お笑いトリオ「パンサー」の向井慧がパーソナリティを務める番組『#むかいの喋り方』。
11月5日の放送では、前回放送終了後に向井が参加した、お笑い芸人仲間の飲み会についてトークが繰り広げられました。
その芸人とは、はんにゃ・金田哲さん、宮下草薙・草薙航基さん、四千頭身・都築拓紀さん、ハライチ・澤部佑さんです。
飲み会が終わってますように
前回の番組内で、「金田さんから飲み会に誘われてるんだけど、行きたくない」と暴露していた向井。
その理由の1つ目は、当日は昼から忙しかった上、ラジオ生放送で気力も体力も使い果たしてしまうだろうし、放送終了後の24時半過ぎから出かけるのはキツいから。
2つ目は、飲み会自体が20時頃から始まっており、向井が現地に着く頃には5時間を過ぎているだろうから。
これは何が問題かというと…。
金田さんが後輩の草薙さんらを誘って飲み会をしています。さすがに5時間経てばしんどいです。後輩らも「そろそろ帰れるかな」と思います。
そこへ別の先輩が合流してきます。さらに飲み会が続くことになります。
「後輩目線で言うと、5時間後くらいに来るヤツが一番ムカつく。草薙くんとか絶対苦手じゃん、そういう場。俺が草薙くんだったら、怒りの矛先が向井に行くよね」
そんなわけで前回の放送中、行くのを渋りまくっていた向井。
放送終了の頃には飲み会がお開きになっていることを切に願っていたのでした。
顔に出ている
さて、その後の経過はどうだったのでしょうか。
放送終了後、向井がスマホを見たら、24時25分の時点で金田さんからLINEが入っていたそうです。
「今飲んでる」というメッセージと共に、店舗情報のURLが貼り付けられてあるのを見た向井は、「うわぁ…まだ飲んでるのかぁ…」と驚愕。
さらにそのURLを開いてみると「閉店時間5時」と書かれてあり、「ううぅわあぁぁぁ…そうかぁ、最悪5時まで(飲み会が)あるなあ…」と震撼。
しかし、これまでスケジュールが合わず、金田さんからのお誘いを12回断り続けてきたという負い目があるため、気を持ち直して店に向かったのでした。
着くとそこには、冒頭で紹介したメンバーが。特に目を引いたのは草薙さん。
「あ、"帰りたい顔"ってこういう顔なんだな、ていう顔で飲んでたんですよ(笑)。帰りたいって言わずとも、こんなに顔に出るんだって」
ズクダンズンブングンゲーム
そもそもどういう飲み会だったかというと、草薙さんも都築さんも「はんにゃ」を見て芸人になりたいと思った世代なんだそう。
『爆笑レッドカーペット』『爆笑レッドシアター』(共にフジテレビ系)などで、しずる、フルーツポンチ、はんにゃの3組が全盛期。
中でもはんにゃの人気は飛び抜けていて、お笑い第7世代の2人にとっては、金田さんは飛びっきりの憧れの存在なんだとか。
どうやら、そのことを知った金田さんが、「金田哲に憧れてるヤツらの会」と称してまず草薙さんと都築さんを誘い、そこに「アイドル好き」のくくりで一緒に飲んでいる澤部さんも誘ったようです。
そんな金田さんと一緒に飲めるなんて、草薙さんと都築さんにとっては夢のような時間と空間のはずです。それがあからさまに"帰りたい顔"になってしまっているとは。
東京NSC11期生の向井に対して金田さんは10期生。先輩ですが同い年の33歳・愛知県出身・名前がサトシという共通点があり、金田さんは向井を非常にかわいがってくれているそうです。
そんな向井が語ります。
「金田さんて、明るくて楽しくて面白くて本当にいい先輩なんですけど、お酒を飲んでしまうと、ちょっとタガが外れちゃうというか。
三四郎さんのオールナイトニッポンでも言ってましたけど、1回(泥酔状態で)ベロベロになって某ラジオ番組に出たことがあって。
その時に、リスナーの反感を買いまくってしまって、袋叩きになってしまうくらい、お酒を飲んじゃうと、ちょっといろんな判断が鈍くなってしまう」
憧れから一変
