北野誠のズバリ

大川豊、ウクライナのパビリオンに行ってみた

10月まで開催されている大阪・関西万博。

23日の一般来場者は約13万9千人と初めて開幕日を超える入場者数を記録し、盛り上がってきている状況です。

さまざまな国のパビリオンが並ぶ中、5月24日放送『北野誠のズバリサタデー』(CBCラジオ)では、大川興業総裁の大川豊がウクライナのパビリオンを訪れた様子を報告しました。

聞き手はパーソナリティの北野誠と加藤由香アナウンサーです。

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NOT FOR SALEの意味

今回の万博のテーマは、「いのち輝く未来社会のデザイン」。

そこで大川は戦時下で大変な中出展している、ウクライナのパビリオンに行ってみました。

まず展示室には「NOT FOR SALE」と書かれた看板が吊るされていて、「ウクライナの価値は自由や権利など、売り物ではない物にある」との思いが示されています。

内部はウクライナ国旗の青と黄色でデザインされています。
壁などは黄色で塗られ、拡声器やDJブース、スーツケースといったオブジェは青色に塗られています。

オブジェに端末を当てると映像が流れる仕組みとなっていますが、「頑張って耐えているウクライナ」、「強靭な精神を持つこどもたち」といった、ウクライナの厳しい現状が説明されます。

また、地下鉄のマークである「M」と書かれた造形物に端末を当てると、実は地下鉄の施設で授業を行なっていて、「教育は止めません」というメッセージを伝えています。

ニワトリがウクライナの象徴

大川はウクライナのパビリオンに入る際、ゼレンスキー大統領のTシャツを着て行ったのですが、そこでウクライナの方たちはビックリしたのだそう。

「あなたはなぜ、そのような物を持ってるんですか?ウクライナの人たちでさえ着ている人はいません」と感激され、ノートをプレゼントされたそうです。

そこにはニワトリが描かれていました。
ウクライナには、かつて空襲を受けてアパートが崩落した際、ニワトリの陶器だけが残ったというエピソードがあり、ニワトリがウクライナ人の強靭さを示すシンボルとなったのだとか。

このノートには、空襲を受けたあと工場を立て直して作ったという企業のエピソードも書かれています。

意外な番組が人気

さまざまなオブジェが展示されている中、大川が特に気になったのがバラのオブジェ。
端末を当ててみたところ、『バチェラー』(ウクライナ版)が人気番組であることが紹介されるそうです。

『バチェラー』とは恋愛リアリティショー番組で、ひとりの独身男性がさまざまな女性とデートやイベントなどを通じて交流を深め、パートナーを見つけるというもの。
基となっているのははアメリカで放送された『The Bachelor』。日本でもAmazonプライムで『バチェラー・ジャパン』が配信されています。

大川は「戦時下でもそのような恋愛番組が人気なのか」と驚きましたが、紹介された男性は戦争で足を失った元兵士で、義足をつけて登場するという内容だったそうです。

ネットで世界中の情報がどこでも手に入る現在、わざわざ足を運ぶ必要のある万博に対し「時代遅れ」「存在価値がなくなった」と言う人もいるようです。
しかし、大川は「ネットでもわからないようなことがパビリオンに行くと教えてくれるんですよ」とコメント。

2025年5月現在、実際にネットで「バチェラー  ウクライナ」と検索してもなかなかヒットしません。

他にも共同ブースに展示されているパレスチナも紹介し、あらためて大川は「ぜひみなさんも行った方がいいと思います」とまとめました。
(岡本)
 
北野誠のズバリ
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2025年05月24日10時53分~抜粋

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