「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず」と、800年前に鴨長明が書きました。人の心、モノ、時代は常に変わっていくものです。
1月21日放送の『北野誠のズバリ』では、「変わった」をテーマに、変化を生活の中に見つけたメールがたくさん寄せられました。
北野誠とCBCの高田寛之アナウンサーが投稿を紹介します。
こどもは変わる
家庭の中でもこどもは目に見えて変わります。それを成長と喜べるのはいつまででしょう。
「変わったのは息子との接し方です。うちの息子たちも(小さい頃は)どこにでも目をキラキラさせてついてきたもんです。
昨日も『お父ちゃん大好き』と書かれたカードを発見してなつかしく、長男に『昼ごはん、寿司でも食べにいくか』と聞いたら、『はぁ?』。
行くとも行かないとも言わず、『なんであんたと回転寿司に行かなあかんの』という表情だけでしっかり伝えてきました。
いつまでも親べったりは困りますが、そこまで冷たい反応をせんでも、ええんとちがいます?」(Aさん)
高田アナのいちばん下の8歳の男の子は、二人で心霊スポット巡りをするくらいの仲のよさですが…
高田「うちの上のおねえちゃん2人はもう口もきいてくれませんので気持ちはわかります。小学校4、5年からきましたね」
北野「女の子は早いですね」
高田「もう『知らん』しか言わないですね」
桃ゼリーに厳しい夫
変わったことにすぐ気づく敏感な人と鈍感な人がいます。
「主人は毎日風呂上りに決まった桃ゼリーを食べます。少し前から『ゼリーに入っている桃が変わった。おいしくない。お店のネットアンケートに書いておいて』と頼まれました。
『毎日、寝る前に甘いものを食べるとよくないよ。ゼリー食べるのをやめたら』と言ったら、『いや食べる』と。味には敏感ですが、自制心はマヒしています」(Bさん)
北野「毎日ゼリーはちょっとなー」
そこで北野は友だちのお父さんのことを思い出します。
北野「彼は缶詰のミカンのシロップが大好き。毎日風呂上りに食べる。糖尿病発症しますので気を付けてください」
高田「毎日シロップかー、きついな」
変わる釣りの世界
趣味の世界は入り込むと、どんどん変化についていきたくなるものです。
「私の趣味の釣りです。昔はエサ釣りが主流でルアーフィッシングはブラックバスくらいでした。
それが年々ルアーフィッシングが主流となり、昔から使っている釣り道具が役に立たないくらいの進化をとげています。
釣れる魚も温暖化の影響か、変わってきました。近くの砂浜からヒラメ、ブリなどが普通に釣れす。
昔の堤防から糸をたれ、浮きを見ながらみる釣りもなかなかできなくなりました。道具は捨てられず、嫁さんに『捨てろや』と邪魔にされています」(Cさん)
北野「古い釣り道具って売れないよね」
高田「最新式のものがぼこぼこ出てますからね」
妻の変心
趣味ははまると何でもお金がかかりますが、その代表的なものがゴルフです。
「石川遼がプロデビューしたころ、某企業戦略にまんまとはまったおいらは、ゴルフクラブ、ウエアを毎シーズン買って、嫁には『お前はプロか。道具に頼らず腕を磨け』と言われていました。
最近の嫁はそういうことをまったく言わなくなり、性格が変わりました。あ、人のことを言えなくなったのかもしれません。
5年前からテニスにはまっている嫁。ふと見るとラケット4本あるし、ウエアも毎回違うのが干してある。おい、『道具に頼らず腕磨け』って、お前が言うたのを忘れてないか。お前も変わったな」(Dさん)
夫婦揃って趣味にはまっているようです。それでバランスがとれていたら問題はないですね。
ゴルフ上達法
ゴルフということで高田アナは『中日クラウンズ』を担当していた時の倉本昌弘さんのアドバイスを思い出します。
高田「『練習もそんなにしないよね。一番スコアを縮めるためには毎年でる新しいクラブを買いなさい。そうすると最高のテクノロジーが君の練習不足を救ってくれるから』と」
北野は「そんなんしてたら…」とその金額におびえます。
北野「キダ・タロー先生は、ゴルフクラブを2年に一回フルで変えられてますが、全然うまなかったですよ。テクノロジーは何ひとつキダ先生を救ってなかったです」
いくらつぎ込んでも、変化しないものもあるようです。
(みず)
北野誠のズバリ
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2022年01月21日14時21分~抜粋