6月15日放送の『北野誠のズバリ』では、『デイリー新潮』の記事から、女性アナのインスタ謝罪について取り上げました。
美容院のステルスマーケティング関与疑惑や、深夜の飲み歩きなどを報じられた女性アナたちが釈明の場に選んだのは、自分のInstagram。
真っ白い背景やお花の写真で、言葉少なに謝罪文を掲載したものの、いずれも何に対しての謝罪かは濁しており、「今回のこと」「一部の報道」といった文言に留めています。
なぜ女性アナたちはインスタでの謝罪を選んだのでしょうか?
新人研修で必ず習うこと
こうしたインスタ謝罪には批判の声も上がりました。
芸能人との交際発覚や結婚報告はテレビで話すのに、謝罪については「プライベートなことなので」と言ってSNSで済ませる。この「ダブルスタンダード」に不満を持つ人が多かったようです。
「フジテレビもステマはなあ。何年も前からめっちゃ問題になってたからね」と不思議がる北野誠に、「新人研修で習うんですけどね」と山内彩加アナウンサー。
インスタに紹介文を載せる代わりに、美容室やエステで無料サービスを受けていたという、フジテレビの女性アナのステマ問題。一番多い人でその額は90万円分にものぼるそうです。
「もうこれ山内警察発動してもよろしいでしょうか。これは重大犯罪なので、緊急逮捕の案件ですね。女子アナなのにねぇ」と山内。
「めちゃくちゃ言われますよ。『絶対ダメ』って言われる。一番最初に習う、教科書でいう1ページ目」と繰り返します。
黒スーツで土下座を
山内いわく「インスタは個人の作品展みたいなもの」。「綺麗な衣装を着た私」「メイクがキマってる私」「パステルカラーのお花」などの美しいものを載せる作品展だといいます。
今回のステマ問題について、フジテレビの女性アナはお花や空の写真と一緒に謝罪文を載せていました。
「黒いスーツで土下座をする動画の方が、反省しているのが伝わると思うんですけど」と、不服そうな山内。
北野は、「メディアの発言やったら、あとで切り取られるっていうのがある。文字だけ読んだら、どう切り取ってもいいやんっていう世界やと思う」と、女性アナたちが謝罪の場にインスタを選んだ理由を解説します。
インスタ謝罪の裏側
「社員就業規則に抵触する行為が認められたんだったら、フジテレビのHPで謝罪文と動画を上げる方がいい。インスタは個人のもので、フジテレビ公認のものじゃないやん」
女性アナ個人のインスタでの謝罪で済ませようとした、フジテレビ側にも問題があると述べる北野。
北野「花か青空か載せて。さわやかーなイメージで終わらすっていうのは。局として発表せんでいいのかね」
山内「普通にテレビに出てますもんね、そのアナウンサーの人たち」
こういったインスタでの謝罪について、「新しい形ちゃうかな」と松原タニシ。
似たような事件があると、「関連記事」として過去に起こった事件の記事が出るとしながら、「そうなった時に、文言をネット上に残してしまうことは、またぶりかえされる。これをうまいこと避けてるっていうのがおもしろい」と、インスタ謝罪の裏側を読み解きます。
お花でカモフラージュ
実際に女性アナたちのインスタを見た山内は、「パッと見、どこが謝罪文か写真だけじゃわからないようになってて」と指摘。
「お花をタップしたらまさかの謝罪で。『あっ、これが謝罪なんだ』って。カモフラージュされてるのがすごいなーと思いました」と、謝罪文が美しいものに隠されていたことに違和感を覚えた様子。
これも「新たな炎上防止対策」と納得の北野と松原。
しないと炎上するため、謝罪はしなければならない。「ここしかない」というちょうどいいところを試してみたのだろうという結論に達しました。
北野誠がちくり
「フジテレビのアナウンサーがステマやってて。個人のインスタで謝って終わりっていうのは、局としていかがなもんかとは思う」と、再度フジテレビの姿勢を問う北野。
「処罰の対象にならないっていうのもすごいな。『インスタで謝ったら終わりなんか。へー』っていうのが俺の率直な感想」と驚きを隠せません。
北野「炎上案件にしないために、これからこれが増えるっていうことですね」
松原タニシ「謝罪ってなんやねんっていう話になりますね」
最後に北野は「言っておきますけど、CBCもちゃんと謝罪してない案件多いけどね」と、ちくり。
特大ブーメランとなってしまった、女性アナ謝罪問題でした。
(minto)
北野誠のズバリ
この記事をで聴く
2021年06月15日13時17分~抜粋