世の中、在宅勤務や自宅待機が続いて、家の中で夫婦でぎすぎすしはじめた方も多いようです。3月26日放送の『北野誠のズバリ』では、北野誠と木曜アシスタントの氏田朋子が、冒頭から「夫婦が長くうまく生きていく秘密」について話します。
夫が退職後、ずっと家にいるので、妻がストレスを感じて体調不良になる“夫原病”なるものもあるそうです。果たして、ストレスをあまり感じないでうまくいく方法はあるのでしょうか。
干渉しない生活とは
北野は40歳くらいの頃、テレビ局のロケで「夫婦が長くうまく生きていく秘密は何ですか?」と、60歳、70歳の何組もの方に聞いたそうです。
その時多かった答えが「週に2日3日、会うのがベスト。それ以上はお互いのことを干渉しない」だったそうです。
氏田は「干渉しないの大事」と強く同意。
例えば奥さんが「旅行行ってくるわ」と言っても、ダンナは「誰と行くの?」とは聞かない。「いつ行くの?どこ行くの?」「ハワイ」「へー」で終わり。
男同士で「友達とちょっと温泉行ってくる」にも、奥さんは「誰と行くの?」と聞かない。
今さら、やましいことあっても特に気にならないという境地なのでしょうか?
40歳くらいではまだお互い気になりそうですが、60歳、70歳ならできそうです。
一緒にいるとストレス?
話を聞いた60代、70代の方には、お父さんがちょっとしたトレイラーハウスに住んでて、自分で畑を作ったり、そこに3日に1回くらい、洗濯物を取りに来る奥さんがいて、たまにしゃべるとかいう生活をしている夫婦も。
それが意外とうまくいっているそうです。
どちらかが病気したら寄り添わなければいけないけど、これでできるところまでいった方がいい。
そのとき奥さんが言ったのは「でもなー、病気せんために、いま別々に住んでるねん」とのこと。裏を返せば、一緒に住んでいたらストレスがたまり病気になってしまうということです。
「20年前にロケの時、お母さんが言っていたのは真実やなと」と、北野は言います。
夫婦だからこそ、適度な距離感が必要なのでしょう。
在宅勤務のつらさ…
最近の"夫婦の距離感"はどうなっているのでしょうか?
氏田「どうですか?みんな家にいて、今ストレスは…」
北野「今はストレスフル、フルスロットルやろ」
新型コロナウイルスの影響で、今週はリスナーからずっと在宅のつらさのメールが届いています。しかし、その上をいく方も…。
「そんなんよろしいわ、うちなんか自営業で家で夫婦共働きやってまんねんでー」
北野も「夫婦で働かれてる方は、ホント立派やと思いますわ」と感服します。
怒りのキューシート
「なんかよくわからない怒りみたいなんが、ちょっとしたきっかけで起きますから」と北野。
「ボックスがあって、使い終わったキューシート(番組進行表)をそこに入れるという作業をします。誰とは言わんけど、佐藤実絵子さんは雑に入れます。
このボックスにきれいに納まっていると、僕は気持ちがいい。実絵子ちゃんは入るか、入らんかという感じ。僕が30分に1回くらいまとめるねん。
そして、一番しっかりしているような阿部優貴子、めっちゃ雑や」
フリーアナウンサーの阿部優貴子さんもかつて『北野誠のズバリ』のアシスタントを担当していました。
氏田はキチンとする派で「なんできれいに入れへんのと思う」そう。
北野「阿部ちゃんと俺がもし夫婦で共同作業やったら、『お前、前から言おう思っといたんやけど』と絶対言うわ」
人はそれぞれですが、気になり始めると止められない。そして、いつか怒りに変わる。
それが夫婦なら怒りの種はそこら中にあります。
一週間に2、3日会う。そのくらいの適度な距離感をもって暮らすのは確かに理想かもしれません。
(みず)
CBC
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2020年03月26日13時05分~抜粋