ハーブティーやローズティーなど、さまざまな材料を使って嗜むお茶ですが、愛知には屋外のどこにでも存在する、ある物を使ったお茶があるそうです。
先日新聞に紹介され、話題になっているそうですが、8月16日放送『北野誠のズバリ』では、月曜アシスタントの松岡亜矢子が一風変わったお茶を紹介しました。
愛知県のお茶が話題に!原料は屋外のどこにでもあるアレ?
独特の苦味がクセになる
そのお茶は何で作られているかといいますと、野草、つまり雑草です。
野草をハーブティーのような感覚でブレンドし販売しているのが、愛知県長久手市にある合同会社「つむぎて」。
4人で共同経営をされている会社で、5年ほど前から農業と福祉の連携を行い、耕作放棄地を活用することで、農地を再生する取り組みを行なっています。
経営者の方々はそれぞれスキルを持たれていて、そのおひとり、前田さんは、京都大学大学院の農学部で雑草学を専攻され、お茶作りに生かされています。
野草のお茶には3つの種類があるそうで、1つがセイタカアワダチソウ茶。
名前のとおり、土手や河川敷などでぐんぐん背が伸びる高い丈の植物を使ったお茶です。
味については「独特の苦味がありながら、野草好きの方には好評」だそうです。
「独特の苦味」は想像どおりですが、「野草好きの方」という言葉はあまり聞いたことがありません。
戸井康成「岡本信人さんぐらいしか」
北野「久しぶりに思い出したわ!」
岡本信人さんといえば、『渡る世間は鬼ばかり』(TBS系)と「野草好き」ですね。
さらに苦味の中にも甘味が感じられるそうです。
野草をハーブティーのような感覚でブレンドし販売しているのが、愛知県長久手市にある合同会社「つむぎて」。
4人で共同経営をされている会社で、5年ほど前から農業と福祉の連携を行い、耕作放棄地を活用することで、農地を再生する取り組みを行なっています。
経営者の方々はそれぞれスキルを持たれていて、そのおひとり、前田さんは、京都大学大学院の農学部で雑草学を専攻され、お茶作りに生かされています。
野草のお茶には3つの種類があるそうで、1つがセイタカアワダチソウ茶。
名前のとおり、土手や河川敷などでぐんぐん背が伸びる高い丈の植物を使ったお茶です。
味については「独特の苦味がありながら、野草好きの方には好評」だそうです。
「独特の苦味」は想像どおりですが、「野草好きの方」という言葉はあまり聞いたことがありません。
戸井康成「岡本信人さんぐらいしか」
北野「久しぶりに思い出したわ!」
岡本信人さんといえば、『渡る世間は鬼ばかり』(TBS系)と「野草好き」ですね。
さらに苦味の中にも甘味が感じられるそうです。
ブレンドでさらにおいしく
2つ目に紹介するのは、ギシギシ茶。
農業をされている方からすると天敵だそうで、抜いても抜いてもしつこく生えてくるという草ですが、根の部分は羊蹄根(ようていこん)という漢方の薬になるそうです。
これだけ生命力があると、何やら薬として効きそうです。
オカジュンサイという別名があり、ねばねばとした成分を持っていて、さっぱりとした酸味が感じられるそうで、夏や暑い時期にピッタリ。
最後に紹介するのは、藍茶。
まさに藍染に使う藍で、青色はタンニンという成分によるものですが、このタンニンには渋みがあります。
さらに旨味が感じられる成分のカラスノエンドウや、桑の葉をブレンドすることで、甘味が加わって飲みやすくなるそうです。
農業をされている方からすると天敵だそうで、抜いても抜いてもしつこく生えてくるという草ですが、根の部分は羊蹄根(ようていこん)という漢方の薬になるそうです。
これだけ生命力があると、何やら薬として効きそうです。
オカジュンサイという別名があり、ねばねばとした成分を持っていて、さっぱりとした酸味が感じられるそうで、夏や暑い時期にピッタリ。
最後に紹介するのは、藍茶。
まさに藍染に使う藍で、青色はタンニンという成分によるものですが、このタンニンには渋みがあります。
さらに旨味が感じられる成分のカラスノエンドウや、桑の葉をブレンドすることで、甘味が加わって飲みやすくなるそうです。
畑で栽培する理由
「つむぎて」では、耕作放棄地を使って管理栽培しているそうですが、どこでも生えている野草と比べて、お茶を作る上で違いはあるのでしょうか。
合同代表の岩瀬清佳さんにお話を伺いました。
岩瀬さん「道端やコンクリートの隙間から生えていたりする子たちって、とても生命力が強いんですけれども、いろんなものを吸い上げる力を持ってるんですね。
例えば排気ガスとか重金属とか吸い上げてしまうので、そのおかげで人はきれいな空気を吸えるんです。
吸い上げてしまった子たちをお茶にして、人の口に入れるとなると、これは問題だねということで、その植物たちが生息する環境を大事にしています」
合同代表の岩瀬清佳さんにお話を伺いました。
岩瀬さん「道端やコンクリートの隙間から生えていたりする子たちって、とても生命力が強いんですけれども、いろんなものを吸い上げる力を持ってるんですね。
例えば排気ガスとか重金属とか吸い上げてしまうので、そのおかげで人はきれいな空気を吸えるんです。
吸い上げてしまった子たちをお茶にして、人の口に入れるとなると、これは問題だねということで、その植物たちが生息する環境を大事にしています」
丁寧に作られたお茶
土壌調査も数年かけて行なった上で、その土壌に適した植物を研究。
また、土壌や水によって植物の成分が変わりますので、環境を大切にして栽培されています。
そして、野草を身近に感じてもらうには、お茶にして飲んでもらうのが良いという結論に至ったそうです。
岩瀬さん「よくSDGsとかエコとか、いろんな言葉が先行してみなさん耳にしたことがあるかと思うんですけど、『実際の根本、本当に育つ環境がとても大事なんだよ』というのと、『その育つ環境によって、めぐりめぐって人間に戻ってくるんだよ』ということが少しでも感じていただけたらいいなと願ってます」
野草茶は変わり種のお茶というわけではなく、身近な植物をきっかけに、自分たちの周りの環境のことを考えられる機会になるお茶でした。
(岡本)
また、土壌や水によって植物の成分が変わりますので、環境を大切にして栽培されています。
そして、野草を身近に感じてもらうには、お茶にして飲んでもらうのが良いという結論に至ったそうです。
岩瀬さん「よくSDGsとかエコとか、いろんな言葉が先行してみなさん耳にしたことがあるかと思うんですけど、『実際の根本、本当に育つ環境がとても大事なんだよ』というのと、『その育つ環境によって、めぐりめぐって人間に戻ってくるんだよ』ということが少しでも感じていただけたらいいなと願ってます」
野草茶は変わり種のお茶というわけではなく、身近な植物をきっかけに、自分たちの周りの環境のことを考えられる機会になるお茶でした。
(岡本)
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