お笑いトリオ「パンサー」の向井慧がパーソナリティを務める番組、『#むかいの喋り方』。
12月10日の放送では、芸人仲間のチョコレートプラネット・長田庄平さんと、相席スタート・山添寛さんがゲスト出演しました。
3人で今年のお笑い界を振り返ろうという企画のためです。
実は山添さん、放送前日まで出演が公表されなかったほぼシークレットゲスト扱いだったのですが、その理由が本人にとってショッキングなものでした。
相席スタート山添、パンサー向井とチョコプラ長田に翻弄される
ハライチは大人の事情
番組冒頭、向井が語ります。
「先週の放送で『チョコレートプラネットの長田は来ます』と言いました。で、あと1人が先週の段階では確定が出てなかったんですよ。
事務所側にオファーを出したら、『多分行けると思いますが、まだ確定ができないので、正式に発表するのはちょっとお待ちください』と言われたので、リスナーの皆さんに『あと1人のゲストは誰でしょう?』というクイズを出して、盛り上がったんですけど」
その時は、
「向井くんと仲のいいハライチ・岩井勇気さんですか?」
「向井さんが慕っている先輩の又吉直樹さんですよね?」
「今度オールナイトニッポンのゲストに向井さんが出るから、それより先にオードリー・若林正恭さんを呼ぶんでしょう」
などなど、様々なゲスト予想のメールがたくさん届いたのです。
向井が話を続けます。
「そもそもの話をすると、長田くんは呼ぶことが早々と確定していて。
もう1人、ハライチの岩井くんに(個人的に)オファーを出させていただきました。岩井くん的にも『おっ、全然いいよ』という感じだったんで、『正式に事務所を通してオファーしてみるね』なんて言ってたら、まあ大人の事情がありまして。岩井くんはちょっと無理だと」
ここで、第1候補が消えました。
「先週の放送で『チョコレートプラネットの長田は来ます』
事務所側にオファーを出したら、『多分行けると思いますが、
その時は、
「向井くんと仲のいいハライチ・岩井勇気さんですか?」
「向井さんが慕っている先輩の又吉直樹さんですよね?」
「今度オールナイトニッポンのゲストに向井さんが出るから、
などなど、様々なゲスト予想のメールがたくさん届いたのです。
向井が話を続けます。
「そもそもの話をすると、
もう1人、ハライチの岩井くんに(個人的に)
ここで、第1候補が消えました。
新進気鋭のトリオ漫才
「うーん、他に誰かラジオで喋りたい人いるかなあーと思ってパッと浮かんだのが、四千頭身の後藤拓実くんだったんですね。
で、後藤くん本人にも聞いて、『多分行けます』と。じゃあ後は事務所のOK待ちですねというのが、先週の段階」
なぜ向井の頭に後藤さんが浮かんだのでしょう。その理由がこちらです。
ジャングルポケット、パンサー、ジューシーズのトリオ3組がレギュラー出演していた『333 トリオさん』(テレビ朝日系、2010~15年放送)。
パンサー、チョコプラ、2700、スパイク、横澤夏子、ジャングルポケットらとやっていたコント番組『パワー☆プリン』(TBS系、11~13年放送)。
これらの番組を素人時代の後藤さんが観ており、握手会などのイベントにも来ていて、今でもパンサーを好きだということを向井は聞いていたからです。
「じゃあ、お笑い第7世代でもあるし、いろんな世代を交えながらお笑い界を振り返るのもいいんじゃないかと。で、後藤くんにオファーを出してた段階だったんですね、先週は」
この時点で第2候補ですね。
で、後藤くん本人にも聞いて、『多分行けます』と。
なぜ向井の頭に後藤さんが浮かんだのでしょう。
ジャングルポケット、パンサー、
パンサー、チョコプラ、2700、スパイク、横澤夏子、
これらの番組を素人時代の後藤さんが観ており、
「じゃあ、お笑い第7世代でもあるし、
この時点で第2候補ですね。
先週と言ってることが違う
ここで1枚のメールを向井が紹介します。
「向井さん、シークレットゲストは山添さんだったんですね。
そこでひとつ気になることがあります。先週のゲストクイズで山添さんの名前が出た時に、向井さんは『山添くんは違う。ゲストには来ません』と言っていました。
しかし、今日のゲストは山添さん。これはどういうことなんですか?もしかして、元々オファーしていた人に断られたから、山添さんになったんですか?」(Aさん)
して、向井の答えは?
