#むかいの喋り方

パンサー向井、キムタクドラマのセリフ「ウニ出とるやないかい!」を絶賛

お笑いトリオ「パンサー」の向井慧がパーソナリティを務める番組、『#むかいの喋り方』。

11月12日の放送では、向井が夢中になって視聴している、木村拓哉さん主演のドラマ『グランメゾン東京』(TBS系)の感想を、独特の視点で熱く語りました。

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ワクワクの展開

『グランメゾン東京』の主人公は、木村拓哉さん演じるフランス料理シェフ。かつてはパリで2つ星レストランを経営するも、慢心から大事件を起こしてしまい失脚。
現在は日本で再起するべく、かつての仲間を呼び戻したり、新しい仲間を引き寄せたりして、新たに3つ星レストラン(グランメゾン東京)を作り上げようと努力する姿を描いています。

徐々に仲間を増やしていく展開は、尾田栄一郎原作のマンガ『ワンピース』を彷彿とさせるという視聴者の声も多く、王道少年マンガのそのワクワク感に向井もハマったのでした。

ちなみに、以前から番組内で熱く語ったのが伝わったのか、ある番組から向井に驚くべきオファーが来たそう。
それは、「そんなに好きであれば、『グランメゾン東京』の話をしてください。木村拓哉さんに聞きたいことがあったら、質問もお願いします」というものなんだとか。

好きで話していたものが仕事につながるという、まさかのワクワクな展開です。

そっちをスカウト!?

そんなオファーの嬉しさを感じつつ、今回は10日放送・第4話の感想を熱く語ります。

「4話にもなると、出演者の演技バトルがすごい。キムタクさんがメチャクチャカッコいいってのは前から話してるけど、ミッチー(及川光博)さんとか個性をガンガン入れてくるし、冨永愛さんが今回結構大きく出てくるんですけど、『リンダ・真知子・リシャール』という、役名からワクワクするようなね(笑)。
この冨永愛さんもいいんですよ、オリジナリティがあって」

「今回はいよいよ店がプレオープンするんですけど、それにあたって、『デザートがちょっと弱い』ということになって。誰かデザートが作れるヤツをスカウトしなきゃということで。
昔フランスの2つ星レストランで共にやってた仲間たちは、結構今また同じ店で働くようになってるんですけど、その当時のメンバーの中で、Kis-My-Ft2の玉森裕太くん(が演じるシェフ)だけ仲間になってない」

「で、(キムタクら主要メンバー3人で)玉森くんの働いてるホテルに行くんですよ。ここで玉森くんをスカウトするのかと思いきや、(キムタクは)玉森くんの部下の女の子をスカウトするんですね」

誘ったくせにボロカス言う

「で、スカウトした女の子に『コース料理の最後のデザートにしたいから、モンブランを作ってみてくれ』と。その女の子は作るわけですよ。で、みんなで味見するんですね。
そしたら(キムタクが)『こんな自己満足のモンブランじゃダメだ』と。『コース料理というのは、全部の品が完全に計算し尽くされた順番で出てる』と。
『一番最後に出すモンブランが、味の主張が強すぎて、コースメニューと全然調和が取れてない。こんな自己満足をやりたいんだったら自分の店でやれ』って言うんですよ」

「いや、そもそもスカウトしたのはキミたちですよね?と思うのに、女の子がメチャクチャ言われるんですよね。
でも、言われたことが悔しいのか、女の子はコース料理に合うようなモンブランを作るということに燃えて、(職場に戻って)やり始めるんですよ。でもどうしていいかわかんない時に、玉森くんが実は裏でいろいろアドバイスしながら2人で作り上げたモンブラン」

「これをみんなに食べさせたところ、『これ、明日24人分作れる?』と言われて、女の子が働くことに決まるんですね」

かつての仲間がピンチを…

ここから向井が興奮気味に捲し立てます。

「で、プレオープンの日、もう順風満帆よ。(超有名グルメ誌編集長の)リンダ・真知子・リシャールも食べにきて。そいつが“美味い”って書いたら拡散力がすごいと。逆にそいつが酷評するとそれだけでその店は終わってしまうぐらい、影響力があると」

