR TWO Internationalを通じ、アフリカやアジアのこどもたちにプレゼントされる仕組みです。
つボイ「へぇ、写真撮るだけ?」
小高「わたしたちは写真に撮ってアップするだけ」
つボイ「絵に描いた餅って言いますけど、これは写真に撮ったおにぎりが役に立つわけや」
世界食糧デーとリンクした取り組み
SNSにアップする際に必要なハッシュタグは#OnigiriAction。
大文字と小文字が混在しているため、間違いのないよう投稿前に確認してください。
実際に「おにぎりアクション」のサイトを見た小高も「たくさんのおにぎりが投稿されていて、見るだけでも楽しい」と興味津々。
投稿する時に写真を撮った場所を一緒に書き込むと、サイト上の地図におにぎりが掲載されるという仕掛けもあります。
「おにぎりアクション」は、毎年10月16日の世界食糧デーを記念して実施されているもの。2015年の開始以来、累計100万枚の写真が投稿され、およそ540万食の給食が届けられた実績があります。
今年は10月5日から11月5日までの開催です。
つボイ「簡単なことですよ。食べる前にちょっと撮影するだけで他の人が助かるってことですから」
小高「何かしたいけど、何をしていいかわからない人はこの『おにぎりアクション』から挑戦してみては」
スマホで写真を撮り慣れている世代にも取り組みやすそうですね。
「SDGs(エスディージーズ)」とは、「誰一人取り残さない」という考えに基づき、誰もが人間らしく生きる環境を作るため、国連で採択された17個の持続可能な開発目標のこと。
『つボイノリオの聞けば聞くほど』の「SDGsのつボ」コーナーは、小高直子アナウンサーが一見難しそうなSDGsについて、わかりやすく説明しています。
(葉月智世)
つボイノリオの聞けば聞くほど
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2021年10月06日11時34分~抜粋