飲み会の幹事をしていて一番困るのは、「行けたら行く」と回答する人。
当日になって急に現れて、幹事に「席がない」と文句を言ったり、頭数に入れていたのに来なかった場合はキャンセル料がかかったりする場合もあります。
このどっちつかずの「行けたら行く」という返事は、日本人特有の「断るのが苦手な国民性」の表れなのかもしれません。
しかし関西在住の方の中には、「こちらでは『行けたら行く』は欠席の意味です。本当に来たらビックリします」という意見もあるそうです。
2月25日放送の『北野誠のズバリ』では、『マネーポストWEB』の記事から、この「行けたら行く」という曖昧な言葉を取り上げました。
「休む勇気を持て!」
「まぁー大阪人は『行けたら行く』ってことは欠席やなって、即座に思いますね」と、大阪人の北野誠。
とはいえ、50歳の頃のプチ同窓会で「行けたら行く」と言っていた友人が急に現れ、その場の空気が「えっ、マジかお前…」になったと振り返ります。
「せめてお前、来るんやったら前の日に言えよ。大人として人間的にできてない。休む勇気を持て!」と、はっきりきっぱり伝えたという北野。
一方、「名古屋は『行けたら行く』は使うと思いますよ、普通に。ただイコール欠席ではないと思います」というのは愛知県出身の佐藤実絵子。
予約が要る時は言わない
「大阪人は欠席ですね。9割ぐらいは欠席の烙印が押されてますから」という北野に、「欠席なんだけど、ホンマに行けるようになった時の保険として言わないですか?」と松原タニシ。
「行けたら行くわ」と伝えておいて、本当に行ける時は前日などに連絡をするというのです。
そういうパターンもあるにせよ、「考えてみたら、幹事がかわいそうなんですよ」と北野。
以前幹事を務めた時に、「行けたら行くと言ってる西野君に聞きますが。明日ですよ、どうします?」と尋ねたことがあるといいます。
結局「人数の予約が要る時は、言わないのがマナーかな」と佐藤。
厳密な人数の確認を必要としない家飲みであれば構わないものの、そうでない場合は失礼な答えになってしまいます。
飲み会など、お店側に人数をきっちりと知らせる必要があるシチュエーションでは、「行けたら行く」という言葉は使うべきではないという結論に達しました。
誘われない人間になる
しかし、日本人には無下に断るのをよしとしない国民性があります。
誘われた時に「その日無理!」と返すのが苦手な人が、行けないことがわかっているのに、「行けたら行く」を便利な言葉として使っている可能性もあるのです。
とはいえ、この「行けたら行く」を繰り返し使うことで、「だんだん誘われなくなるのは間違いないですよ」と断言する北野。
「『行けたら行く』を3回ぐらい繰り返したら、もう誘わんとこって。『なんで誘わへんねん』って言うてきたりするんだけど、もう面倒くさいやん」
曖昧な答えを続けることで、どんどん誘われない人間になってしまうと警告します。
「断る勇気を!」
北野「基本的に関西の方は、ほぼほぼ来ないと思ってるんです。みんな。最後まで『行けたら行く』を期待しているのは、関東の方」
佐藤「そうですねぇ。終わりがけに来るとかね。そういう時に結構使われがちかな」
「終わりがけに来る」という人にも問題があり、「金どうすんのって話。それがまた難しいところ」と北野。
北野「このラジオをお聴きの皆さんは、極力『行けたら行く』は使わないようにして」
佐藤「断る勇気を!」
人数確認が必要な場所では「行けたら行く」を使わないようにしましょう、と結論を出した3人でした。
(minto)
北野誠のズバリ
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2020年02月25日13時26分~抜粋