傘立てに置いておいた傘がなくなって泣き寝入り。こんな経験がある方も多いのではないでしょうか。こんな災難を防ぐために、人の心理を利用した仕掛けがあります。
たとえば傘の持ち手に「呪」と書かれたシールを貼る、または般若のキーホルダーを付ける。こうすることで、気味悪がられて傘が盗まれにくくなったといいます。
11月10日放送の『北野誠のズバリ』では、『東洋経済オンライン』の記事から、人間の心理を利用して、ビニール傘を盗まれにくくする方法について語りました。
松原タニシの顔シール
「普通のビニール傘なんて、そのへんに置いておいたら『友愛の傘』ですよね」と北野誠。
「使ってください、になっちゃいますね」「よくわからないですもんね、同じすぎて」と同意する大橋麻美子と原健之弁護士。
ビニール傘の個性のなさが、簡単に盗まれてしまう理由なのかもしれません。
「持ち手のところに何かがあったら、躊躇するのは間違いない」と意見が一致する3人。
確かに、「呪」のシールが貼ってある傘を、わざわざ持ち帰ろうとする人はかなり少数派と思われます。
北野「呪いのシール買ってこよう」
大橋「(松原)タニシさんの顔のシールとかね」
北野「あー、真っ黒なやつね」
松原タニシの顔シールが貼られた傘。"何か"が起りそうな香りがします。
命令されると否定したくなる
「一番わかるのは、立ちションしてほしくないなら鳥居ですよね」と北野。
壁に赤いペンで小さな鳥居を描いておくだけで、「絶対そこに立ちションすることはできない」というのです。
大橋は、トイレの「いつも綺麗に使っていただいてありがとうございます」の貼り紙に注目します。
原弁護士によると、これは「心理戦」。
「命令されると否定したくなるのが人間の心理だから。『使ってくれてありがとう』と言われたら、『使わなきゃ』と思うらしい」と、上手な誘導だと語りました。
鳥居だらけの道。その目的は?
「人間の心理って、本当に一瞬のことなんですね。山あいの不法投棄の多いところは大体、鳥居描いてますもんね」と北野。
鳥居はかなり有効な手段であるようです。
原弁護士「バチが当たると思いますもんね(笑)」
北野「日本中のややこしい路地には、全部鳥居を描いておくべきだと思います(笑)」
以前訪れた心霊スポットで、鳥居だらけの道を発見したという北野。
「多分あれ、不法投棄防止だと後で思ったんですけど。あまりに多すぎたら恐いですよ」
その山道には、5m間隔で20個ほどの小さい鳥居が置いてあったといいいます。
「わ…和傘?」
「和傘が欲しくてしょうがないんですよね。普通の服に和傘」と急に突拍子もないことを言う北野に、「わ…和傘? おっおう、急に…」と言葉を失う大橋。
北野「和傘やったら多分盗らんやろう」
大橋「重いですけどね、結構」
北野「あれグネっと曲がってないから、立てにくい」
大橋「誰も盗って行かないと思う(笑)」
原弁護士「新幹線も置きにくい」
確かに盗まれないとは思いますが、いろいろと別の問題があるようです。
「スプレーでビニール傘の色を変える」という原弁護士の意見は、「そこまでやるなら、高い傘を買った方がいい」と北野に却下されてしまいました。
名物「鳥居おじさん」
「傘開いた瞬間に、鳥居の絵描いてたらどうやろ?」と、鳥居の力を傘の盗難防止にも利用してはどうかと考える北野。
原弁護士「(笑)鳥居がぶら下がってくるんですかね」
北野「開いた瞬間、小っちゃい鳥居がバーンって」
大橋「使うのが恥ずかしい」
盗難防止以前に、自分で使うのが恥ずかしいという大きな問題がありました。
北野「『こいつ、結界張ってる』って思われる」
大橋「『鳥居おじさん!』とか言われますよ」
傘に鳥居。かなり変わった人だと思われてしまうかもしれませんが、確かに盗まれることはないかもしれません。
(minto)
北野誠のズバリ
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2021年11月10日13時16分~抜粋