戸井康成の金曜スクラッパー

かくれんぼをしていた少年、6日間かけてマレーシアに輸送されてしまった件。

先月バングラデシュで、輸送コンテナの中に隠れていた15歳の少年がマレーシアまで運ばれてしまう衝撃的な事件が起きました。

戸井康成とアシスタント小林美鈴がこのとんでもない事件について語り合います。
2月3日放送のCBCラジオ『戸井康成の金曜スクラッパー』から。

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ゴーンもびっくりの大移動

事件が発生したのは、インドの東側に位置する国・バングラデシュ。

インドの英字新聞the Times of Indiaによると、1月11日、友人とかくれんぼで遊んでいた15才の少年が港の輸送コンテナに隠れていたところと、誤って鍵をかけて出られなくなり、そのまま6日間が経過。
気がつくと、はるばるマレーシアまで運ばれてしまうことに。

到着したコンテナから叩く音がすることに気づいた従業員が少年を発見し、救急車で近くの病院に運搬しました。
少年は回復後にバングラデシュに戻れるよう、帰国手続きが行われているとのことでした。

東南アジアのマレーシアまで、陸路ではミャンマーとタイを挟んでおり、相当な距離になります。
少年が隠れていたコンテナはそのまま商船に積まれたようです。

戸井「3700キロ離れた異国にたどり着く!」

小林「いや~…すごいですな」

リスナーからは「”イッツゴーン”したあの人も苦労したのかしら?」とのコメントが。

それを受けて、2019年のカルロス・ゴーン元会長のレバノンへの逃亡劇を思い起こす戸井。
輸送コンテナならぬ、楽器ケースに入ったゴーン氏は船ではなく、自家用ジェットの逃避行でした。

世界一長いかくれんぼ

このバングラデシュの事件も信じられないような顛末ですが、コンテナを積む人が中身をよく確かめず、うっかり見落としてしまったのでしょう。

別のリスナーから「世界一長いかくれんぼになりましたね」とのコメントが。

戸井「のんきなこと言ってますけどね。恐いよ?これ、普通に考えたら」

小林「真っ暗だったのかな。6日間はキツいですよ…」

戸井「気がついたら、知らない国に着いてんだよ?しかも6日間、暗闇の中だよ?」

小林「心細すぎますね」

閉じ込められたコンテナからようやく外に出られたと思ったら、見知らぬ人に囲まれ、そこは全く知らない言葉が交わされている異国。
「ロールプレイングゲームだったら迷わずリセットボタンを押す」と戸井。

危険だった粗大ごみ置き場

この事件のような展開は、海外特有の話かと思いきや、そうでもないようです。

かつて日本でも同じような事態が発生していた、と戸井は振り返ります。

長期間、置きっぱなしになっている粗大ごみ。
遊んでいたこどもがうっかり冷蔵庫に閉じ込められ、出られなくなってしまうというような事故が年に1回程度、全国のあちこちで起きていたそうです。

小林「えー!」

当時は学校の朝礼でも警告されていたようです。

いずれにしても、コンテナの中に隠れるのは間違いなく危険、と断じる戸井。
コンテナ内で寝てしまっていたバングラデシュの少年。
食料も水もない中で6日間も生き延びるとはものすごいこと、と感心する戸井でした。
(nachtm)
 
戸井康成の金曜スクラッパー
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2023年02月03日21時18分~抜粋

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