3月22日放送の『つボイノリオの聞けば聞くほど』は、この日からつボイノリオがお休みのため、パーソナリティは塩見啓一アナウンサーと小高直子アナウンサーです。
歌にちなんだ話題をとりあげる「トーマスの箱」では、Foorin(フーリン)が歌う「パプリカ」がかかりました。
リクエストの理由は「和歌山県白浜町のアドベンチャーワールドのパンダが楓浜(ふーひん)という名前になった」(Aさん)から。
ところが話題は意外にも、選抜高校野球の話になりました。
「パプリカ」
「パプリカ」は実は去年の選抜高校野球の開会式の行進曲でした。
しかし、選抜自体、去年は史上初の中止となり、そこで、去年の曲がそのまま今年の行進曲となりました。
塩見「中止って他にもあったような気がするなと、調べてみると、戦争中は中断したことがあります。大会は開いたけれど、戦局が悪化してここから先はなし、となったことがありました」
予定されていたものが、直前で丸ごとなくなったのは去年が初めてだそうです。
ブラスバンドは録音で
今回の選抜は異例づくめです。開会式もコロナ禍ということで、やり方が変わりました。
行進は一日目に出場の6校のみが参加して、他26校は事前収録した甲子園映像を大型ビジョンに流したそうです。
塩見「去年の曲流すなら、去年の選手を出したらどうですか?」
小高「選手は入れ替わっています」
入場者の上限も設けられていて、アルプス席は出場校だけ1校あたり上限1,000人。ブラスバンドの応援は"なし"で、事前に録音した演奏の音源を応援歌として代わりに流します。
小高は、かつてブラスバンド部に所属していました。
小高「盛り上がってその場で生でやるのもいいけど、勢いあまってけっこうプヒーとかパハーとか。ああいうのを防いで、一番いい形のものを収録して流すので、それはそれでいいと思いますけど」
塩見「なんか弱小のブラスバンド部らしい話ですね。東邦や大阪桐蔭では考えられないような話です」
普通のブラスバンド部が、つい気合いが入ってヘンな音を出すのも高校野球らしくて愛嬌があります。
やれるだけでもいい!
選抜高校野球についておたよりも届いています。
「去年はコロナで中止になって悔しい思いをした学生がいた中で今年は開催できて本当によかった」(Bさん)
「土を持ち帰るのなしとか、両チームが健闘をたたえ合って握手するのはなしとか、なんとも微妙で、仕方ないといえば仕方ないですけどもね」(Cさん)
塩見「いろいろ残念なことはあるけど、去年のことを思えば、今年やれる、それだけでもいいじゃないか。
今年プロ野球に入ってきたような人たちは、俺たち本当は出たかったなというような思いがあると思います。そういう中で、一歩前進。だからこそ、夏もできるように、ほかのスポーツもできるようにして欲しいと思います」
まだ制限はあっても、徐々にスポーツが観戦できるのはうれしいことですね。
新しい行進曲演出?
2人は行進曲についての話が止まりません。
小高「今年、普通にやっていたら"鬼滅系"の歌だけど、それは来年かな(笑)」
塩見「それなら2曲でやったらよかったのに。途中からダンスバージョンで、急に散らばって、いきなり出場の6校の選手が踊り出しましたとか。中には刀をふり回しているものもおりますとか」
小高「それはない!」
塩見「そういうのもあれば面白かったのですが」
塩見の頭の中の方がだいぶ面白いようです。なんだかんだいっても、始まると高校野球は熱戦が続いているようです。
(みず)
つボイノリオの聞けば聞くほど
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2021年03月22日10時13分~抜粋