誰にでも直したいところがひとつはあるものです。
5月1日放送の『北野誠のズバリ』では、これをテーマにパーソナリティの北野誠とアシスタントの松岡亜矢子、ミュージシャンの河原崎辰也が冒頭からトークを展開しました。
河原崎の直したいところは「貧乏ゆすり」。
これに北野が「オレも!」と同調。まわりを見ても「貧乏ゆすり」が直らない芸人たちは多いそうです。
一方で「貧乏ゆすりはいいものだ」という意見も出てきて、結論はなんと医者に尋ねることに。
果たして、貧乏ゆすりは直さないといけないものなのでしょうか?
実は北野も…
クルマの運転中も、打ち合わせ中も、気づかぬうちに貧乏ゆすりをしてしまうという河原崎辰也。
松岡はそれに気づいていたものの、「ミュージシャンだからずっとリズムを取っていると思っていた」そう。
貧乏ゆすりに北野も同調します。「オレもたまに貧乏ゆすりするな」。河原崎はだいだい右足でやっていると言うと「オレも右足や」と、ここも一緒。
貧乏ゆすりも利き足があるのでしょうか。
北野「貧乏ゆすりはふくらはぎを鍛えるのにいいらしい」
河原崎「科学的には"貧乏ゆすりOK説"がある」
直したいと言いつつ、直さなくていい理由を探しているようにも見えますが…。
芸人、ミュージシャンの共通点?
北野は、じっとしているのが苦手で、小学校のときの備考欄に「落ち着きのない子」と書かれていました。
これは河原崎も同じで、貧乏ゆすりをする人には共通点があるようです。
北野「会議とかで座っていると貧乏ゆすりしてるな。もともと座ってじっとしているのが向いてないタイプ」
河原崎「何か動いていた方が自分の中が活性化されていろいろアイデアも浮かぶ」
北野「これはひょっとしたら表現するやつの共通項とちがう?」
河原崎「ステージとかライブとか作品作ったりする人の共通項なのか」、と共感します。
北野「お笑い芸人も楽屋で集まっていてもみんな結構動いてるよね。指のリアクションも大きいし、手を叩いたり、机を指でトントンしている人もいるし。足の人もいれば手の人もいるし、肩を動かしてる人もいる」
「妖怪水滴取り魔」が出る
実は北野には他にも直したい癖があるそうです。
北野「イスに座っていても胡坐かきたいタイプなんや。オレ、しょっちゅう胡坐かいて小刻みに右ひざを動かしている」
河原崎「確かに飲んでる時はそうだね。で、気づいた時にコップの水滴を拭いている」
北野は酔っぱらうと、小刻みにひざをふるわせながら、テーブルを拭いて、みんなのグラスの水滴を取りはじめるそう。
北野「まわりから見たら、すごい"気にしい"やなと思われていると思う。ホンマ直したい。
でもあれはオレの習い性みたいなもの」
北野が「妖怪水滴取り魔」になると、いい感じで酔ってきた証拠のようです。
名前が悪い!
北野「オレ、それ直したいわ。貧乏くさいから。どっかに貧乏ゆすり矯正マシン、ないかな。だいたい『貧乏ゆすり』という言い方がもうあかん」
河原崎「別の言い方がないかを調べても『貧乏ゆすり』しか出てこない。貧乏な上にゆすってる」
北野「一番哀しい名前や。誰がつけたんや?統計的にあれやるやつは貧乏なんか!いう感じやろ」
河原崎「でも統計とったらそうだったのかもしれない」
北野「そうなんかもしれん…」
なんだか、哀しい話になってきました。
リスナーの反応
貧乏ゆすりについてリスナーからリアクションが届きました。
「以前、ラジオで『血行がよくなり健康にいい』と言われていました」(Aさん)
「テレビで知りました。『貧乏ゆすりは血管神経系の疾患の方に最強』だそうです」(Bさん)
「よかったら吉田たかよし先生に聞いてみてはいかがでしょうか?」(Cさん)
もし本当に貧乏ゆすりがいいものならば、その名前の付け方が悪い、となります。
北野はもう「新しい名前を考えたらええのとちがう?『金貯まるゆすり』だったら違う。ネガティブな名前だからよくないと思う」と提案します。
吉田先生の答え
結局番組の「中高年よろず相談室」でおなじみの、心療内科本郷赤門前クリニック院長で医学博士の吉田たかよし先生に尋ねることになりました。
「貧乏ゆすりは身体にいいのか?」
吉田「これはいいんですよ。ゆすることによって癒しホルモン"セロトニン"の量が増えます。
貧乏ゆすりはストレスでセロトニンが枯渇してくるのを、人体が無意識のうちにカバーしているんです。貧乏ゆすりは自分のためにやった方がいいです」
吉田先生からお墨付きがでました。直さなくていい!と思ったら…。
「ただ周りの人はその分、ストレスが高くなる、セロトニンが減るというデータも出ています。だから自分ひとりでやった方がいいですね」
この逆転にスタジオは爆笑。
「貧乏ゆすりはひとりでやれ」
やっぱり直さんといかんのかい!との嘆きが聞こえてきそうです。
(みず)
CBC
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2020年05月01日13時06分~抜粋