「…そうなんです(笑)」
まさか、第3候補だったとは。
「でも、誤解の無いように皆さん聞いていただきたいんですけど、前々から山添くんは面白いんですよ。
で、この2019年の山添くんの動き。俺はホントに『これは(ブレイクする可能性が)あるな』と。
元々面白いけど、テレビで自分の良さを出す方法をちょっとずつわかってきて。『2020年以降の山添くんは驚異だぞ』というのは前々から思ってた上で、山添くんもゲストにいいなっ♪
…と思ってたのはホントなの(笑)」
必死にフォローする向井です。
「向井さん、シークレットゲストは山添さんだったんですね。
そこでひとつ気になることがあります。
しかし、今日のゲストは山添さん。
して、向井の答えは?
「…そうなんです(笑)」
まさか、第3候補だったとは。
「でも、誤解の無いように皆さん聞いていただきたいんですけど、
で、この2019年の山添くんの動き。俺はホントに『これは(
元々面白いけど、
…と思ってたのはホントなの(笑)」
必死にフォローする向井です。
舞い上がっていました
さて、番組オープニングからフリートークを挟んで約30分。いよいよゲストの登場です。
「どうもーっ!やってまいりました、向井のお友だち、長田です!」
「今日で、距離感がハッキリしそうです。相席スタート山添です…」
2人のテンションが明らかに違いますね。
向井「山添くん、どうした?」
長田さん「どうした急に」
山添さん「知ってはるでしょ?こういう気持ちになるの」
「楽しくやろうよ」と促す向井と長田さん。
山添さん「わかってますよ!僕だって、長田さん・岩井さん・向井さんにお世話になってて、僕はもう大好き!『少し空いた夜は。』のメンバーに対しての愛があったんです」
『少し~』というのは、同期芸人で仲が良い向井・長田さん・岩井さんが定期的に開催している人気トークライブ。山添さんはこの3人が好きで毎回観に行っているそうです。
山添さん「で、今回このゲスト出演が決まって。メチャクチャ嬉しいじゃないですか。
以前の放送も電話で出させていただいて」
通常の『むかいの喋り方』ではクイズのコーナーがあります。基本的には向井が答えますが、向井がアポ無しで知り合いに電話をかけ、その人に答えてもらうこともあり、山添さんも2週前に出演していたのでした。
「どうもーっ!やってまいりました、向井のお友だち、長田です!
「今日で、距離感がハッキリしそうです。相席スタート山添です…」
2人のテンションが明らかに違いますね。
向井「山添くん、どうした?」
長田さん「どうした急に」
山添さん「知ってはるでしょ?こういう気持ちになるの」
「楽しくやろうよ」と促す向井と長田さん。
山添さん「わかってますよ!僕だって、長田さん・岩井さん・
『少し~』というのは、同期芸人で仲が良い向井・長田さん・
山添さん「で、今回このゲスト出演が決まって。
以前の放送も電話で出させていただいて」
通常の『むかいの喋り方』ではクイズのコーナーがあります。
苦渋の告白
山添さん「それからスタジオに呼んでもらって。こんな嬉しいことないですよ、大好きな先輩に呼んでもらえて。
でもさっき、放送が始まる前に、ちょっとだけポロッと内訳を言い出したでしょ?『実は第3候補でした』みたいなこと言ってきたじゃないですか」
そう、向井は本当はシークレットゲストが決まる経緯を、山添さんに黙っておきたかったんです。何も知らない方が幸せですから。
でもリスナーには経緯を説明しなければいけません。
なので向井は、長田さんと山添さんには「(放送開始30分後の)22時半にスタジオに来て」と前もって連絡していたのでした。
ところが連絡の行き違いで、2人とも早々と22時前に来てしまったのです。まずいです。いきなり本番で衝撃の事実を知ってしまいます。
「これは放送で言う前に、山添に一言伝えておかないと良くないな」と思った向井は、山添さんに「実は本命ではなかった」ことを打ち明けたんだそう。
でもさっき、放送が始まる前に、
そう、向井は本当はシークレットゲストが決まる経緯を、
でもリスナーには経緯を説明しなければいけません。
なので向井は、長田さんと山添さんには「(放送開始30分後の)
ところが連絡の行き違いで、
「これは放送で言う前に、
それでもやっぱり好き!
