元・FUNKY MONKEY BABYS(ファンモン)のモン吉さんが、12/26の『ナガオカ×スクランブル』にゲスト出演しました。
2013年の解散後、「2~3年休んでました、ざっくり言うとゆっくりしてた」というモン吉さん。
忙しいファンモン時代にはできなかった旅行を楽しんだり、のんびりしたりして過ごしていたとのこと。
パーソナリティの永岡歩とはかなり久しぶりということで、「本当にどうもお久しぶりでございます」と律義なモン吉さんとのトークスタートです。
元ファンモン・モン吉が語る、ニューアルバムの名曲誕生秘話。
1年4か月ぶりの『モン吉2』
12月13日にセカンドソロアルバム『モン吉2』をリリースしたモン吉さん。
前作『モン吉1』から1年4か月前あけての2作目です。
「こんなに早いスパンで出すとは自分でも思ってなかったんですけれども」とモン吉さん。
「(ファンモンの時と)そんなに変わらないペースで出すんだ、と思いましたけど。自分的にもそんな煮詰まった、今もう音楽出ないよって状態ではなかったので。逆に曲作りできて楽しいなっていう感覚ではやってましたね」
超忙しかったファンモン時代に比べ、完全に今の方がペースが保てているんだそう。
曲は「作ろうと思って作るタイプ」だというモン吉さん。
「制作が軌道に乗ると、ポンポンできちゃうタイプなんで。軌道に乗るまではちょっと焦るというか、大丈夫かなっていう不安はあるんですけれど。余裕はないっちゃないんですけど、楽しんだ方がいいかなと思ってやってます」と、マイペースに、楽しみながら曲作りをしているとのこと。
ファン投票でイチオシを決定
今回の『モン吉2』は11曲入り。
「11曲良かったですね!本当に!」と感想を述べる永岡。
「ファンモン解散してからの3~4年。前回のアルバムからの1年4か月。かなりいい過ごし方されたんだろうなっていうぐらい。当時から好きだったし、『モン吉1』からもさらに俺はいいなって思ったんで」と、かなり今回のアルバムはお気に入りの様子。
「ありがたい、うれしいです。音楽をそう言ってもくれるのが一番うれしいですね」とモン吉さん。
今回のアルバムでは、事前に「前代未聞!あなたが選ぶモン吉2ndアルバム推し曲投票企画!!」という企画が遂行していました。
リード曲(イチオシの曲)を決める時に、スタッフやレコード会社などの制作側が全員バラバラの曲を選んでしまうというまさかの展開。
そんな時、あるスタッフの「いつも聴いてくれてるファンの方に聞いてみるっていうのがいいんじゃない?それもモン吉らしいよね」という提案で、このプロジェクトが決定したんだそう。
我を通して自分で曲を決めるでも、レコード会社の意見に合わせるでもなく、ファンの意見を反映しようという柔軟な発想から生まれた企画だったといいます。
ママ=奥さんという心境の変化
投票の結果、3位は「Dear Mama」。
結婚してこどもを授かり、彼女から母・ママになった最愛の人へのラブソングです。
題名が先についたというこの曲。
最初は、モン吉さんのお母さんに向けての曲だったといいます。
「なんですけど、自分もこども生まれたりとか、環境が変わって。“ママ”っていったら自分の奥さんだったんで。逆にそういうラブソングもおもしろいのかなと思って」
自身の環境の変化と共に、「ママ」という言葉への意識が変わっていったというモン吉さん。
最後の部分の歌詞については「多分、普通の感性でいったらみんな思ってることだと思うんですよね。こども任せっぱで、とか。なんで、そういうのを歌にできたらなと思って書きました」と語ってくれました。
「Dear Mama」が3位と聞いて、「やっぱりどっちかといったら人肌を感じるような曲が選ばれるんだな」と思ったといいます。
「ファンモンもそういう曲が近いテーマの曲が多かったので、元々聴いてくれてる方はそういうあったかい題材とか、あったかい曲が好きでいてくれてるんだなっていうのは思いました」と、ファンの気持ちを再確認したというモン吉さん。
1位に選ばれた「茜空」については、「曲調からしたら完全にアルバムの両極っていう感覚でもう作ってたので、ちょっと意外でしたね」と語ります。
「曲の勢いとかノリじゃなくて、ほんと歌詞の世界観だったり、音の綺麗さだったり。ほんとファンの人が選んだっていう感じですよね」と、納得の永岡。
スピリチュアルな友達の助言
そんな永岡のイチオシ曲は2位の「RINNE」。
投票結果が出た今だから言えるとして、モン吉さんも「僕も『RINNE』が一番好き」なんだそう。
「今っぽい題材に、今っぽいオケにって、"今"を意識して作ったというか」とモン吉さん。
「今ドキというか。今までとはちょっと違うし、モン吉さんの中の新しさもあるけど、カッコよさみたいな部分は残ってるし、みたいな」と熱く語る永岡に、モン吉さんが「RINNE」にまつわる秘話を教えてくれました。
スピリチュアルなものが見えるという地元・八王子の友だちから、ある日突然「お告げがあった」と電話がかかってきたといいます。
その半年後、元ファンモンのDJケミカルさんと一緒に3人で遊んだ時に再度そのお告げについて聞いたところ、「今、宇宙全体では縁のあった魂と魂同士が結びつくスピードが上がってるから、そういう題材の曲をモンちゃん書けば?そういうのがみんな共感してくれるんじゃない?」と言ってくれたんだそう。
「じゃあ作ってみようかなと思って。言ってみれば、デカい意味のラブソングじゃないですか。前世で奥さんだった人のところにもう1回戻るとか。そういうことっていう認識だったので、自分の中では。すごいでっかいラブソングになるな、と思ってワクワクしながら」とモン吉さん。
「普段はアレンジャーさんの家に行って、ゼロから作るんですけど。今回は自分の家のパソコンで。久しぶりですよ、ダンスミュージック以外を作ったのがなかなかなかったので。久しぶりに自分の家パソコンでポチポチJ-POP作り始めて。作ってた段階でやっぱいい曲になってきたんで、ああ友だちのお告げがあってのことだな」と感謝したと話してくれました。
前代未聞のファン投票、元・ファンモンのDJケミカルさんが描いたジャケット、KICK THE CAN CREWのLITTLEさん・かりゆし58の前川さんとのコラボなど、話題満載の今回のアルバムです。
ワンマンツアー「猿旅2018」
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