建物だけで4,000万円!
2019年10月10日放送で取りあげたお悩みは、次のとおりです。
「結婚して7年、妻のおばの土地で一軒家を買うことになり、Aさんは平屋建て2DK、1,500万円ぐらいで十分と思っていたのですが、妻は4,000万円ぐらいの家を提示。
ハウスメーカーとの話もAさん抜きで進めているのですが、なんとか妻の暴走を止められないでしょうか」
土地代は払わなくて済むので、家そのものにお金をかけたいという気持ちはわからないではないですし、住宅展示場で良い材質のものや設備を見ると、テンションとともに金額も上がっていきますが、土地抜きで4,000万円の家はかなり高額と言えます。
このお悩みに対し、北野は「将来、いろいろとお金がかかるから、ファイナンシャル・プランナーを(家の打ち合わせの場に)連れて行け。
また、そもそも(Aさんにとっては)赤の他人であるおばと一緒に住むのは大変だ」とアドバイス。
Aさんはその後、北野のアドバイスどおりにファイナンシャル・プランナーを探して、今後の生活設計に必要なお金の計算をしてもらい、あらためて奥さんに数字を提示したところ、それ以来、家の話はパッタリ出なくなったそうです。
悩み解決も少し痛み分け?
これでAさんのお悩みは無事解決と言いたいところですが、ちょっとした代償もあったようです。
Aさん「ただ、家を建てることよりも、将来への不安の方が大きくなったみたいで、僕もお小遣い制に変わりました…」
莫大な支出が抑えられた代わりに、Aさんも少し痛みを負ってしまいました。
ただ、家の話が再びいつ出てくるかもわかりません。
Aさん「再燃するのが怖いので、僕もその話には触れられないでいるんですけど、お互いにそういう空気になってます」
今はいったん保留といったところでしょうか。
しかし、将来おばと一緒に住むのかどうかという課題は残っています。
Aさん「家を建てたり、おばの面倒を見ることに関しては大丈夫なんですけど、あんまり無茶苦茶な計画になるのはちょっと…」
北野「駐車場に4台とめられるとか、来客間も含めて6SLDKとか」
Aさん「以前の感じだと、仕事から帰ってきたら、家が建ってそうな勢いだったんで」
家に関してはあらためて仕切り直しとなりそうですが、北野はさらに「家は建てて終わりではなく、その後の維持費や補修費などもかかるものなので、やみくもに凝らない方が良い」とアドバイスしました。
(岡本)