#むかいの喋り方

パンサー向井のコメントがストレートに言えなくなる理由

ロケで自分に求められているものを理解しつつも、最近はつい余計なことを考えてしまうというパンサーの向井慧
キャリアがあるからこそ抱えてしまう密かな葛藤について語りました。
9月1日放送の『♯むかいの喋り方』から。

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絵の感想がストレートに言えない!

変わった趣味を仕事にした方に取材するロケに言ったときの話。

本来なら「すごい変ですよね!?」「こんな変なこと、なんでやってるんですか?」とインタビューする役割が求められていたそう。
それによって、観ている視聴者のガイドの役割を果たすのだとか。

その回は変わった絵を描いている方だったそうで、向井に求められているのはその作品に対するコメント。
ストレートな物言いが期待されるところですが、もはや新入りではなく中堅の域に達している向井。
この方がやっているのが仮に変わったことだとしても…と頭の中で勝手に想像しまうそう。

最初ストレートに描いていたところなかなか芽が出なかったので、紆余曲折を経てこんな絵になっているんだろうな、と自ら事情を掘り下げます。
そうなると「変」という思うがままの感想は全く出てこなくなるそうです。
脳内で補完をし過ぎた結果、出てきたセリフは

向井「へ~なるほどね~そういうことかー」

第一印象の言葉が出てこなくなるどころか、よくわからないコメントに。
さらには、その描き手の家族の心情まで勝手に想像する向井。

向井「ご家族とかはどんな感じで?応援している、そんな言葉ってあったりするんですか?」

と、質問の言葉つきまで遠回しに柔らかくなってしまうのだとか。
一方、ストレートに「変ですねー!」の言葉がほしいディレクターはしびれを切らし、何度も差し出していたカンペには「変!変!」と思いっきり書いてあったとか。
一般社会では求められるスキルも、お笑いの世界では逆になってしまうようです。

目が笑っていないときも…

向井「なんかこう言えない、ってところが最近の葛藤っていうか」

仕事を成立させるために言うべきセリフと葛藤してしまうケースは他にもあるとか。
”目が笑っていない”というよくあるツッコミは、「あなたちょっと目が濁っていますよね?」という意味合いを含んでいる、と話します。

しかし、これもまた最近の向井は、相手はたぶんがんばって笑おうとしてくれて顔がひきつっているのだろう、と察してしまうそう。
結果、出てくるセリフは「笑おうとしてくれてありがとう」「場に合わせて笑う努力をしてくれてありがとう」とマイルド過ぎるものになってしまうのだとか。
そんな奴のお笑いは面白くないに決まってる!と自分でツッコむ向井。

向井「難しいよね。オモシロを取るべきなのか。オモシロを取るべきなんだろうけど」
キャリアが長くなるとつい深読みしてしまい、反射的にしゃべれなくなるという悩みを明かしました。
 

ノートのブラックぶりに仰天

向井が日々つけているというノート。

最近ちょいちょいメディアにも露出しているそうで、あるとき雑誌の取材の話がきたそうです。
テーマはいろんな方のノートについての”みんなの毎日がもっと輝くノート術”。

向井「思っていたのとちょっと違ったんでしょうね」

向井のつけているたまりにたまった過去5冊のノートは真逆。
“皆様のモヤモヤを募集”というコーナーのネタだったため、モヤモヤしたことやムカついたこと、憎かったことなどをさんざん書き溜めていたとか。
「今まで書いたノートを見せてもらっていいですか?」と聞かれ、そのノートを提出。

向井「もっとさわやかなノートを想像していたんでしょうね」

あまりに真っ黒な内容のノートをみて、担当者がドン引きし「ちがうちがう!」となったというオチでした。
(nachtm)
 
#むかいの喋り方
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2020年09月01日22時14分~抜粋

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