「困った時の山添、みたいなところあるじゃん」と、“頼りにしてるんだよアピール”をする向井に、山添さんが訴えかけます。
「僕が1個言いたいのは、例えばこの第3候補というのが“浮気相手”だとしましょう。僕が浮気相手、というか都合のいい女の子やとしたら、その子の目の前で『お前は都合のいい女の子なんだよ』と言うんですか?」
「第3候補やとしても、『でも同率1位やで』みたいな顔はしてほしいですよ。浮気相手からすると」
切ない女心(?)を吐露するのでした。
そんな山添さんの傷を癒やそうと、向井と長田さんが褒めまくります。
向井「長田くんと俺、メシに行くことが多々あるけどさ、『本当に山添いいよな』って話することあるよね?」
長田さん「メチャクチャ言うてる」
向井「これはもう、ウソでもなくね」
長田さん「メチャクチャ大事。山添メチャクチャ大事や、ホンマに」
「ウソくさいなあ(笑)」と言いつつ、「もう、どうせ許しちゃうんスよぉ、ホント」と、あっさり転がされてしまう山添さんなのでした。
「僕が1個言いたいのは、例えばこの第3候補というのが“
「第3候補やとしても、『でも同率1位やで』
切ない女心(?)を吐露するのでした。
そんな山添さんの傷を癒やそうと、
向井「長田くんと俺、メシに行くことが多々あるけどさ、『
長田さん「メチャクチャ言うてる」
向井「これはもう、ウソでもなくね」
長田さん「メチャクチャ大事。山添メチャクチャ大事や、
「ウソくさいなあ(笑)」と言いつつ、「もう、
大吉、川島、山添ライン
その後も随所で山添さんをベタ褒めしていく向井。特に際立ったトークを紹介しましょう。
向井「麒麟の川島明さんが、ゴールデンとプライムタイムの番組MC2本、10月から増えているんですけど。この川島さんの仕事の増え方。俺ちょっと、山添味(み)を感じてんのよ」
山添「へ?」
向井「博多大吉さんがグゥーッと出始めた頃に(感じた流れ)。『あれ?あの大吉さんのライン、川島さんにもありそうだな』ってずっと思ってたの」
長田さん「なるほどねえ」
向井「『くりぃむナンチャラ』(テレビ朝日系)を観てた時に、くりぃむしちゅーさんがいて、(インパルス)板倉さんがいて、若林さんがいて、川島さんだったの。プロレスの話をするみたいな回で。
で、オープニングで、天龍さんのナレーションで企画趣旨の説明があって。正直、天龍さんだから何を言ってるかわかんないじゃん。
で、ナレーションが終わった後、誰がツッコむかの戦いじゃない?『何を言ってんのかわかんねーよ』という状況に対して。でも猛者だらけ。誰が最初のツッコミするの?みたいな。
って時に川島さんが『これ、エスプレッソマシンが壊れた音、今聞いてたんですか?』というツッコミをして。
あの猛者たちの中で、最初にこのクオリティーのツッコミをするってことは、『あれ、この人イカツイな』と思ったの、俺」
長田さん「すごいね」
向井「これ、大吉さんの“スマートで上品で、でも毒味もあって”という感じで、川島さんも(大躍進が)ありそうだなあって。
インスタの大喜利も面白いし、今こうやってレギュラーも増えてる。
俺はその感じをちょっと正直、山添に感じる」
山添「マジっすか!?嬉しいッ!」
長田さん「そこの期待に乗らないのも山添、という感じもする(笑)」
山添さん「絶対そっちの方がありそう(苦笑)」
向井「麒麟の川島明さんが、
山添「へ?」
向井「博多大吉さんがグゥーッと出始めた頃に(感じた流れ)。『
長田さん「なるほどねえ」
向井「『くりぃむナンチャラ』(テレビ朝日系)を観てた時に、
で、オープニングで、
で、ナレーションが終わった後、誰がツッコむかの戦いじゃない?
って時に川島さんが『これ、エスプレッソマシンが壊れた音、
あの猛者たちの中で、
長田さん「すごいね」
向井「これ、大吉さんの“スマートで上品で、でも毒味もあって”
インスタの大喜利も面白いし、
俺はその感じをちょっと正直、山添に感じる」
山添「マジっすか!?嬉しいッ!」
長田さん「そこの期待に乗らないのも山添、という感じもする(
山添さん「絶対そっちの方がありそう(苦笑)」
期待の外れ外れ1位
第3候補でゲストに呼ばれた山添さん。
プロ野球のドラフトで言うと、1位指名がクジで外れ、代わりの選手もまたクジで外れ、次でようやく指名されたようなもの。
しかし、そんな“外れ外れ1位”で中日ドラゴンズに入団した荒木雅博選手(現コーチ)は、通算2000本安打を達成するほど大成しました。
山添さんもきっと、向井の期待に応えてくれることでしょう。
(岡戸孝宏)
プロ野球のドラフトで言うと、1位指名がクジで外れ、
しかし、そんな“外れ外れ1位”
山添さんもきっと、向井の期待に応えてくれることでしょう。
(岡戸孝宏)
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