ナガオカ×スクランブル

パスピエ・大胡田なつきが女の子の服を脱がせちゃった理由。

ロックバンド、パスピエのボーカル・大胡田(おおごだ)なつきさんと、キーボード・成田ハネダさんが10/31の『ナガオカ×スクランブル』に1年半ぶりに登場しました。

元々顔を出さないアーティストとして知られていたパスピエですが、前回この番組に登場した直後に顔出しを解禁。

そこには一体どんな心境の変化があったのでしょうか。

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「大胡田 顔」でエゴサ


「我々もね、クリエイティブの部分でもっと広げたいなと思いつつ。カッコよくいうと、そういう感じ出そうかと」と、顔出しを解禁した理由を語る成田さん。

大胡田さんも「(顔を)出さないでやれることというか、やりたいことって結構やったなと思って。じゃあ出して、また新しいことできればいいんじゃないかと思いましたね」と、顔を出すことが次なるステージへの第一歩であったと語ります。

「どんなリアクションが来るのか。(顔出し後)最初のリアクション怖くないですか?思わず調べちゃう。エゴサ(エゴサーチ)しちゃう。『大胡田 顔』。そういうのなかった?」との永岡歩の質問に「そこまで見た目に対する反応なかったよね」と、大胡田さん。
顔を出したことでの大きな混乱はなかったそうです。

「それこそコアなファンな方とかは、ライブで見て知ってますし。逆に出してなかったの?みたいな方もいますからね。すんなりと(顔出しが)移行できたと言い聞かせてます」と成田さん。

「おとのなる」からの「おとなり」


今年5月にドラムスのやおたくやさんが脱退されて、新たに4人体制となったパスピエ。

「今のタイミングだからこそできることって何だろう」(成田さん)と考え、新しい作品には打ち込みという手法も取り入れたといいます。

「いなくなっちゃうと寂しいじゃない。ちょっとどうなの?新しいドラマーを探そうってなんの?じゃなく『俺たちは思い出と共にドラマーはなしで行くんだ』、になるの?」と、核心に迫る永岡に「そこはまだ全然。これからどうなるかまだわからないですね。何もそれに関しては決定事項はないですね」と成田さん。

10/18ミニアルバム『OTONARIさん』がリリースされました。

「アルバムの1曲目に『音の鳴るほうへ』という曲が入ってまして、この曲を軸にミニアルバムを作っていこうと団結して作り始めたんですけれど。せっかくだから、その曲をもじったタイトルを付けられないかなということで」と、アルバムタイトルの由来を語る成田さん。

「音の鳴る方へ→おとのなる→おとがなる→おとがなり→おとなり→OTONARIさん」
言葉遊びのように決まったタイトルだったそう。

新しいパスピエスタイル


今回のミニアルバムは7曲入り。

「アッパーな、ライブでも盛り上がるんじゃないかなっていう曲だったり、それこそ打ち込みの曲だったり、歌の方も今までにない歌詞の世界観だったり」と、自信作であることをうかがわせてくれる成田さん。

「もっとこれから私たちがどうしていくのかみたいなのを、歌で伝えたいなっていう。その姿勢を見せたいなと思って。その点で、今回歌詞や歌い方を気にしたところですね」と、大胡田さんも新しいパスピエの魅せ方を考えて作った作品であると語ります。

4曲目の「(dis)communication」が非常に好き、と永岡。
こちらは打ち込み&オートチューンの曲で、永岡いわく「今までのパスピエとは違った世界観」とのこと。

「打ち込みっていうことで、ディスコチューンだったりダンスチューンになりきらずにパスピエらしさも残しつつ、新しい我々のスタイルが見せられればいいと思いましたね」と、(dis)communicationを語る成田さん。

アルバムジャケットの(dis)communicationの歌詞ページの挿し絵が「服を脱ぐ女」であることに注目した永岡。
「大胡田さん、服を脱ぐ女なんで描いたの?」とツッコまずにはいられません。

「描きたいからですよ、そんなの。中身も見せちゃうぜ、みたいな。いや、ごめん今考えましたそれ(笑)内面的なところを、私は歌詞でも歌い方でも、もちろん楽器の音でも表現したと思ったんで、女の子には服脱がせちゃおうかなって」と、大胡田さん。

ジャケットにも、キャミソールとショーツ姿のショートカットの女性の絵が描かれています。
大胡田さんによると「2人がお隣同士。1人は音を聴いていて、1人は音をお話してて。耳を澄ませてるんです」という光景なんだそう。

“OTONARIさんのONOMIMONO”


11月からライブツアー「パスピエ TOUR 2017“OTONARIさんのONOMIMONO”」が始まります。
この地方では11/15(水)に名古屋今池ボトムラインで開催。

「新体制のパスピエの初めてのワンマンライブ、そして名古屋でやらせてもらうっていうこともあるので、本当に楽しみですし。2枚のアルバムにフォーカスをあててやろうと思ってるので。今までのパスピエと新旧の音楽を届けられたらなと思ってます」(成田さん)

ドラムスのやおさんがいた時代の曲と、新体制になってからの曲が同時に楽しめるツアーになっているということです。

「どうやって変わっていくのか、っていうのをしっかりと皆さん味わっていただきたいと思います」と、まとめた永岡でした。
(minto)
ナガオカ×スクランブル
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2017年10月31日23時25分~抜粋

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