ナガオカ×スクランブル

la la larks 内村友美は暑苦しく歌いすぎ?

モダン・ポップ・ロック・バンドla la larks(ラララークス)からボーカルの内村友美さんとキーボードの江口亮さんが、9/12放送の『ナガオカ×スクランブル』に生出演しました。

内村さんは2年ぶり、江口さんは3年ぶりの出演。
ですが、パーソナリティの永岡歩は江口さんとは度々ポタリの打ち上げで一緒になるため、それほど久しぶりという感じではないよう。

まずはこの日のメッセージテーマである「最近、めちゃくちゃ努力したこと!」から、インタビュースタートです。

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人知れず努力するプロたち


「やっぱもう、アルバムの歌の練習はむちゃくちゃ努力しましたね。毎回一曲ずつ全部練習しないと、ほんと歌えないんすよ」と話すのは内村さん。

「元々の才能でイケるものなのかな、ってこっちなんかは…」と、プロが影で努力をしているということがピンと来ていない様子の永岡に「イヤイヤイヤ」と否定する2人。

「ドラムのターキー(元・GO!GO!7188)とかも、毎回すごい練習してますよ。この前たまたまリハーサルで会いましたもん。『何やってるんですか?』って聞いたら『個人練』って」と江口さん。

永岡は「そんな軽音楽部みたいな感じで?」と驚きますが、江口さんいわく「そうっすね、ウチのバンド部活ですよ本当に」とのこと。

内村さんは、江口さんの東京のスタジオのようになっている作業場で、歌って録って確認してを繰り返し、「ここシャクんない方がいいなとか、そういうの全部決めて」と、地道に練習を重ねているんだそう。
「毎回毎回、絶対やります」と、その努力を語ってくれた内村さんです。

子育てに死ぬほど努力中


一方、江口さんが最近死ぬほど努力していることは「子育てでしてね。奥さんとよくケンカするんですよね」。

「お互いの価値観が違ってて…」
何やら人生相談の様相を呈してきました。

「音楽しかできないんで、こどもがそういう風に育ったら困るじゃないですか。協調性とかやっぱり」と江口さん。
「僕多分、音楽をやっている時は(協調性は)ないかもしれない」と自らを語ります。

「後天的なものかもわからないですけど、今はきっと仕事の場ではあると思いますけど」とフォローする内村さん。

昔は人間ができていなかった?


ですが、付き合いは9年にもなるという2人。

内村さんによると、9年前の江口さんは「結構尖っていた」んだとか。
「でも、それ以前の方がもっと尖ってたっていう話を聞くんで。『えっ、どんだけ?』って感じ」なんだそう。

「多分、人間ができていなかっただけだと思います」と、振り返る江口さん。

「中京大学行ってて、ちょっとスカウトとかされて調子こいちゃって、『俺天才!』と思ってたらデビューできなくて、で、フリーターやってデビューして。デビューしたけどうまくいかなくて、で、アレンジャーになったっていう風なんで」と自身の経歴を語り、「基本的に自惚れたら、大体いいことないんですよね」と、どこまでも自虐的です。

「ポルノ(グラフィティ)にやっても、いきもの(がかり)に曲やっても、LiSAちゃんにバンバン作っても」と永岡に振られても、「僕のことじゃないですから。彼ら彼女たちが頑張ってくれてるから、僕は生かさせてもらってる」と、現在の江口さんはなんとも謙虚。

「触れるものみな、傷つけます」


「そうなってくると、奥さんが家を守ってくれてるから、僕も音楽頑張れる、になるわけ?ならば、子育てもやらないとみたいな」と話す永岡。

「50パ、50パでちゃんと」と笑いを取る江口さん。

「僕は最近しか知らないので、黒髪で優しそうな雰囲気のパパの感じしか知らなかったけど、昔を知ってるとそういう部分はあるわけなんですね」という永岡に「(昔は)触れるものみな、傷つけますみたいな。そんなことはないけど(笑)」と、内村さんからまさかの衝撃発言。

「じゃなかったら、元のバンドとうまくいってます。そう、そこはホント人に見せていきたいところですね」と江口さんもこれに同調します。

「それでもバンドを諦められなくて、バンドしたくて今アラフォーがね、こうやってるっていうことの意味を伝えていきたいです。子育て悩んでもやめないこの意志をね」江口さんのこの発言に、納得の永岡。

『Culture Vulture』


結成5周年を迎えたla la larks。
「あっという間だったんですけど、思い返すとすっごいいろんなことあったな」と内村さん。
もしこのla la larksがなければ、School Food Punishmentの解散後「多分地元(千葉県柏市)に帰って普通に働いてたんじゃないですかね」と語ります。

8/30に12曲入りの1stフルアルバム『Culture Vulture』がリリースされました。

江口「5年分のライブでやってきた曲も入ってたりするんで、自分たちの成長記録みたいなところもありますね」

内村「アルバム出しますって言った時に、お客さんが泣いたりとかしてて。それを見た瞬間に、すごい申し訳なさと一緒にやっぱうれしいなと思って。待っててくれたんだなと思ったし。反応がすごい良いんすよ、それがやっぱすごくうれしいし。自分が歌うことを喜んでくれる人もいるっていうことを確認できたっていうのもありがたかったし」

江口「今回内村がこう歌いたいと言って録った時に、あまりにも暑苦しくて。パブリックイメージの内村とちょっとかけ離れてたんで、そこはちょっと直したりとかそういうのはありましたね」

内村「この5年でやってきたことって、ライブをすごいやってきたっていう感じがあって。そういう感覚が今までの自分になかったんですよ。なんで、ライブで培ってきた感じで熱く思いを伝えるとか、もっとパワフルに歌うとか、もっと声デカく歌うとかってことを、そういう成長を見せてやる!みたいな感じがあっていったんですけど。『いや、そういうんじゃないから』ってスッて。バシャって水かけられた」

意外な裏話を披露してくれました。

5年間で作ってきたチーム


「すべての“エセ音楽知識人”へ」という意味深なキャッチコピーの今回の1stアルバム。
「ケンカ売ってんのか?」と自ら語る江口さん。

「江口さんのこだわりもたくさん入っている」と話す永岡に、江口さんは「僕というよりもこの5年間で作ってきたチームなんですよね。レコーディングする時、自分たちは演奏するだけなんですよ。一緒に音を録ってくれる仲間とか、音を作ってくれるテックの方とかに一緒にやってもらわないとできないんで」と、チームで5年間の想いを込めて作り上げられたアルバムであると熱く語ってくれました。

「Culture Vulture」リリースツアー「C.V.C」。
この地域では11/5(日)に大須のell.FITS ALLで開催されます。

「『Culture Vulture』聴いてもらえれば大体楽しめると思うんですけど、それよりももっとライブならではの熱とかね。さっき言ったものを。その時はもうちょっと頑張って歌おうかな(笑)」と話す内村さんに「ポロリもあるかも!」と、ふざける江口さん。

「ちょっと江口さん、今のさっぱり面白くない!今のはイカンな、奥さんいないからって羽目外しすぎね!」と釘を刺す永岡に「いま寝てっからね」と、どこまでも楽しい江口さんでした。
(minto)
ナガオカ×スクランブル
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2017年09月12日23時20分~抜粋

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