25億年前の石を日本で発見!そこからわかったことは?

多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N / カルチャー

人類が誕生したのは何百万年も前と言われており、それは想像できないぐらい昔なのですが、さらに遥か昔のものがなんと日本で発見されました。

広島大学の研究チームが3月25日、なんと25億年前の「花こう片麻岩(へんまがん)」という岩を島根県津和野町で採取したと発表したのです。

4月15日放送『多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N』では、「日本最古の岩が発見される」というテーマで、研究チームの研究員、木村光佑さんにパーソナリティーの多田しげおが電話で伺いました。

偶然が生んだ発見!

まずは、この「花こう片麻岩」とはどんな岩なのでしょうか?

木村さんは「片麻上組織と呼ばれる粗粒な鉱物が、縞状に一方向に並んでそれが縞状に見えるのが最大の特徴ですね」と説明しました。

ただ、いくら専門家といっても縞模様の岩を一目見ただけで、「これはかなり古いぞ」とはわかりません。いったい、どうやって見つけたのでしょうか。

木村さん「そもそもは花こう岩の岩石を目的にして(発見場所に)行ったわけじゃなくて、本来は津和野地域に変斑れい岩という黒っぽい、マグマからできた岩石を目当てにサンプリングに行ってました。
行けども行けども見つからなくて沢をずっと登っていくと、泥岩が出て、花こう岩が出ていて、しばらく考えました。

舞鶴地域の方では4億年ぐらいの花こう岩が報告されていましたので、これはおそらく4億年ぐらいで、津和野では報告されていないから、まあ(サンプルとして採取しても)いいかという感じで、最初から予見はしなかったんですけれども」

4億年でもすごいのですが、偶然持って帰ったものがまさかの大発見となりました。

年代はどうやって分かる?

ここで気になるのが、どうやって「25億年前」と判定できたのかということ。

同じく研究チームの早坂康隆准教授に伺ったところ、岩に含まれている「ジルコン」という鉱物を使って年代測定をするそうで、そこに含まれているウランは長い期間を経て減って行き(ウランの種類により、約45億年や約7億年で半減)、鉛は増えて行くので、ウランと鉛の比率を測ることで、年代が判定できるとのことです。
(ちなみに、放送ではもっときちんと説明されています。)

とにかく、年代を測定できる方法があるということですね。
 

古い岩で分かることとは?

今回の発見は、単に古い岩が日本で見つかったということだけではありません。

早坂先生「日本列島はおよそ2,000万年ほど前から、大陸から分かれて日本海が開いて列島になったんですね。それより前、日本を作っている地殻は大陸のへりを構成していて、大陸の一員でした。

まだ列島じゃない日本列島の基盤のことを『原日本列島』と私たちは呼んでいるんですが、原日本列島がどういう歴史を持っているのかということを研究しています。

津和野で見つかった古い石の場合は、地球の表層を水平に長距離移動するということを考えないと、そこにあることが説明できない。少なくとも500キロはないといけないというのが、今の発見によって得られる暫定的な結論です」

石だけで、日本列島が遥か昔に大陸と地続きだったことが推測できるということに、感心しきりの多田でした。
(岡本)
 
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2019年04月15日07時18分~抜粋

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