#むかいの喋り方

パンサー向井、ハライチ岩井の家でM-1を観るのに必死

お笑いトリオ「パンサー」の向井慧がパーソナリティを務める番組、『#むかいの喋り方』。

12月24日の放送では、お笑い界の一大イベント『M-1グランプリ2019』(ABCテレビ・テレビ朝日系)について、向井がその感動を語りました。

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何言われるかわかんない

12月22日(日)、昼から都内で『女子高生ミスコン2019』というイベントが開催され、向井はそのMCを務めることになっていました。

イベントが18時頃に終了予定だったので、その後ハライチの岩井勇気さんの家で、18時半からM-1を一緒に観ようと約束をしていたんだそう。

ところが予定が狂います。

『女子高生ミスコン』は日本一かわいい女子高生を決める大会。言わば、出場する女の子にとってはM-1と同じです。
地方の予選を勝ち抜いてファイナリスト10人に残り、共に2ヶ月間歌やダンスや演技のレッスンに励み、この日の決勝大会で集大成をぶつけ合う。その中でたった1人がグランプリに選ばれる。

そんな熱い熱い大会ですから時間が押してしまい、イベントが終わったのは18時20分。

「『やっべえ』って。岩井くんなんか待たせたら、何言われるかわかんねえじゃん。怖いじゃない(苦笑)」

場を和ませたニューヨーク

急いで岩井さんの家に着くと、そこにはすでに後輩芸人の相席スタート・山添寛さんもいて、3人で鑑賞することに。

「本当に、今回の大会は素晴らしいなと思ったんですよ。まずはトップバッターの『ニューヨーク』。やっぱトップってお客さん側も緊張してるし、どうなっていくんだみたいな空気の中で、ネタがめちゃくちゃウケて。
点数が出た時に、意外と(ダウンタウン)松本さんが辛くて。その理由が、松本さん自身は怒っていくツッコミが好きだから、『ツッコミの屋敷が笑いながらツッコむのが、ちょっとなあ』みたいな」

これは“M-1あるある”で、審査員が厳しいことを言うと、客席がピーンと張り詰める感じが毎年あるんだと、向井は語ります。
「わっ、注意されてる!」というのを間近にするから、「こんな厳しい…M-1ってすごい大会なんだ」みたいな、独特の緊張感が出てしまうんだとか。

「そこを屋敷が『うわっ、最悪やーっ!』みたいな。松本さんに言われた瞬間、ちょっとバラエティー的な返しをして。それでドーンとウケて、緊張感もなくなりすごい柔らかい空気のまま、トップバッターを終えてるっていう。
まずここが、今回の大会が盛り上がった一番最初の起爆剤。ニューヨークすごいなあ、平場(ネタ以外の場)強いなあと」

そんな感じで、出てくる芸人に次々と感銘を受けていったといいます。

お前、漫才やってないのにうるせえ

岩井さんや山添さんと鑑賞している時も、感嘆の声をあげていた向井。

「かまいたちさん、和牛さんって強えんだな、やっぱ常連組の年なのかな」
「(初出場組の)新時代も強いなあ、すごいなあ」
「ここ、すごいなあ」

そこで岩井さんが一言。
「お前、漫才やってないのにうるせえ」

「あ、そうかゴメンゴメン、そうだよね、ネタも作ってないしね、ゴメンゴメン(苦笑)」
あわてて取り繕う向井。

そしてステージは最終決戦。ミルクボーイ、かまいたち、ぺこぱ。
この3組がいよいよこの後ネタを披露して、優勝者が決まります!

そんな感じでCMに入った瞬間、岩井さんが衝撃の一言。
「明日『おはスタ』だから寝たい。帰ってくれ」

あわてふためく向井。

「いや、待ってくれ、あと3組のネタを見たら優勝が決まるんだ!今帰ったら、家まで15分とかで着かないから、完全に俺と山添は見逃すことになる。頼むから最後まで見せてくれ!(泣)」

しかし岩井さんは聞き入れません。
「いや、明日俺は『おはスタ』で4時半に起きなきゃいけない。だから帰ってほしい」

「頼む!岩井くん!頼むから居させてくれ」とすがる向井に岩井さんは諭します。

「それは、昔の時代のやり方だ。先輩に『朝まで行くぞ』と言われて、明日朝早いのに無理やり朝まで付き合う時代は、昔は確かにあった。
でも今の時代は、みんなそれぞれ自分の用があったら、先輩の誘いとかも断っていい時代になってる。

まだお前らはそんなことをしてんのか?『居させてくれ』とか『もうちょい見せてくれ』とか『寝るの我慢してくれ』とか。何でそんなことを言うんだ?」

牛歩作戦。ミルクだけに。

「そう言われるとさ、『確かにまあ、なあ。岩井くん家だしなあ』ってなってって」

そうして、泣き落としは諦めたという向井。ただ、M-1の結果は見たくてたまりません。
そこで取った作戦とは?

「帰り支度を20分かけてするっていうね(笑)。
帰る準備をちょっとずつ見せながら、途中途中で岩井くんにホットミルクを飲ませながら、何とかして20分引き伸ばして、最後まで観れました」

牛歩作戦が功を奏して知った結果は、3組とも最高の面白さを発揮した上でミルクボーイの優勝。
しばらく余韻に浸りたいところですが…。

「優勝が決まった瞬間、岩井くんに『本当にここまででお前らは帰れ!』と言われて(笑)」

すぐさま2人は退散。向井は山添さんとも別れ、帰宅したということです。

ちなみに岩井さんはこの日の鑑賞会を自らのラジオ番組で「かわいい男の子たちを家に呼んでの“乱交M-1”」と表現しており、楽しんでいたようです。
文句言いながらもちゃんと最後まで見せてあげる辺り、優しさが表れていますね。

向井へのご褒美

興奮冷めやらぬ向井は、録画しておいたM-1をもう一度観直そうと思い、テレビの前に座ります。

「やっぱ一番最初に観ちゃったのは、どん兵衛のCMね(笑)。アレはヤバかった(笑)」

向井は以前より、日清食品「ご褒美ラ王シリーズ」のCMに出てくる、男女の子役に注目していました。
「豆乳坦々スープ」を「とうにゅうたんたかたんたかスープ」と言ったりするなどの、舌足らずな子どもたちがかわいくてかわいくて仕方ない、とデレデレしまくり。

その子らが今回「どん兵衛」のCMで、星野源と吉岡里帆の子どもバージョンとして登場したのです。

「もう、俺に寄せて、俺に見せに来てんじゃん!あのCMをこんなに熱弁してるヤツはいないんだよ!?」

向井にとって影のM-1王者は、“ミルクボーイ&ガール”だったのでした。
(岡戸孝宏)
#むかいの喋り方
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2019年12月24日22時20分~抜粋

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