9月5日放送の『つボイノリオの聞けば聞くほど』に、日本語直訳ロッカーの王様が登場しました。
来月のライブツアーで、デビュー以来通算3,000本ライブが達成予定の王様。
秋の東海ツアーが9月6日(金)からスタートしています。
自身のヒット曲、イギリスのロックバンド、ディープ・ パープルの「ハイウェイ・スター」の英語の歌詞を直訳した「高速道路の星」にのせて登場しました。
ラジオですが夏用の正装、高貴な?メイクもばっちりです。
「王様」の由来
この番組には何度か出演している王様ですが、今回は「改めて基本的なことを聞いていこうかな」と、根本的な部分を確認したいという小高直子。
まず、王様という名前の由来について尋ねます。
王様といえば顔に描かれた立派なヒゲが特徴的ですが、実は30歳くらいの頃、王様は本物のひげを蓄えていました。
「トランプの王様に顔が似てるな」という友人の一言がきっかけで、王様というあだ名が付いたのです。
王様「まっ、身体からどことなく高貴な香りが」
小高「(笑)『トランプの』、言われてるところがそうでもない気はしますけど」
その後、「王様新聞」という手書きの新聞を音楽好きの仲間50人ほどに送り始め、自分の活動をPRした王様。
「王様」という名前がプロのミュージシャンの間に浸透し、テレビの深夜番組に「王様の格好で出てみないか」と、チャンスが回ってきたのです。
ピンチをチャンスに変えた運命のいたずら
しかし、ここで王様にピンチが訪れます。
深夜番組に出る数日前におばあちゃんが亡くなり、父から「ヒゲを剃れ!綺麗な格好をしてお葬式に出なさい!」と言われ、ヒゲを剃ることになってしまったのです。
テレビ局で「全然王様じゃない!あの写真の王様はどこに行ったんだ!」と言われてしまった王様。
「仕方がないから描くしかないな」とメイクさんに相談し、今の王様のヒゲの原型が完成しました。
このできごとが、王様いわく「"運命のいたずら"というパターン」。
つボイ「こっちの方がヒゲよりも、路線としてはこれでいいですよ」
王様「まあねえ(笑)これも運命かなと思って」
「そんなシモネタだったのか!」
続いての小高の質問は、「直訳ロックを思いついたのは、何かあるんですか?」
元々エレキギターを弾いていたという王様。
友達が作詞を、王様は作曲をしていましたが、ある時「自分の歌いたいことやメッセージとはちょっと違うな」と気づき、ボーカリストとケンカ別れをしてしまいます。
「こうなったら自分で歌詞を書くしかない!まずは尊敬しているビートルズやローリング・ストーンズがどんなことを歌ってるのか研究する必要がある!」
志を新たにした王様は、自分で辞書を引きながら彼らの歌詞を訳し始めました。
これを土台にして、自分の日本語のロックを作り上げていこうと思っていた王様でしたが、なんとこの「研究段階」がヒットしてしまったのです。
歌詞を訳してみて、「そんなこと歌ってたのか!そんなシモネタだったのか!」と驚いたという王様。
名球会ならぬ「名ロック会」入り?
「思ったよりも大したことないことを歌っているのに、英語にするとかっこいいと気づかせてくれた」と大絶賛するつボイに、「自分でも気づいたんで」と笑う王様。
この研究段階がヒットを続け、今年で24年。
年間100本以上のライブを続けてきて、来月ついに3,000本に到達しようとしています。
名球会ならぬ「名ロック会」入りをさせてもらいたいと訴える王様です。
王様の「秋の東海ツアー」、この地域では
9月7日(土)は 名古屋 星ケ丘 RockBar UK
9月8日(日)は 四日市 Galliver
9月10日(火)は 名古屋 今池 りとるびれっじ
9月11日(水)は 三重 大紀町 ひのき家(や)
9月13日(金)は岩倉 かがよひ
で開催されます。
おちゃらけの大前提
「絶対皆さんね、見ていただいたら、感動しますよ!」とつボイノリオ。
「おちゃらけたことをする大前提は『音楽性はしっかりしとけよ』いうこと。演奏めちゃめちゃしっかりしてますやん」というつボイに、「その通り!」と王様。
この6か所のツアーでも、「俺たちにバックバンドをやらせてくれ!」という仲間がいるところもあるといいます。
王様いわく、「土地土地にドラムとベースの人がいて、行けばバンドでできる」とのこと。
アメリカのあちこちに自分のバックバンドがあったというチャック・ベリーを例に出し、「日本では私ぐらいじゃないかな」と豪語します。
「バンドで見られたりもしますし。僕一人の2時間たっぷり、落語みたいな演奏とトークも見れますし。ぜひ!」と、3,000回目前のライブをアピールした王様でした。
(minto)
つボイノリオの聞けば聞くほど
この記事をで聴く
2019年09月05日11時10分~抜粋