『つボイノリオの聞けば聞くほど』は政治から性事まで、毎日、幅広い話題を取り上げています。
しかし、2月26日放送ほど「しょうもない話題」はなかったのではないでしょうか。夜の小学校で行われる奇怪なストーリーです。信じるか信じないかは、あなた次第。
つボイノリオと小高直子アナウンサーがトークを展開します。
寄付はつボイ?
2月24日、奈良市立の3つの学校で、男性が名前を告げずにそれぞれ1000万円を置いて立ち去ったというニュースがありました。
そのひとつが奈良市立済美小学校で、自転車に乗った70代くらいの男性が、置いていったそうです。
このニュースを受けてこんなおたよりが届きました。
「つボイさんさすがですね、何千万円もぽんと寄付する奈良のニュース聞きました。
いつも一円単位で四苦八苦していてもちゃんとやる時はやるんですね。名乗らずともわかります。70代男性と聞いただけで、あ、これつボイさんやと思いました」(Aさん)
つボイは「そんなこと言わんといて」と謙遜しますが、まったく別人なのは言うまでもありません。
これに意外な反応をする小高。
「奈良市立済美小学校、ここは私が奈良にいた時の小学校」
小高は奈良県奈良市生まれ。10歳で兵庫県尼崎市に転居したものの、小学校時代はほぼ奈良で過ごしました。
つボイ「やっと奈良県人らしい話が聞けましたね」
二宮金次郎が…
しかしこの後聞けたのは、奈良県らしくないぶっとんだ話でした。
小高「この小学校が二宮金次郎とミロのヴィーナスが戦う学校」
つボイ「出元はどこですか?」
小高「正門の前にあった文房具屋の娘。夜中の12時に起きて目覚めて窓開けたら、体育館の屋根の上で二宮金次郎とミロのヴィーナスが戦ってた」
つボイ「あそこの文房具屋の娘は、近所でも評判の大嘘つき娘です」
小高「そんなことないよ、ええ子だったよ」
二宮金次郎の戦法
この小高アナの「とんでも話」に反響がありました。
二宮金次郎とミロのヴィーナスの戦いをイラストにまとめて送った方まで。
小高「そうそうこんな感じ!二宮金次郎は背中に背負っている薪を持って戦うんです。
金曜日の夜中の12時に戦うから、月曜日に登校してきた時に二宮金次郎の背中に背負ってる薪は1本少なくなってる。
でも、その薪の数を数えた子は10日以内に死ぬんです」
つボイ「死んだ子おるんか?」
小高「聞いたことない」
「トイレの花子さん」のような学校の七不思議のひとつのようですが、想像するとなかなかリアリティがあります。
隠された深い意味とは
ところがこの話には深い意味があるという方もいます。
「ヴィーナスは美と愛欲の女神、二宮金次郎は質素倹約の聖人。ふたつの生き方のせめぎ合いだと思います」(Bさん)
つボイ「僕たちの心の中にはヴィーナスと金次郎のふたつがいるんですよ。
なんか夜になると、理性ではない気持ちがだーっと湧き上がってくるわけでしょう。夜中の学校の上が僕たちの心です。
そこまで考えて文房具屋の娘はお話しているんです。単なる嘘つき娘やないです」
つボイは前言を撤回して、文房具屋の娘の話を支持しました。
人形がジェット噴射で
しかし、文房具屋の娘はただものではありません。
小高「その子ね、学校の前にある横断歩道の両脇に立ってた『横断歩道は手を挙げてわたろうよ』の人形は、金曜日の夜中の12時にジェット噴射して空を飛び回っているのを起きたときに見たといってた」
つボイは「それは何の教訓になります?ついていけんわ」と困り果てます。
小高「その子どうしてるやろうねぇ」
ミロのヴィーナスと二宮金次郎、あなたの無意識の屋根の上ではどちらが勝ってるでしょうか。つボイの場合はヴィーナスの愛欲、二宮金次郎の節約、いい勝負のような気がします。
(みず)
つボイノリオの聞けば聞くほど
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2021年02月26日10時00分~抜粋