大手グルメサイト「食べログ」の評価方法を不当に変更されたことによって店の評価を下げられたとして、焼肉チェーン店の運営会社が2020年5月、損害賠償を求めて食べログの運営会社であるカカクコムを提訴。
6月16日に東京地裁は、一方的な評価方法の変更は優越的地位の乱用を禁じた独占禁止法に違反するとして、カカクコムに対し3,840万円の支払いを命じました。
今や飲食店の選択に大きな影響を与えているグルメサイトですが、そこに載っているお店の評価について、あなたはどこまで信用していますか?
30日の『北野誠のズバリ』では、パーソナリティの北野誠と山内彩加アナウンサーが、情報Webサイト『オトナンサー』で掲載された記事を基にトークを繰り広げました。
点数は信用している?
食べログは飲食店の情報を提供するサイトであり、評価点数はその情報の一部に過ぎませんが、お店選びで点数を重要視している方も多いようです。
北野はアラカン、山内は20代半ば。
北野は自分たちの世代はサイトの評価を結構信用しがちな一方で、若い人はグルメサイトの評価をどう思っているのかに関心があるようです。
北野「ワインバーの(経営に携わっていた10年以上前の)時、投稿してる人らって何かうさん臭い人が多かったんで。
4人ぐらいでやってきて、ミシュランの覆面(調査員)みたいな感じで、黙って淡々と食べながら書き込みやってて。楽しいんかと思って」
山内「私自身は結構使いますね」
点数は正当なもの?
北野はグルメサイトの採点自体に対し、納得いかないことがあるようです。
北野「今は書き込みをしたらAIで評価がこれぐらいやなって、(サイトに点数を)あげるんやけど、(かつて経営していたワインバーでは)客単価3,000円ぐらいの店やったら(5段階評価の)3.5とか4とか目指してないし。
そういう店を対象にして書き込んでる人を見たら、『ええところに行って書き込んだら?』っていつも思うわ」
採点する人は一般の利用者であるため、サービス、味、料理の素材だけではなく、価格と釣り合いが取れているのか、総合的に判断できているのかは疑問の余地が残ります。
北野「例えば1人1万円ぐらい使ってまあまあな店やった場合、『1万円使ったのにこれか?』っていうのはわかるわ。
でも客単価2,500円とか3,000円ぐらいで良心的にやってはる大衆居酒屋で、『店員の態度が悪い』って、求めたらイカンで」
信用できないコメントも
そして、評価コメントの中には信用できないものも。
山内「意味のわからない口コミっていうのもちょっとあったりして、『料理はおいしかったですけど、席が混んでたのでマイナスでした』って」
席が混んでるかどうかはその時間帯に来る人次第ですので、お店のせいにするのには無理があります。
北野「だから1万円ぐらいの店の評価に関しては、ムカついたら書いてもええと思うんやけど、さも寿司をわかったような感じで書いてる人もおるやんか。
でも、その時の自分の好みもあるからね。
大将がしゃべらないとか、飲み物がなくなったのに聞いてこないとか、『言えよ!自分で』と」
北野はあらためて、飲食店の情報サイトで記載する内容は、店の場所やメニューの値段ぐらいでもよいのではないかと語りました。
(岡本)
北野誠のズバリ
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2022年06月30日13時15分~抜粋