CBCラジオ #プラス!

台風10号、気になる東海地方への影響は?

8月29日放送の『CBCラジオ#プラス!』の「わたしのプラス!」コーナーでは、現在接近中の台風10号に関して気象予報士の沢朋宏アナウンサーが、今後の注意点や備えについて詳しく解説しました。

東海地方への影響は、どのような対策をしておくとよいのか、気になる情報を事前にチェックしておきたいところです。

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現在の台風10号の状況は?

29日午前8時、台風10号は鹿児島県薩摩川内市に上陸しました。
上陸した近辺では大きな被害が出る可能性が高いですが、上陸したことで海からの水蒸気というエネルギーの供給源が絶たれることになるため、少し弱体化する見込みもあるとのことです。

ただ、台風が進むスピードに影響する偏西風は、台風から遠い位置にあるため、今後も変わらず非常にゆっくりとしたペースで北上していくと予想されます。

このゆっくりとしたスピードで進む台風の影響として懸念すべきは、降雨による被害です。今後、九州北部、四国、近畿地方あたりでは線状降水帯が発生する可能性が高く、記録的大雨になることも予想されます。
宮崎県ではすでに24時間で600ミリという大雨を記録しており、今後の進路にも十分に警戒をする必要がありそうです。

東海地方への影響は?

気になる愛知・岐阜・三重の東海3県への影響ですが、暴風域には入らないのではないかと予想されています。

近づく頃には勢力が衰え、暴風域が小さくなっている可能性もあるとのこと。ただ暴風域は小さくなっても台風の中心あたりでは強い風雨の影響があるため、その中心部が通る地域のみ、ピンポイントで被害が生じるかもしれないということです。

だからこそ災害に対しての備えを怠らず、早めに準備をしておく必要があります。
近隣の県で影響が少なかったからといって安心していると、自分の住んでいる地域では想像以上に影響が大きく被害を受けてしまった、といったことにもなりかねないようです。

今回の台風に関してはもちろん、今後のことも頭に入れて備えだけはしておくとよいでしょう。
これから台風シーズンの本番、9月を迎えます。改めて災害用の荷物や避難経路、身を守るための対策などを考えておくと安心ですね。

どんな備えをする?

では改めて、どのような備えをしておくとよいのでしょうか?

家屋に関しては雨戸を閉める、側溝や排水溝の掃除などをしておくこと、と沢アナ。
最近戸建てを購入したばかりでまだ雨戸を閉めたことがない方や、ここ数カ月雨戸を閉めていない方などは、実際に閉めてみて事前に確認をしておくとよいそうです。

そして非常用品の確認や必要分の水の確保も大切です。
避難場所やそこへ向かうまでの経路の確認も今のうちにしておき、家族間で共有しておくと安心ですね。

また、沢アナにこんな質問も。

「外に置いてある鉢や花は、片づけた方がよいのでしょうか?また、他にも屋外に置いてあるもので、対策しておいた方がよいものはありますか?」(Aさん)

鉢や花は屋内に片づけ、他には物干し竿も降ろしておくのがベターだとか。ただ、台風の接近してくる週末に気象情報を確認した上で、最も影響のありそうな日のみ降ろせばよいとのこと。

他にも注意が必要なものとして挙げたのは自転車。風で煽られて倒れた際の危険を避けるため、こちらも物干し竿と同じタイミングで横に倒しておくとよいそうです。

金曜日から日曜日までの東海地方の天気予報はすべて雨となっており、台風の影響は週末にも及びそうです。備えや対策をしっかりと行なった上で随時気象情報を確認し、安全に留意して過ごしたいですね。
(吉村)
 
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2024年08月29日08時38分~抜粋

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