北野誠のズバリ

「凶」を引いた人必読!おみくじにまつわるアレコレ

お正月といえば初詣。初詣といえばおみくじがつきもの。
しかし、うっかり「凶」を引いてしまい、「新年早々縁起が悪い」とお嘆きの方もいるのではないでしょうか。

1月7日放送の『北野誠のズバリ』では、去年から引いた通算5本のおみくじのうちの4本が「凶」だった佐藤実絵子が、知っているようで知らない「おみくじの謎」について解説しました。

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5本中4本が「凶」

おみくじについて語る時に、しばしば議論の的となるのは「吉」の位置。

良い方から順番に「小吉、吉、末吉」のパターンと、「大吉、吉、中吉」の2つのパターンがありますが、日本全国の神社をまとめている神社本庁によると、「大吉、吉、中吉」の順番が正しいとされています。

半吉、平、平吉中など、おみくじの種類が最大14にも分かれている神社もありますが、気になる場合はおみくじを引いた神社に聞いてみるとよいでしょう。

佐藤が今年引いたおみくじは、去年に引き続き「凶」。

「もうぼちぼち別れるころかな」と不吉なことをのたまう北野誠をサラっと流し、佐藤は「去年からカウントして、5本中4本が凶なんです。すごくないですか!もうね、凶を引いても驚かなくなった!」と開き直ります。

「ウチは凶はいりません」

占いの世界で凶は「これより下がない状態」のこと。

つまり、「ここから必ず上がっていくから、むしろ良い」という意味にも取れるのです。

おみくじには吉凶悔吝(きっきょうかいりん)という易経の考えがベースにありますが、これは「吉が出たからといっておごっていると凶になる。凶が出たことで己を見直せば吉になる」という解釈で、凶が必ずしも悪いというわけではないのです。

先日の『チャント!』(CBCテレビ)で、おみくじを製造している業者を取り上げていましたが、神社によっては「ウチは凶はいりません」とオーダーをしているところもあるんだとか。

とはいえ、「大須観音には凶ありましたよ、引きましたから私」と佐藤。

おみくじの上書き

凶を引いてしまった後にもう1回おみくじを引いて結果を上書きしようとする人がいますが、実はおみくじの上書きは「できます」。

おみくじを一日に2回引いてはいけないという決まりはなく、おみくじの有効期限は「願いが成就した時」と、「次のおみくじを引いた時」。

つまり、最後に引いたおみくじが有効となるということです。

「リセマラや!ガチャと一緒や!大吉出るまで引いたらいいんじゃないですか」とゲームに重ね合わせて提案をする松原。

おみくじを引く場合は、仕事運や結婚運など、明確に聞くことを決めてから引くことが大切だということです。

「凶」のおみくじを、すぐさま神社に結んできたという佐藤。

神社本庁によると、おみくじを神社境内の木の枝に結ぶという習わしもあるものの、持ち帰っても特に問題はないとのこと。

おみくじに書いてあることを日々の生活に役立てることが本来の目的であるため、財布や鞄に入れて常に持ち歩く方がオススメなんだとか。

家に置いておく場合は神棚に置くのが良いそうです。

「その女と別れろ。」

最後に佐藤が、東海地方の「おもしろみくじ」を紹介します。

清須市にある日吉神社では、現代美術アーティストのイチハラヒロコさんとコラボした「恋みくじ」が話題。

このおみくじには「吉凶」ではなく「その女と別れろ。」「いつでもどこでも誰とでも。」などの格言が書かれていて、全国から人が集まるほどの人気を集めています。

もう1つは、三重県四日市市の海山道(みやまど)神社。

狐の嫁入りの神事で有名なこの神社のおみくじは、「おみくじたまご」。

玉子の殻をコンコンと割ると、中からおみくじが出てくるというユニークなおみくじです。

「大吉」でもおごらず、「凶」でも落ち込まず。
おみくじは結果よりも、自らの気の持ちようが大切であるようです。

どうしても「凶」の結果が気になる方は、「大吉」が出るまで引き続けて上書きをするのが良いかもしれません。
(minto)
北野誠のズバリ
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2020年01月07日14時41分~抜粋

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