コインを入れてくるりと回すと、カプセルに入ったおもちゃがポトリ。
お目当ての商品が出るまでついつい何度もチャレンジしてしまうカプセルトイが、現在第4次ブームを迎えています。
3月10日放送の『北野誠のズバリ』では、実際にカプセルトイに挑戦した大橋麻美子が、その魅力について解説しました。
こどもの「初めてのギャンブル」
「東京の新橋の駅構内でも、OLやサラリーマンがズワー並んでて!」と、カプセルトイの人気を目の当たりにしたと話す北野誠。
カプセルトイは今や、こどものみならず大人の間でも大流行しています。
日本中で続々オープンしているカプセルトイ専門店。
2月23日には栄のオアシス21に「ガチャガチャの森」が誕生しました。
2019年の日本玩具協会の調べによると、カプセルトイの市場はここ10年で1.5倍、およそ400億円に伸びています。
全国にあるカプセルトイの機械は、およそ60万台。これはなんと、郵便ポストの3倍以上の数字です。
日本にカプセルトイが輸入されたのは、1965年。
10円を入れるとおもちゃが出てくる不思議な機械に、当時のこどもたちは興味津々。
「なかなか欲しいおもちゃが出てこない。もっともっとやりたい!」
カプセルトイはこどもたちにとって言わば初めてのギャンブルであり、夢の遊びでした。
おにぎりの“具”をリングに
カプセルトイの第1次ブームは「キン肉マン消しゴム(キン消し)」がヒットした1983年。
「小学校のとき、みんなで買いに行って。なかなか(お目当ての超人が)出ないんですよ」と、ドンピシャ世代の原武之弁護士。
続く第2次ブームは1995年。フルカラーの「ウルトラマンフィギュア」がブームの中心でした。
第3次ブームは、2013年頃。SNSでも話題となった「コップのフチ子さんシリーズ」は、2,000万個を売り上げる大ヒットとなりました。
そして去年から今年にかけて、カプセルトイの第4次ブームが到来中!
第3次ブームから女性ファンが増えたこともあり、アクセサリー入りのカプセルトイが人気を集めています。
大橋がチャレンジしたのは、「おにぎりん具」1回300円。
その名の通り、おにぎり型のケースの中にネギトロ、だし巻明太、角煮、野沢菜といった"具"のリングが入っているものです。
「一番出てほしくない野沢菜が出た。悔しいから今朝もう1回引こうと思って行ったら、もうなかったです」と嘆く大橋。
あっという間に売りきれてしまったおにぎりん具。その人気のほどがうかがえます。
圧巻!のたうつカナブン
今年登場したばかりのカプセルトイの中から、大橋が注目の商品を持参しました。
まずは「ダッシュ無用ピンポン」1回300円。
スタジオに鳴り響くピンポン音……
大橋「音が出る。それだけっちゃそれだけなんですけど」
北野「まあかわいいって言ったら、かわいいね」
実際のインターフォンの4分の1のサイズ。
マグネットタイプなので、冷蔵庫やデスクに貼ることもできます。
続いては、ネットで話題の「のたうつカナブン」1回300円。
ネジを回すと、実際の約2.5倍の大きさのカナブンが頭と手足、羽根をバタつかせます。
全5種類のうち「金のカナブン」をゲットし、大満足の大橋。
開発した「タカラトミーアーツ」は、「のたうつ姿はまさに圧巻! 夏、コンビニの前でのたうつカナブンの姿にウワッ!と思ったから作りました」とコメントしているんだとか。
おじさんの胸を打つトイは?
2月26日に発売されたばかりの癒しカプセルトイは、「アニマルメロディーカー」1回300円。
小さい頃、百貨店の屋上で誰もが乗ったことがあるであろう、動物のぬいぐるみのバッテリーカーの小型版です。
ラインナップは、クマさんカー、パンダさんカー、トラさんカーなど数種類。
「これ一番いいですね!」「一番ええんちゃう? かわいらしい」と絶賛する原弁護士と北野。
おじさんの心を打つ何かが、このアニマルメロディーカーにはあるようです。
200~500円のちょっと贅沢な遊びで、こども心を取り戻す癒しのひとときになるカプセルトイ。
今後また、アッと驚く商品が発売されるかもしれません。
(minto)
北野誠のズバリ
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2021年03月10日14時37分~抜粋