音楽活動を始めるきっかけといえば、純粋に音楽が好きだから、友だちに誘われてなど、人によってさまざま。
声優でアニソンシンガーの富田美憂さんは、あるゲームがきっかけだったそうです。
11月9日放送の『亜咲花 Animetick Night』では、そのゲームオタクぶりについて亜咲花が尋ねます。
ある”乙女ゲーム”から音楽の世界へ!
グータラ生活を送る女子高生うまるちゃんとその兄タイヘイの日常ギャグアニメ『干物妹!うまるちゃん』(朝日放送テレビ他)など、6つのアニメで主役を務めるなど引っ張りだこの富田さん。
「乙女ゲームが好き?」と亜咲花に問われ、「音楽を始めたきっかけが"うたプリ"だった」
と答える富田さん。
亜咲花「ゲームとかアニメやっちゃうと音楽やりたいって思っちゃうよね」
富田さん「そうなんですよね」
当時、高校生だった富田さんは乙女ゲーム『うたの☆プリンスさまっ♪』(『うたプリ』)が大好きだったそう。
『うたプリ』は、作曲家になりたい主人公の女の子がアイドル志望の男の子とパートナーを組み、来たるオーディションに向けて学園生活を送るというストーリー。
乙女ゲームながら音楽の話が多く、ゲームをしながら自然と音楽の知識が増え感化されるため、富田さんも少なからず影響を受けたそうです。
オタク気質の2人はすっかり意気投合。
富田さん「オタクだからこそファンの気持ちがわかる」
亜咲花「ライブとかでも、オタクにしかわからないポイントがある!」
叫ぶような瞬間もありな新曲
11月13日に発売された富田さんのデビューシングル「Present Moment」は、アニメ『放課後さいころ倶楽部』(朝日放送テレビ他)の主題歌。
アニメ内で描かれている、ボードゲームを通して成長する彼女たちを後押し出来る曲で、もちろんボードゲームを知らない人でも様々なシーンで共感できる一曲になっていると思う、と語り口は真剣そのもの。
亜咲花「声透き通りすぎでしょ!」
透き通った声にハスキーなニュアンスも加わり味のある歌声の富田さん。
疾走感のある曲で、「春っぽさ」が歌声やメロディーからも伝わってきます。
衣装もピンク色と白色だと告げると、2人で「はじまり」感があると頷き合う場面もありました。
「エモーショナルを大事にしたかった」と富田さん。
今までお芝居をずっとやってきたからこそ、情景や感情を曲にぶつけられるのでは、と思っていたから叫ぶように歌う瞬間もあったそうです。
天真爛漫な綾と引っ込み思案な美姫、クラス委員長の翠の出会いを描く同アニメ。
数々のボードゲームと出会い成長していく主人公たちの姿を優しく見守るような素敵な一曲です。
「しゃくり」があると切なさが生まれる
今までキャラソンなども含め、声優として数多くのレコーディングを経験した富田さん。
今回は自分だけで歌を作ったとのことで、今までと違いはあったのか、亜咲花が興味深そうに尋ねます。
通常は、ビブラートをかけたり語尾を"しゃくったり"といった、歌唱時のクセをキャラクターによって取らないといけないそう。
今回のアーティストデビューではそういったクセがそのまま個性となるので『どんどん出して大丈夫』と言われたのが大きな違いだったとか。
サビのロングトーンで伸ばす"しゃくり"で切なさも感じられます。
亜咲花「結構スピーディな曲調で、メロディーは普通のアップテンポな曲に聞こえるところ、富田さんの独特の歌い方のおかげで、ただ爽やかな曲で終わらず、しゃくりがあるから切なさが生まれている」
富田「え~めちゃくちゃ嬉しい~!」
感動する富田さんを見て「爽やかさを歌うときに真似しよう」と笑う亜咲花でした。
(nachtm)
セットリスト
M1 富田美憂「Present Moment」
M2 亜咲花「Open your eyes」
M3 DIALOGUE+「はじめてのかくめい!」
亜咲花 Animetick Night
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2019年11月10日03時33分~抜粋