『北野誠のズバリ』の「中高年よろず相談室」、健康の悩みなどを解決していきます。
4月15日は、48歳女性からの相談「仕事での運動とジムでの運動との違いはあるの?」を取り上げました。
回答するのは、心療内科本郷赤門前クリニック院長で医学博士の吉田たかよし先生。
さらに効果的なダイエットの方法も教示されます。
食事の方法を工夫すればダイエットは成功する!
仕事してもやせない?
詳しい相談内容は次の通りです。
「コロナ禍でかなり太ってしまいました。そこで運動できる仕事をと思い、昨年末からホームセンターでレジや品出しの仕事を始めました。
仕事の内容は重いものを持ったり運んだり、私にとってはきつく、しんどさのピークの時は、心拍数も上がり、身体を動かして頑張っていますが、思うように体重が減りません。
仕事でする運動とジムでする運動とは同じ運動でも質が違うのでしょうか?」
仕事で運動してもやせないのでしょうか、という質問です。
「コロナ禍でかなり太ってしまいました。そこで運動できる仕事をと思い、昨年末からホームセンターでレジや品出しの仕事を始めました。
仕事の内容は重いものを持ったり運んだり、私にとってはきつく、しんどさのピークの時は、心拍数も上がり、身体を動かして頑張っていますが、思うように体重が減りません。
仕事でする運動とジムでする運動とは同じ運動でも質が違うのでしょうか?」
仕事で運動してもやせないのでしょうか、という質問です。
なぜ運動で体重が減る?
そもそもどうして運動で体重が減るのでしょうか?
吉田先生「ふたつ理由があります。ひとつは、筋肉を使えばその分カロリーが消費されます。
それに加え、運動で筋肉が発達すると、筋肉はまったく使わなくても、ただ存在するだけでカロリーをかなり消費してくれます」
北野「基礎代謝があがるんですね」
吉田先生「筋肉ムキムキの人がベッドでゴロゴロしていても、筋肉が発達してない人が歩いている時と同じくらいカロリーを消費します」
吉田先生「ふたつ理由があります。ひとつは、筋肉を使えばその分カロリーが消費されます。
それに加え、運動で筋肉が発達すると、筋肉はまったく使わなくても、ただ存在するだけでカロリーをかなり消費してくれます」
北野「基礎代謝があがるんですね」
吉田先生「筋肉ムキムキの人がベッドでゴロゴロしていても、筋肉が発達してない人が歩いている時と同じくらいカロリーを消費します」
筋肉の増強?
仕事で肉体労働をしても体重は減りにくいのですか?
吉田先生「いいえ、仕事でもスポーツでも日常生活でも、運動すればカロリーは等しく消費されます。
ひとつ考えられるのは、重いものを持つことで筋肉が鍛えられて、発達しているはず。間違いなく体内の脂肪分は燃焼して減っています。
増えた筋肉の重量と相殺されて、見かけ上体重が減ってないだけだと思います」
体重は減るのでしょうか?
吉田先生「その可能性は十分あると思います。筋肉は無限に発達するわけでないので、今の仕事が普通にできるくらい筋肉が発達すると、そこで発達は終わります。
今後も食事の量が今までと同じなら、体重は減っていく方向だと思います」
吉田先生「いいえ、仕事でもスポーツでも日常生活でも、運動すればカロリーは等しく消費されます。
ひとつ考えられるのは、重いものを持つことで筋肉が鍛えられて、発達しているはず。間違いなく体内の脂肪分は燃焼して減っています。
増えた筋肉の重量と相殺されて、見かけ上体重が減ってないだけだと思います」
体重は減るのでしょうか?
吉田先生「その可能性は十分あると思います。筋肉は無限に発達するわけでないので、今の仕事が普通にできるくらい筋肉が発達すると、そこで発達は終わります。
今後も食事の量が今までと同じなら、体重は減っていく方向だと思います」
ストレスを減らす方法
一方、仕事がきつくなるとストレスで食べすぎることはよくあります。
こうしたストレスによる過食を防ぐ方法はあるんでしょうか?
吉田先生「アメリカの大学の研究ですが、つらいことをしてる時に、そのことで自分が得をするということを実際に口に出す実験をしたら、脳内でストレスが高まりにくくなるというデータが出ました。
相談者は仕事をすると、給料をもらえるし、やせる効果もある。ということで、荷物を持ちながら『儲かる、やせる、儲かる、やせる』と呟けば、ストレスが減って食事も増えにくくなると思いますね。
ただ、職場では言えないので、心の中でつぶやくだけでも効果があるというデータも出ています」
こうしたストレスによる過食を防ぐ方法はあるんでしょうか?
