90年代に女子高生の間で大流行した「ルーズソックス」。
もう古くて笑われるのかと思いきや、2021年の今、再び女子高生の間で人気が出つつあるそうです。
9月28日放送『北野誠のズバリ』では、お休みの北野に代わって戸井康成がパーソナリティを務め、松岡亜矢子、事故物件住みます芸人の松原タニシとともに、ルーズソックスに関するトークを繰り広げました。
ルーズソックスブームが再燃?
東京に関する情報を伝えるWebサイト『アーバンライフメトロ』の記事によりますと、インスタで「#ルーズソックス」と検索すると、2万7千件ほどヒットするそうで、ルーズソックスに関心を持つ女子高生が多いことが伺えるそうです。
よく「ファッションや流行は繰り返す」といいますが、本当に「なぜ今さら?」という感じで再ブレイクしつつあるよう。
松原と松岡は同世代で、若い頃世代的にど真ん中だったそうですが、松原の地元である神戸では、事情が少し違っていたようです。
松原「神戸ってスカート長いんですよ。
だから、長いスカートの下からモコモコのルーズが出てくるっていう、ちょっと異様なファッションなんですよ」
松岡「それじゃルーズソックスの良さは出ない」
スミスのセンロクって何?
では、愛知出身の松岡はどうだったのでしょうか。
松岡「ウチの学校は校則が厳しかったんですけど、学校を出たらミニスカートにまずスカートのウエスト部分を折って、折った上にさらにベルトをして上げて、ルーズソックスっていうのが(流行ってた)。
さらにスーパールーズってのが流行ってまして、長さがだいたい一般的に75cm。
『スミスの75』って言ったら、この世代では『わかるわ~』ってなると思うんですけど。
あと、値段が1,600円と1,800円もあったので、『スミスのセンロク』、『スミスのセンハチ』とか私たちは言ってたんで。
長いものですと150cmぐらいのを(履いてた)」
松原「もう寄生虫博物館みたいな」
ここで「スミス、あったあった!」となるのは、40代前半の女性で、寄生虫の方に引っ掛かるのは50代以上の男性かもしれませんが。
「スミス」が出てきた時点で、完全に戸井と松原は置いてきぼりになっていました。
ガングロが流行った時代
あと、ルーズソックスにつきものなのが、ソックタッチでした。
松原「のり塗ってたでしょ。スティックのり」
靴下が下がらないように塗っていたものです。
そして再び、神戸ではそこまでルーズソックスは流行っていなかったという話に。
松原「神戸や大阪ではスカートが長くて、ルーズソックスは東の文化っていうイメージがありますけどね」
松岡「確かにマルキュー(渋谷109)が中心となって、東京から時差3か月ぐらいで名古屋にたどり着く」
ここで松原が同時期に流行ったこととして、「ヤマンバメイクとかは、してたんですか?」と、松岡に質問。
すると松岡は、「……休日は……はい」とカミングアウト。
松岡「ヤマンバというか、黒い。(目元に)白いの入れたり、頭にお花つけたり」
その時の写真を見ると、「なぜこんなのが流行ったのだろう」と思われるかもしれませんが、そういう時代だったんです。
昔とは違う使い方?
そのルーズソックスが今、流行っているということなのですが、今の女子高生は日常の制服とコーデしているのではなく、休みの日の私服と合わせているというのは、昔とは違う点です。
ブームの背景には、インフルエンサーがルーズソックスを紹介することでブレイクしたということもあるのだそう。
また、自分の母親世代のファッションをコスプレ感覚であえて行っているという面もあるようです。
2020年代のルーズソックスは、日常のファッションというよりは、非日常のアイテムとして使われているようですね。
(岡本)
北野誠のズバリ
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2021年09月28日13時14分~抜粋