世間一般でも若者から疎まれ、妻や子からも避けられがちといわれる中年男性。
少し悲哀を感じてしまいますが、『週刊SPA!』(扶桑社)では、40~60歳の中年男性を対象に「愛されるおじさん」の特徴についてアンケート。
実直な人間性や心配りができる人などが上位に挙がっているとのことです。
12月6日放送『北野誠のズバリ』では、「好かれるおじさんってどんな人?」をテーマに、おじさん真っただ中、60代の北野誠と50代の戸井康成、その2人を横目で見る松岡亜矢子の3人でトークを繰り広げました。
好かれるよりも「嫌われない」
開口一番、北野は「好かれるとか好かれないとか、考えてはいけない。一番大事なのは嫌われないということやと思いますよ」と、守りの発言。
その理由は、好かれようとすると余計な態度を取ってしまい、「自分がイケてる」と勘違いしてしまうためだとか。
若い人たちに優しくすると「若者に迎合してる」といわれてしまうかもしれませんし、若い人たちから誘われて1次会に参加するのはまだしも、2次会に参加しようものなら、「愛想で誘たんてわからんか」と陰口を叩かれかねません(ものすごく自虐的ですが…)。
ここは1次会で若い人より多くお金を出して、スマートに帰るのが良さそうです。
北野は「金は出すけど口は出さん」が、中年男性の望ましい姿だとまとめました。
好かれる中年のトップ10は?
『SPA!』では、好かれる中年の特徴トップ10を紹介していて、上位の3つが「誰にでも態度が公平」「ミスを認め謝罪できる」「責任感が強い」と、仕事上誠実な態度を取ることが好まれているようです。
その後、4位以下の結果について、北野はツッコミを入れます。
北野「『常に自然体で自由』、自然体で自由やったら嫌われるに決まってるやん!
『リーダーシップがある』って、発揮したらみんなに疎ましがられんねん。
『常に笑顔を絶やさない』、アホに思われるやん。
『人生を楽しんでいる』、わかんのか?お前らに。
『同僚をよく褒める』、嫌や!そんなことすんのん」
愛されようとする態度や行動によって、かえって周りが引く可能性があるということでしょうか。
ということは自然体で…とすると、ワガママに思われるかもしれません。
嫌われない一番の方法は?
では、北野が提唱する「嫌われない中年男性」になるためには、どうすれば良いのでしょうか。
北野「一番大事なことは、怒らないってことですよ。これ絶対そうやと思いますよ」
戸井「いや~、でもなんかポロッと出ちゃったりしますよ」
北野「でも、理不尽と思ったことは、つい『エッ!』と思ったりしちゃう。
おっちゃんはいかに怒りを抑えるかというのが、嫌われないための処世術やと思いますよ」
月曜から土曜までラジオの帯番組を担当している北野は、自身の日常生活もトークに織り交ぜていますが、その中でもイラッとしたことを時折話しています。
つい先日も、北野が銀行に行った先で「移転のお知らせ」の貼り紙があり、支店が廃止されたことを知ることに。
そこで、他に近くでお金を出し入れできるATMがないか、その貼り紙に書いてあった電話番号に電話をかけると、サービスセンターにつながったのですが、地域に関係なく電話を受けるため、「あまりその場所は詳しくない」との回答が。
キレると周りが引いていく
そこで長時間待たされた挙句、最終的に「混んでいるため、後でおかけ直し願えますか」と言われたそうです。
北野「『お前のところの都合で移転して!先月そんな貼り紙してなかったやんけ!!』って言いたなるやん」
戸井「それは飲み込みます」
北野「そんな貼り紙の前で、電話に向かってワーワー言うてるおっさん」
松岡「若い子が『うわあ……』って」
戸井「『紙の前で何か怒ってるわ、相手が目の前におらんと思って大きな声出して。目の前やったらよう言わんくせに』って」
騒ぐ中年男性の横を冷めた目で若者が通るという構図が浮かんできます。
北野はあらためて「嫌われない方向で生きていきたい」とまとめました。
(岡本)
北野誠のズバリ
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2021年12月07日13時14分~抜粋