北野誠のズバリ

不動産広告の交通アクセス表記、ここに注意!

住む家を選ぶ際に大事なポイントの1つが、最寄りの駅やバス停から歩いてどれぐらいかかるのかということ。

しかし、広告で「駅から徒歩10分」と書かれている物件へたどり着くのに15分くらいかかったという経験はないでしょうか。

10月21日放送『北野誠のズバリ』では、Web情報サイト『オトナンサー』の記事を元に、パーソナリティの北野誠と氏田朋子がトークを展開しました。

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「駅から10分」その根拠は?

不動産広告に掲載されている「駅から徒歩10分」というのは、実際に歩いて時間を測っているわけではなく、地図上の距離から割り出しているのだとか。

同じ距離でも人によって歩く速度が違いますが、この計算方法はきちんとルールが決まっています。

業界団体が自主的に決めている「不動産の表示に関する公正競争規約施行規則」の10条により、「徒歩による所要時間は、道路距離80mにつき1分間を要するものとして算出した数値を表示すること。この場合において、1分未満の端数が生じたときは、1分として算出すること」と定められています。

つまり、距離をメートルに直して、80で割った値がその分数となり(小数点切り上げ)、例えば地図上の道のりが1,000mの場合は、80で割ると12.5となりますので、13分となります。

しかし、距離的に「駅から10分」と言っていても、途中で上り坂があったり、信号や踏切待ちが発生することは考慮されていませんので、実際よりも長くかかるということがあり得ます。
 

不動産物件を見る時のポイント

実際の距離もそうですが、駅から物件までの間に何があるのか、実際に現地に行って確かめることは大事と北野は力説します。

北野「駅までは絶対歩かないと、生活と直結するので。

雨が降った時どうなるとか、あと1度夜も行かないとダメなんですよ。

というのは、女の人が特に(チェックした方が良いのは)、借りた時に家に帰るまでの道が怖い時ありますからね。

(帰り道の途中に)『チカンに注意しましょう』っていう看板が出てたら、それは出てるってことですからね」

氏田「借りるのを見に行く時って、お昼ですもんね。

夜がどういう道になってるかっていうのはわかんない」

あとは、なかなか休日にしか家を見に行けないかもしれませんが、平日も見に行った方が良い、つまりいろんな曜日のいろんな時間帯を見に行った方が良いとはよくいわれますね。
 

交通アクセスの表記に注意

不動産広告で「駅から何分」というアクセスに関する表記について、北野はもう1つ気をつけないといけないことがあると言います。

それは「3駅利用」、つまり3つのどの駅からでもアクセスできるとうたっていること。

例えば近鉄・地下鉄・JRの名古屋駅といったように、駅自体は違っていても場所が近い3駅というわけではなく、全く場所が違う駅を並べている場合のことを指します。

北野「3駅利用ってことは、どの駅からも遠いってことですから(笑)

便利なように思うんですけど、全部徒歩20分ぐらいかかるとかっていうのが、3駅利用ですから。

どの駅も使いづらい、雨が降った時なんかどの駅に行くのかってなっちゃうから」

氏田「あと、バス停徒歩1分とか、バス停ぐらいしかうたえないという」

そのバスが1時間に何本も来ている場合は良いですが、1時間に1、2本しか来ない場合は要注意。
バス路線も押さえておく必要がありそうです。
(岡本)
 
北野誠のズバリ
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2021年10月21日13時17分~抜粋

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