世界中で注目を集めている「昆虫食」。
食糧危機に陥るであろう地球の未来を救う、貴重なたんぱく源として期待されています。
4月7日放送の『つボイノリオの聞けば聞くほど』「虫のコーナー」には、「コオロギおつまみ」を食べたリスナーから昆虫食リポートが寄せられました。
他のリスナーから送られてきた「コオロギせんべい」を試食したつボイノリオは、コオロギがブランド化する未来に思いを馳せました。
胴体のみの「コオロギおつまみ」
昆虫食の可能性を探るべく、これまでに数回、コオロギを使ったお菓子を紹介してきたこの番組。
放送を聞いて昆虫食に興味を持っていたというリスナーAさんは、ある日、行きつけのMEGAドン・キホーテで、「コオロギおつまみ」なる商品を発見しました。
ワサビ味とピザ味もありましたが、Aさんが選んだのはガーリック味。
いざ食べようとした時に、Aさんに試練が襲い掛かります。
「袋のイラストには手足・触角のあるコオロギが描かれているのですが、中身を見ると胴体のみの姿で。ざざむしってこんな風かなと。手足があればそこをつまむつもりでいたけれど、イモムシっぽい外観に腰が引けてしまいました」(Aさん)
パッケージ通りにコオロギの姿のままかと思いきや、実際はまるでイモムシのような外見だったというのです。
映画館のポップコーン方式で
それでも「ローストにされているから、ぐにょぐにょではないのが救い」と、めげないAさん。
コオロギを小皿に少し取り出し、近眼をいいことにメガネを外し、遠くに置いたコオロギを箸でつまんで口に入れることに。
「直視しなければ、口に入れることにはさほど抵抗を感じません」(Aさん)
映画館で食べるポップコーン方式で、Aさんは手元を見ずコオロギを口に放り込みます。
「姿さえ見なければいいんです。なんらかのスナック菓子といった食感と味です」(Aさん)
初日はコオロギだけ。翌日からはスナック菓子をひとかじりして、コオロギを食べていたというAさん。
「姿の見えないパウダーから入るのが抵抗がないのではないですか?」と、経験からアドバイスをくれました。
白い「コオロギせんべい」
そして今度はつボイと小高の番。リスナーBさんからのお届けものです。
「ちょっと一服しませんか? コオロギの珍しいおせんべい見つけましたので送ります」(Bさん)
Bさんが2人に送ってくれたのは、愛知県西尾市の「かとう製菓」が製造販売している「コオロギせんべい」。
「ステッカーがなかったら普通の揚げせんべい」とつボイが語るように、Aさんがチャレンジした「コオロギおつまみ」とは違い、ぱっと見はコオロギが入っているようには見えないと言います。
色もコオロギの茶色ではなく、白っぽい色。
食用コオロギの粉末をせんべいの生地に練り込んであるようです。
黒い点々の正体は不明
一口食べて、「うん、言われなければ。『さすが、このコオロギはなかなかいい味ですよね。コオロギもいろんなコオロギがあるからねぇ』」と、うんちくをたれるようなコオロギ味は感じられません」とつボイ。
早速2枚目にも手が伸びます。
ここで小高が「よくよく見ると、白いおせんべいの中に茶色い点々が見える」と気づきます。
しかし、この点々がコオロギの一部なのか、はたまたコショウのようなものなのかは定かではありません。
気になる味の評価は「8」
「味の評価をしますと、まずくはない」とつボイ。
せんべい好きなつボイのトップに君臨する「海老せんべい」を10とすると、この「コオロギせんべい」は8くらい。
まずまずのおいしさであることがうかがえます。
「コオロギの味がするわけでもない。おいしいプレーンなおせんべい」と小高。
それでも「コオロギパウダー自体が、そんなにくせのある匂いやら、味やらするものではないのかもしれません。100パーでベロンと舐めたらわかりませんけど」と、小高はやや疑っている様子。
コオロギの産地がブランド化?
つボイはそのうち、こんな時代が来るのではないかと想像します。
「コオロギの素材にこだわる時代になってきて。コオロギの優劣が付けられる」
飛騨牛や松阪牛になぞらえて、「飛騨コオロギ」「松阪コオロギ」といった地域ブランドが確立されるかもしれないというのです。
「飛騨の自然の中で育ったコオロギ。他の地域では味わうことのできないコオロギの風味。ぜひ皆さん、お楽しみください」
牛肉のように、産地でしのぎを削る日が来る?かもしれません。
(minto)
つボイノリオの聞けば聞くほど
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2021年04月07日10時04分~抜粋