5月20日放送の『北野誠のズバリ』(CBCラジオ)のおたよりテーマは「お願いしたいこと」。
この番組に寄せられる投稿は「人生の本音」を語るもの。「お願いしたい」も、本音は「やめて欲しい」「なんとかしろ」かもしれません。やはり夫婦間のお願いが多いようです。
北野誠とアシスタントの大橋麻美子がメールを読み上げます。
貯金通帳を見ながらの「は~ぁ」
こどもが成長して夫婦二人の生活になり、顔を合わせる時間が長くなるといろいろな支障が出始めます。
「夫婦生活が二人になり久しく時間が流れていますが、僕と会話した後にため息をつくのはもう慣れました。
"お願いしたいこと"があります。話す前に、顔を見ただけでため息をつくのはやめてもらえませんか。
ため息つくと幸せが逃げるのではなく、本当は身体にいいらしいです。あんたにはいいかもしれん、でもこっちはおかげで身長3cmくらい縮んでるぞ」(Aさん)
大橋「これつらいですね。ため息って」
北野「横で聞いてる人間はつらいです。それは確かにやめてあげて欲しいです。家に帰って奥さんが貯金通帳を見ながら『は~ぁ』も、嫌な気配がします」
ため息はバランスが崩れた自律神経の働きを回復させようとする作用だそうです。
本人にとってはいいものかもしれませんが、その分、周りの人のバランスを崩しているのかも。ため息が多い時は気を付けて。
パリやがな!
これも夫婦間の「お願い」です。
「今朝、旦那と車でラジオを聴いているとクイズがあり『ローマはどこの国の首都でしょう?』という問いに、旦那は答えんでええのに、『パリや、パリ、パリやがな』と大きな声で叫びました。
パリ…国でもないし。何言うてんのやろ。二人きりで車にいるのに、こみあげてくる恥ずかしさ。
旦那には幼児用の世界の国旗で国と首都の勉強をお願いしたいです。あと人前で、クイズの答えを大声で叫ぶのは控えるようお願いしたいです」(Bさん)
大橋「お風呂にシートを貼っておいたらどうでしょう。覚えるまで出たらダメだよって」
テレビなどでクイズを出されると、答えがよくわからなくても反射的に大きな声で答えてしまう人はいます。筆者もそんなひとりです。
これおいしいの?
飲食店からの「お願い」もたくさんあるようです。
「うちは小さな居酒屋を経営しております。バタバタの中でお客さんが、『すいませ~ん、すいませ~ん』と、私を呼びます。
私がテーブルまでつくと、『生ビールひとつね』。
狭い店です。『生ビール』と指一本立ててもらえばわかります」(Cさん)
正論です。それがお互いのためですね。他にもお願いはあるようです。
「『これおいしいの?』という質問もやめてもらえませんか。お店に出してるメニューの中にあるもんで、まずいと思って、そんなロシアンルーレットみたいなメニューは作っておりません。
余分な質問をやめていただくと助かります」(Cさん)
大橋「自信持って出してるメニューばっかりですよ」
北野「『これどういうの?』はわかります。『おいしいの?』と聞かれたらイラっとしますね」
相手が当惑していたら、質問が悪かったと反省しましょう。
家賃払えてんの?
放送中、この「これおいしいの?」に共感するリアクションが寄せられました。「飲食店あるある」かもしれません。
「激しく同意します。うちの店でもよく言われます。
この他にも、たい焼き焼いてると、『このたい焼き焼きたてか?』『このたい焼き、熱々か?』。ここまではまだいいです。
一番どうでもいいのが、『兄ちゃんとこ、家賃払えてんの?』。
なんでそんなこと聞いてくるの?払えてないように見えんの?
失礼なこと言わんといてください。プライドが傷つきます。
たい焼きに関する質問はいいですが、家賃払えているかどうか放っておいてください」(Dさん)
大橋「払えてなかったらお店やってないですよね」
北野「『今度来たらなかったりして』とか、いらんこと言いよる。Dさん、頑張ってくださいね」
飲食店の経営は大変です。お客さんは控えめなくらいがちょうどいいようです。
(みず)
北野誠のズバリ
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2022年05月20日13時55分~抜粋