吉田先生「アメリカの大学の研究ですが、つらいことをしてる時に、そのことで自分が得をするということを実際に口に出す実験をしたら、脳内でストレスが高まりにくくなるというデータが出ました。
相談者は仕事をすると、給料をもらえるし、やせる効果もある。ということで、荷物を持ちながら『儲かる、やせる、儲かる、やせる』と呟けば、ストレスが減って食事も増えにくくなると思いますね。
ただ、職場では言えないので、心の中でつぶやくだけでも効果があるというデータも出ています」
おすすめのダイエット
一般的に、おすすめのダイエット法はありますか?
吉田先生「イギリスの大学の研究ですが、食事を始めてから20~30分が経過してからレプチンというホルモンが増えてきて、これが脳の満腹中枢に作用してきて、おなか一杯になってきた、もう食事をやめようという感じになります。
この20~30分の時間差が、肥満の大きな原因になっていると明確になりました。
現代人は食事開始してから30分間で結構たくさん食べませんか?昔はゆっくり食べていたんですが。
ぜひ、ご提案したいのは、食事を半分だけ食べたところでいったん中断する。本を読んでもいい。ラジオを聴いてもいい。とにかく30分間ほかのことをする。
間に30分おいて、レプチンがしっかり出てから食事を再開する。
これだと、食べ過ぎを防げるし、もっといいのは健康にちょうどいいカロリーを脳が計算してその分だけ食べられます。
実はダイエットは、長い期間うまくいくには食べ過ぎはよくないけど、食べなさ過ぎもよくないです。あとからリバウンドします。
このやり方だと人体に必要な量ピッタリの分だけ食べられ、ストレスにもなりにくいです」
食事を半分食べたら休憩。30分したら再開するという方法です。途中で食事をやめるのはなかなか工夫がいりそうです。
吉田先生「イギリスの大学の研究ですが、食事を始めてから20~30分が経過してからレプチンというホルモンが増えてきて、これが脳の満腹中枢に作用してきて、おなか一杯になってきた、もう食事をやめようという感じになります。
この20~30分の時間差が、肥満の大きな原因になっていると明確になりました。
現代人は食事開始してから30分間で結構たくさん食べませんか?昔はゆっくり食べていたんですが。
ぜひ、ご提案したいのは、食事を半分だけ食べたところでいったん中断する。本を読んでもいい。ラジオを聴いてもいい。とにかく30分間ほかのことをする。
間に30分おいて、レプチンがしっかり出てから食事を再開する。
これだと、食べ過ぎを防げるし、もっといいのは健康にちょうどいいカロリーを脳が計算してその分だけ食べられます。
実はダイエットは、長い期間うまくいくには食べ過ぎはよくないけど、食べなさ過ぎもよくないです。あとからリバウンドします。
このやり方だと人体に必要な量ピッタリの分だけ食べられ、ストレスにもなりにくいです」
食事を半分食べたら休憩。30分したら再開するという方法です。途中で食事をやめるのはなかなか工夫がいりそうです。
バキバキは衝撃波!
最後に北野が個人的に気になっていることを質問します。
北野「4月から腕立て伏せをやってますが、関節がバキバキ音がなります。これは何ですか?」
吉田先生「これは衝撃波が出ています。人体の組織にダメージを与えるものです。それによって関節の老化を招きます。まったくよくないです。
力をかけて腕立て伏せをやる前に、関節をぐるぐる回したりして、力をかけずに関節を動かして、血液の循環をよくしてからやるといいです。すると衝撃波は出ないです」
北野「ありがとうございました」
「衝撃波」のワードが衝撃的すぎて落ち込む北野でした。
(みず)
北野「4月から腕立て伏せをやってますが、関節がバキバキ音がなります。これは何ですか?」
吉田先生「これは衝撃波が出ています。人体の組織にダメージを与えるものです。それによって関節の老化を招きます。まったくよくないです。
力をかけて腕立て伏せをやる前に、関節をぐるぐる回したりして、力をかけずに関節を動かして、血液の循環をよくしてからやるといいです。すると衝撃波は出ないです」
北野「ありがとうございました」
「衝撃波」のワードが衝撃的すぎて落ち込む北野でした。
(みず)
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