人気が出てきたものに「ブーム」というレッテルが貼られると、いつか終わってしまいます。
平成から令和にかけて人気が上がり続けたタピオカは、果たしてブームで終わってしまうのか、それとも日本に定着するのでしょうか?
1月28日放送『北野誠のズバリ』では、「タピオカは冬を越せない。続々閉店で夏の行列が嘘のよう…」という『週刊SPA!』(扶桑社)の記事について、パーソナリティーの北野誠と元SKE48の佐藤実絵子、事故物件住みます芸人・松原タニシの3人が掘り下げました。
名古屋のタピオカ事情は?
この記事によりますと、昨年続々と誕生していたタピオカドリンクのお店が、冷たいドリンクの売り上げが落ちる秋冬に大苦戦。
今年生き残ることはできるのかどうか、とまとめています。
ここで佐藤が、自分で調べたタピオカの現状について語りました。
まず佐藤は、「おいしくない店は絶対ダメです」と断言。
味よりもインスタ映え優先でメニューを作っているところは、結局長続きしないようです。
ただ、おいしくても、勢いが落ち着いているお店もあるようです。
佐藤「おいしい店でも、例えば栄エリアのオアシス21にある『ゴンチャ』とかは今でも結構並んでます。ただ、私的にはすごくおいしいと思うお店ではほとんど並んでなくて」
人が並ぶ店と並ばない店の違いは、いったいどこにあるのでしょうか?
佐藤「『ゴンチャ』は、例えば冬だったらホットタピオカとか、結構頻繁に新しいメニューを導入してるスタイル。やっぱそういうのが要るのかなと思いますが」
『ゴンチャ』はタピオカ以外にも、さまざまな種類の台湾ティーが楽しめるお店ですので、次は違う種類のものを飲もうというリピーターが多いのかもしれません。
一方で、ブームの元となった台湾はもちろんのこと、タイなどの国では今もブームは続いています。
これらの国では年中暖かい気候である一方で、日本はいくら暖冬とはいえ、冬は寒い状態。
さらに、タイは甘い物が好きなお国柄ですので、このあたりが日本と異なる事情のようです。
ではなぜ、昨年はここまでタピオカ屋さんが急増したのでしょうか?
その理由として、『週刊SPA!』の記事では、「特殊な設備などが不要でコストが比較的かからないことと、飲食店の割には油汚れも出ず、火災の恐れも低いため、大家さんも貸しやすく、開業のハードルが低いため」と解説しています。
ブームが去って淘汰され、おいしいお店だけ残ればまだ良いのですが、「ブームが終わった」と言われると、お店が全くなくなってしまうという危険もあります。
北野は最後に、「タピオカが日本にある程度、定着することは定着するんやと思うんですよ。ある一定層、飲みたいという人は結構多いのでね。
実絵子ちゃんみたいに飲みたいっていう人がいたら、ちっちゃくやっとけば、拡大さえしなければ、残るんじゃないかと思いますけどね。そんなに人件費がかかる商売じゃないので」とまとめました。
(岡本)
北野誠のズバリ
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2020年01月28日13時14分~抜粋