いわゆる空気が読めない感じになって、ムダに長丁場になってしまい、後輩も帰りたくなってしまったのでしょう。
そんな気持ちを察した向井は、早く帰してあげようと、席に着くなりこう言いました。
「もう遅いんで、僕1杯だけ飲ましてもらっていいですか?これ1杯飲んだら、ちょっと今日は帰りましょう」
さすが、番組をそつなく進行させる"裏回し"役の多い向井、スムーズに草薙さんらを解放させようとします。
待ちきれないのか草薙さんは「お前、その1杯早く空けろよ」と言いたそうな顔をして、チラチラと向井のグラスを見ています。
「草薙くん、もちろん俺はわかってる。なるべく早く空けるよ」と心の中で応じる向井の前で、「せっかく向井が来たんだから」という気持ちもあったのでしょう、金田さんが言ったのでした。
「じゃあ俺ももう1杯!」
そこで草薙さんが放った一言。
「帰らしてください!」
「こんなにちゃんと言うんだ」と向井は驚いたそうです。
金田さんが注文したらまた長くなる。これはヤバい。
おとなしい草食動物でも、そんな命の危険を察した時は強くなるのですね。
マジメに答えちゃった
「これは危険信号だ。もっと強引に帰させる方法にせねば」と思ったのでしょう、向井が草薙さんに言いました。
「明日、早いんだよね?」
こう言われたら、嘘でも「そうなんですよ、明日は朝早くからロケが入ってて」と返せば、宴も終われるのですが、そこはマジメで嘘がつけない草薙さん。
「午後3時からです」
いやいや、それを言っちゃうと、"まだイケる感"が出てしまいます。
すかさず向井がフォローします。
「でも、アレだよな?午後3時からの仕事だけど、入り(の時間)が朝9時とか、そんな仕事でしょ?」
6時間前集合なんて実際にそんな仕事は無いんですけど、無理やり言い張って、ベロンベロンの金田さんをなだめたということです。
そんなやり取りがあって時刻は夜中の1時半。ようやくお開きの運びとなりました。
芸人の先輩がやるカッコいいヤツ
いざ、会計となった時に、店員さんから衝撃の事実が。
なんと、同じ店にたまたまカンニング竹山さんがいて、「お代は竹山さんから頂いてます」と。
その時すでに竹山さんは帰った後でした。
「さすが、芸人の先輩」と称賛の声が上がったのは言うまでもありません。
結果として出費はなくなった金田さん。しかしここで先輩のメンツは見せないと、と思ったのでしょう。
「じゃあ俺、タクシー代出すから」と言って、草薙さんに渡したお金が千円。
「全然足りないんですよ。絶対に足りない額(笑)」
わざとかと思いきや、金田さん本人は酩酊状態で、この事を覚えてないそうです。正真正銘のマジボケですね。
第2回は果たしてあるのか
このエピソードトークの後、リスナーからリアクションのメールが届きました。
「素直な草薙さんと男前な竹山さんの好感度が激上がりで、酒癖の悪い金田さんの好感度が少し下がりましたね。ちょっと待てよ?都築はもしかして"空気"だった?」
これに対して、向井がフォローします。
「皆さん誤解してるんですよね。ラジオのリスナーが特に。金田さんのことをイヤっていう感じのリスナーが多い気がするんですけど。
まあ確かに酔っぱらってメチャクチャにしたという事はあったんですけど、いや、金田さんはメチャクチャ面白いですから。これだけは言っておきたい。
金田さんのことを悪く言うと、俺はちょっとセンスないなと思っちゃいます。それぐらい金田さんは面白い。
で、都築はマジで、空気(笑)。ただただアイツはベロンベロンになって、何か俺に『むくぁいすぁ~ん』って言ってきたけど、内容の無い話をしてきただけだから(笑)」
「第2回 金田哲を囲む会」が行われる時には、都築さんとの濃厚な絡みも期待したいですね。
(岡戸孝宏)
#むかいの喋り方
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2019年11月05日22時06分~抜粋