3月11日放送の『北野誠のズバリ』では『日刊ゲンダイ』の「還暦男性の再婚は超年下女性がうまくいく」という記事について、北野誠が考察しました。
ニコラス・ケイジさん、吉田剛太郎さん、加藤茶さん。いずれも20~30歳年下の女性と再婚した男性です。
有名人はやっぱりすごいな……と思いきや、記事では、一般的にも男女ともに20歳を超える年齢差が意外にしっくりくると解説しています。
この記事に対する北野の結論はいかに。アラ還男性必見?です。
再婚男性に軍配!
還暦前後の男性は女性の苦労がわかるようになり、ワガママに付き合える余裕が出る。
また、苦労を重ねているからこそ、若い男性にはできない「女性への感謝を素直に表現できる」のもポイントなんだとか。
厚生労働省によると、初婚男性が7歳以上年下の初婚女性と結婚している割合は11%とレアケース。
対して、再婚男性が7歳以上年下の初婚女性と結婚している割合は、なんと44%にのぼります。
「周りの人に感謝しながら、前向きに人生を楽しみ、女性を認めるおおらかさ、そして清潔感があると女性との年の差は関係なくなるようです」
大橋麻美子がこう読み上げたところで、「もうねぇ」と呆れたような声を出す北野。
「『日刊ゲンダイ』って時々読んでるけどね。こんな"ヨタ記事"書いたらあかんわ」と、北野はおじさんたちにポッと生まれた夢と希望を早速打ち砕きます。
サラリーマンに希望を
「読者に40代以上のサラリーマンの方が多いということで、どうしても希望を抱かせるような"おじキュン"みたいなことを書く。この手の記事『日刊ゲンダイ』多いです。希望を抱かせてるんですよ」と断言する北野。
57歳のニコラス・ケイジさんは、26歳の日本人女優の芝田璃子さんと5度目の結婚。2人の年齢差は31歳です。
北野と同い年、62歳の吉田鋼太郎さんは、23歳年下の4人目となる妻との間に先日赤ちゃんが誕生しています。
64歳の俳優、加納竜さんは、6年前に32歳年下のダンサーと再婚。
78歳の加藤茶さん。奥さんは、なんと45歳年下です。
元プロサッカー選手の本並健治さんは57歳。妻で同じく元プロサッカー選手の丸山桂里奈さんとは20歳の年の差があります。
「身の回りの世話をしてほしい」が本音?
超年下の奥さんと再婚することは、芸能界的にいえば「よくあること」。
しかし、一般人ではどうでしょうか。
北野の考えは「一般の40歳前後の女性が65歳くらいの男性と知り合った時に、『結婚して5年で介護が始まるかもしれない』。そっちの方が頭がいけへんか」というもの。
これが現実だというのです。
「生命体として、吉田鋼太郎さんはエネルギーに満ち溢れてる。そのギラギラに若い女性がついていくのはわかる」と北野。
しかし、もうすぐ定年を迎える男性の発想は「誰か身の回りの世話をしてくれる人がいないかな」というものだろうと指摘します。
意外と細かかったら?
記事には「還暦前後の男性は女性を認めるおおらかさがある」とありましたが、「意外と細かいかもしれんよ」と北野。
「『お金ちょっと使いすぎちゃうか?』」と小うるさい還暦男性を演じる北野に、「うーダメダメ、やだやだ」とゾッとする大橋。
北野はこの記事について、50歳ぐらいのくたびれてきたサラリーマンが「そうか、まだ俺らも出るとこ出たらイケるのかも!」と張り切るための記事だと考察。
「ああいうのに騙されたらダメですよ。冷静になりましょう」と、希望を抱こうとするおじさんたちに頭を冷やすよう訴えかけます。
我々は我々で楽しくやっていけばいい
北野が思い出したのは、40歳のときにハタチの女性と結婚した友人。
「やめておけ! 話が合わない」と反対した北野に、「大丈夫大丈夫、ウチの嫁と俺とはラブラブやから!」と豪語していた友人でしたが……結局、1年もたなかったそうです。
友人いわく「話が合わんな」。案の定です。
それでは、北野の最終結論。
「あまりこの手の記事は鵜呑みにしないでおきましょ。我々は我々で楽しくやっていけばいいんですよ。やめておいた方がいいですよ。痛い目に合いますから、気を付けましょう」
同じ時代を生き抜いてきた同世代の男性たちに、真摯に呼びかけた北野でした。
(minto)
北野誠のズバリ
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2021年03月11日13時14分~抜粋