「で、どんどんコース料理を出してって、どうやらみんな好評。で、魚料理を出すってなった時に、スタッフの柿谷って(役名の)男が、急にいなくなるの。『あれ?柿谷くん?』ってなって」

「『しょうがねえ、俺らで作るか』ってなって、ウニを使った魚料理を作ろうとしたけど、ウニの下ごしらえすらしてない。
間に合わない、ヤバいぞこれ。コース料理は時間が空いてしまうのは致命的だと」

「で、リンダ・真知子・リシャールも『ちょっと遅いね』みたいな顔をしてる。ヤバい、何で柿谷はいないんだ!でもそれどころじゃない!」

「って言ってる時に、一応モンブランを一緒に作ってくれてたってことで玉森くんにもプレオープンの招待状を出してて、来てくれてたのね。
そのヤバいってなってた時に、グランメゾン東京のホールを担当している沢村一樹さんが、客席の玉森くんにエプロンを渡して『頼む、ちょっと助けてくれ』と」

「そして、玉森くんがウニの下ごしらえをとんでもないスピードで始めるのよ!
で、何とか間に合って、ウニの料理が出るのね」

ウニ出とるやないかいっ!

何とかピンチ脱出。しかし、柿谷はどこへ消えたのでしょう。

「実は、ライバル店の悪ぅ~いオーナーがいるんですけど、このオーナーの所に行って、『これであの店も終わりだと思います』みたいな、ね。スパイみたいなヤツだったの!で、そのオーナーは『ヘッヘッヘ』と」

「で、オーナーが『どうせ酷評されてるんだろう、魚料理が出なくて』と思って、ネットで検索したら、グランメゾン東京の絶賛のコメントばかり出てくる」

「ちゃんと、魚料理としてウニの料理が出てるということを、(客の)SNSで見つけるんだよね。
その時に、そのオーナーが『ウニ出とるやないかいっ!』って怒り方をしてね(笑)」

この「ウニ出とるやないかいっ!」という、吉本新喜劇ばりの渾身のツッコミが、向井のハートを見事に射抜いたのでした。

「今年、一番面白いツッコミだったんじゃない?『ウニ出とるやないかいっ!』、俺ちょっと流行らせたいんだよねえ(笑)」

早くも来年の流行語大賞に狙いを定める、向井なのでした。

キムタク=クロちゃん?

結局、プレオープンは大成功。モンブランを作った女の子(役名・松井萌絵)も正式にグランメゾン東京の仲間に加わることになります。
しかし、彼女の上司である玉森くん(役名・平古祥平)は仲間に誘われていないので、ウニ料理を手伝った後は去っていきます。

「その時に、及川光博さんがキムタクに『萌絵ちゃんに目を付けたのも、本当は祥平が狙いだったんでしょ?』って言うんだよね。
実はキムタクは、玉森くんに仲間に入ってほしいという気持ちはずっとあるけど、やっぱ素直じゃないし、玉森くんをより近くにするという作戦だったの」

ここから向井は、大変なことに気づいたのでした。

「これね、『水曜日のダウンタウン』を見てる方ならわかると思いますけど、“モンスターアイドル”という企画があって。クロちゃんのやり方と一緒なんだよ(笑)」

安田大サーカスのクロちゃんが、アイドルグループを作るという企画が最近スタートしました。
そのオーディションでクロちゃんは、自分のお目当ての女の子を合格させず、その隣の子を合格させます。

後々スタッフがクロちゃんに真意を聞いてみたら、「お目当ての女の子に『何で私は選ばれないの?』と思わせ、『このアイドルグループに入りたい!』という気持ちをより強く掻き立てるために、わざと隣の子を合格させた」というのです。

あまりにドラマが好きすぎて、着眼点がマニアックになってしまう、向井なのでした。
(岡戸孝宏)
#むかいの喋り方
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2019年11月12日22時45分~抜粋

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