日本郵便が4月14日から新しいデザインの1円切手を限定販売しました。
1円切手で新しいデザインのものが販売されるのは、実に70年ぶりとのこと。
4月16日放送『つボイノリオの聞けば聞くほど』では、この1円切手の話題から、パーソナリティーのつボイノリオと小高直子アナウンサーがいろいろと話を展開しました。
記念切手の思い出
新しいデザインは、日本郵便の公式キャラクター「ぽすくま」。
全国の郵便局において1億枚限定で発行され、バラ売りではなく50枚1シートという形での販売だそうです。
EメールやSNSの発達によって、手紙を出す機会はかなり減ったと思われますが、今回は限定販売ということで、記念切手を思い出したというおたよりも。
「小学校の頃は新しい記念切手が販売される日の朝、郵便局に並んで買っていましたが、こどもだったので1、2枚しか買えませんでした。
毎回、後ろに並ぶ大人がシート買いしていくのを見て、『いつか大人になったら、シート買いしてやるぞ』と悔しい思いをしました」(Aさん)
消費税率が変わって郵便料金が変わった時に、不足分を1円切手で補う場合によく使用しましたが、これを機に保存用と使用するものと2シート買う方も出てくるかもしれませんね。
当初はポストとトイレを勘違い!?
現在、発行されている1円切手に描かれているのは、前島密。
明治時代に日本で郵便制度を創設した人の1人で「郵便制度の父」と呼ばれています。
ここで歴史好きのつボイが、前島密と郵便制度の創設について解説しました。
つボイ「『郵便』という言葉はあの人が作ったもので、中国のいろんなところから引っ張ってきて考え出した。
最初、日本人は読めずに、『タレベンって何ですか?』ってみんな聞いたんです。
ポストが高いところにあって、タレベンと書いてあるから、『こんな高いところで便はできへん。わかった、これ外国人用のトイレやわ』っていうところから、日本の郵便制度が始まったんです」
小高「…それ、どこまでが本当なの?」
つボイ「(笑)みんな本当の話やわ!」
嘘のような本当の話ですが、「便」という文字で勘違いをしていたようです。
首都の場所にも影響を与えた
前島は郵便制度以外にも、近代日本で重要な決定事項に関わっています。
つボイ「大久保利通が会食の時に『新政府は金がなかったから、大阪の方に都を作ろうかと思ってたけど、東京になったのは、幕末に私に投げ文があって』と話した。
投げ文の内容は、『今、大阪にいろんな庁舎や何かを作ったら、ますます貧窮します。それより江戸幕府が作った物を使えば、新政府の負担は少なくなります。首都は江戸にすべきです』と。
大久保は『これがあったから、私は大阪にほとんど決めていたけど、都を江戸に定めた』と言ったら、別の人がすっと立ち上がって、『閣下、大変失礼いたしました。それは私でございます』と言ったのが、前島密なんです」
「ぽすくま」って何?
この解説を受けて、小高も対抗して説明したくなったといい、別のことについて説明し出しました。
小高「『ぽすくま』は、熊のぬいぐるみの郵便屋さんです。
森の郵便局で働いていて、『この手紙を送ったのはどんな人なんだろう』、『この手紙を受け取るのはどんな人なんだろう』と、そんなことを思いながら、今日も元気に笑顔で郵便配達をしています。
好きなものはお花と、朝食のはちみつトーストです。
一緒に働く同僚の『ぽすみるく』ちゃんもいます!」
史実に対して、架空のキャラクターについて解説する小高に対して、先程、「タレベン」エピソードで疑われていたつボイもまた「それは本当なのか?」と応戦していました。
ちなみに、ぽすくまの解説はきちんと日本郵便の公式サイトに記載されています。
(岡本)
つボイノリオの聞けば聞くほど
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2021年04月16日10時04分~抜粋