今年も残すところ1週間を切りました。今週放送の『CBCラジオ #プラス!』では、連日2025年のニュースを振り返っています。
24日のテーマは「社会問題」。
さまざまな社会問題を抱える中で今年特に目立った問題を取り上げ、CBC論説室の石塚元章特別解説委員が解説しました。
聞き手は永岡歩アナウンサーと三浦優奈です。
最高気温が40度を超えたら「なに日」?
今年の夏は特に暑かったと言われています。
日本ではここしばらく春と秋が短くなって夏が長くなり、四季ならぬ「二季」という言葉が新語・流行語大賞にノミネートされたほど。
最高気温が35度以上だと「猛暑日」と呼ばれますが、かつてそのような言葉はありませんでした。
今では地方によっては40度を超える日があり、気象庁ではまだ用語を決めてはいませんが、日本気象協会では「酷暑日」と呼んでいます。
一方で永岡が聞いてうまいなと思った言葉は、「干から日」。
来年はこれ以上、暑くなって欲しくないものです。
日本ではここしばらく春と秋が短くなって夏が長くなり、四季ならぬ「二季」という言葉が新語・流行語大賞にノミネートされたほど。
最高気温が35度以上だと「猛暑日」と呼ばれますが、かつてそのような言葉はありませんでした。
今では地方によっては40度を超える日があり、気象庁ではまだ用語を決めてはいませんが、日本気象協会では「酷暑日」と呼んでいます。
一方で永岡が聞いてうまいなと思った言葉は、「干から日」。
来年はこれ以上、暑くなって欲しくないものです。
令和の米騒動
今年の漢字で選ばれたのは「熊」でした。一方、僅差で2位に選ばれていたのは「米」。
何年か前なら米の値段がここまで上がるとは思いませんでしたし、古米どころか古古古米などと、どこまで「古」という字がつくのかというほど昔のお米を放出する騒ぎとなりました。
また、「米」大統領のトランプ関税で世界経済が大混乱に陥ったなんてこともありました。
あまり安すぎると農家の方の暮らしにも影響を与えてしまい、結果的に米がさらに減ってしまうことにはなるのですが、来年はもっと手に入りやすくなって欲しいものです。
何年か前なら米の値段がここまで上がるとは思いませんでしたし、古米どころか古古古米などと、どこまで「古」という字がつくのかというほど昔のお米を放出する騒ぎとなりました。
また、「米」大統領のトランプ関税で世界経済が大混乱に陥ったなんてこともありました。
あまり安すぎると農家の方の暮らしにも影響を与えてしまい、結果的に米がさらに減ってしまうことにはなるのですが、来年はもっと手に入りやすくなって欲しいものです。
今年の漢字は「熊」
そして、今年の漢字で選ばれた「熊」ですが、こちらも最初に話題にのぼった「二季」と同じく、異常気象と関連しているといえます。
異常気象で山のエサがなくなり、熊が人里に出てきて襲うということが増えてしまいました。
4月から10月までの半年間で駆除された熊は、9千7百頭以上と過去最多。
死傷者は4月から11月までの速報値で230人、亡くなった方は13人となっています。
もちろん熊が多く出てきたことで駆除された頭数が多くなったということもありますが、駆除に向けた制度ができたからということもあります。
9月には緊急銃猟という、自治体の人が認めれば熊を撃って良いという制度ができたり、警察官がライフル銃を使うことを認めたり、秋田県では自衛隊に協力を仰いだりしていました。
異常気象で山のエサがなくなり、熊が人里に出てきて襲うということが増えてしまいました。
4月から10月までの半年間で駆除された熊は、9千7百頭以上と過去最多。
死傷者は4月から11月までの速報値で230人、亡くなった方は13人となっています。
もちろん熊が多く出てきたことで駆除された頭数が多くなったということもありますが、駆除に向けた制度ができたからということもあります。
9月には緊急銃猟という、自治体の人が認めれば熊を撃って良いという制度ができたり、警察官がライフル銃を使うことを認めたり、秋田県では自衛隊に協力を仰いだりしていました。
冬眠の季節に入っても油断できない
熊は冬眠するので今の時期は大丈夫なのかと思いきや、その常識は通用しなくなってきています。
ひとつはエサがなくて腹が空いて寝るに寝れなくなったため。
そもそも冬眠はエサがない時期に動かないという習性によるものですが、逆に人が住んでいるところに行けばエサがあるということを知ってしまい、冬眠の必要がなくなったということも考えられるそうです。
いずれの社会問題も2025年だけではなく、今後も考えなければならない問題のようです。
(岡本)
ひとつはエサがなくて腹が空いて寝るに寝れなくなったため。
そもそも冬眠はエサがない時期に動かないという習性によるものですが、逆に人が住んでいるところに行けばエサがあるということを知ってしまい、冬眠の必要がなくなったということも考えられるそうです。
いずれの社会問題も2025年だけではなく、今後も考えなければならない問題のようです。
(岡本)
関連記事
