『つボイノリオの聞けば聞くほど』で金曜恒例となっているのが、おたより復活デー。
その週に読み切れなかったおたよりをあらためて紹介していますが、2月6日の放送では節分に関するおたよりをパーソナリティーのつボイノリオと小高直子アナウンサーが紹介。
今年は節分が2月2日だったこととコロナ禍だったことで、いつもと違う節分だと感じた方も少なくなかったようです。
コロナで節分はどう変わった?
例年と比べて一番変わったのは、やはりお寺のお参りの人出が減ったということ。
よく有名人が豆まきをする風景がニュース映像として流れますが、今年は各地で中止されているようです。
「昨日(2月2日)、甚目寺観音(愛知県)にお参りに行ってきました。
屋台もなく豆まきもなくお参りのみでしたが、今年の平安を祈ってきました。寂しいですよね」(Aさん)
一方、家での風景は変わったのでしょうか。
「家は毎年恵方巻、豆まき、玄関にひいらぎ、いわしを刺したものを飾ります。
こどもの頃から必ず父がしていたので、結婚してからも、こどもが成人になった今でもやっております。
昨日、仕事帰りに豆まき用の豆を買いに行ったら、なんと売り切れておりました。
何軒か回ったんですが、何十年もやってるのにこんなことは初めてです」(Bさん)
家でできるイベントということと、特に今年は災いを払いたいという気持ちが強かったのかもしれません。
代々伝わる節分の歌!?
さて、この番組では節分の時期になると、恒例のつボイ話があります。
「今年も恵方巻殺人事件の新作披露があるんでしょうか」(Cさん)
「恒例の横溝シリーズですが、『恵方の島の数え歌』とか、『ひいらぎ殺人事件』というのはどうでしょう」(Dさん)
恵方巻はだまって食べるというのがルールですが、一気に食べるとのどに詰まって亡くなる、そのイベントに乗じた殺人……ではなく、毎年恵方巻を使ったミステリーが創作されています。
つボイ「おかっぱの少女がまりつきをする。『ひいらぎ目を刺す鬼が泣く~焼いたイワシに鬼が泣く~まいた豆から豆を出すな~豆まき豆まき鬼いるぞ』。
(金田一耕助が)これを聞いて、『あの歌は何ですか?』。
『この地方に古くから伝わる節分の歌です』
『なになに?焼いたイワシに鬼……確かあの辺にイワシがありましたよね!』と、そこから(調査を)やっていくわけですよ。必ず少女が歌うんです、歌を」
凶器が見つからない
節分の手毬唄がヒントになるのかと思いきや……。
小高アナ「イワシと思いきや、恵方巻の具の中にあるかんぴょうに毒が仕込んであったんやわ」
つボイ「アンタも考えるねえ(笑)」
小高アナ「イワシはミスリード」
つボイ「イワシやひいらぎはとがってるから(凶器やと思われるけど)、意外にかんぴょうの中に」
小高アナ「かんぴょうで首を絞めて殺したのを、恵方巻の中に入れてみんなが食べてしまって証拠隠滅とか、そういうことかもしれへんし」
つボイ「昔からよくある、氷で殴って殺して、氷はとけてしまうからそこには凶器はない。
それから塩で作った弾丸、バーンと撃たれて死ぬけど、体の中で塩が溶けてしまうから、鉄の弾丸が出てこない。
『凶器はいったいどこに!?』。その応用ですね」
後は科捜研の出番でしょうか。
もうトリックは出尽くしたということで、今年はこれで幕引きです。
来年はどの具材が犯行に使われるのでしょうか。
(岡本)
つボイノリオの聞けば聞くほど
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2021年02月05日10時01分~抜粋